黒衣の情人 22
「まだ今夜はお仕置きしかしてないはずなのに、これはなんだ。祥子。」くちゅ・・・ 小さな水音がしたのです。
長谷川さんの指の下で、大きくなった真珠の上をランジェリーが滑るのです。
「はぁあ・・・ぁ・だ・・めぇぇ・・」
思わず引いてしまった腰も、寄り強くもっとも敏感な部分に彼の指を埋め込むだけにしかならなかったのです。
「たったこれだけのぬめりで祥子のフェロモンがこんなに漂う。ふっ、勃ってしまいそうだよ。」
「い・ゃ・ぁぁぁ・・・」
眼の前に差し出された指は、白濁した蜂蜜に浸したばかりのようにねっとりと・・・女の香りを纏い付けていたのです。
あまりの恥ずかしさに顔を背けてしまいました。
「いつこんなに濡らしたんだ、祥子。ストリップをしながらか?それともフェラチオでか?まさかあんなに酷く鞭打たれながら、感じていたわけじゃないだろうね。」
「ち・が・ぅ・・・」
「縄で縛り上げられてお仕置きで感じるとは、もうすっかり恥ずかしいMだな、祥子は。」
「ちがう・のぉ・・」
「こんなに濡らしてどこが違うと言うんだ、祥子。」
「あぁ・・ぁぁぁ・・・」
指先のぬめりを拭う様に、左右の鴇色の先端に長谷川さんは指を這わせるのです。
「キス・・・ごしゅじんさ・ま・のキスで。」
「ほう、たった一回のキスでこんなにするのか。鞭でも縄でも潤みが消えないほど。」
「・・・はい。」
Gカップの先端から漂う女の匂いは、わたくしを幻惑いたしました。あり得ない羞恥に答えが一瞬遅れたのです。
「嘘はいけないね、祥子。またお仕置きをしなくちゃならない。」
ぐいっ・・・ 長谷川さんはわたくしの麻縄で括られた腕を掴むと、強く引いたのです。
連れてゆかれたのは同じフロアで少し離れたところでした。
柱の前にぴったりと添う様に置かれていたのは、施工用の踏み台でした。片側だけに2つステップのあるその一番上にわたくしを座らせると、長谷川さんはもう一本の麻縄で柱に上半身をくくりつけました。
「あっ・・・だめ・・・」
巾は40cmほどもあるでしょうか。動けなくなったわたくしのぴったりと付けられた膝を長谷川さんは割り、それぞれ左右の踏み台の側柱に今度は黒の綿縄でくくりつけたのです。膝で一旦止められた縄は足首へ。あまり高さのない踏み台は、わたくしの脚を左右に想像以上に大きく割り開かせたのです。
「おねがい・・ほどいて。暴れたりしません。おねがい。はずかしいの。」
ランジェリーを付けているとは言え、今夜のパンティはTバックでした。すっと立っている限りには、前からも後ろからも・・・いえ、後ろは白いヒップがまるでなにも身に着けていない様に露にはなっておりましたが・・・そのランジェリーの持つ美しいフォルムだけを楽しんでいただけるものでした。
でも、浅く腰を下ろした状態で思い切り両膝を左右に割り開かれてしまったのです。
フロントからバックへかけて極端に細くなってゆくクロッチ部分は・・・わたくしの漆黒の茂みが載った丘を・・・その奥の花びらを・・・中途半端に覆い隠し・ほとんどを淫らにその場で晒す役にしか立っておりませんでした。
- こんにちは。
-
今日も穏やかな天気でした。
さて、M字開脚は女性にとって屈辱羞恥の姿ですね。
意地悪なSには、とっても虐め甲斐のある格好です。(笑)
沈黙の視姦、言葉責め、指で悪戯、玩具で悪戯、そのまんま放置等、色々思いつきます。
長谷川さんはどう責めるのでしょうかねぇ?
淫らな言葉を吐き出させるのが大好物の私は言葉責めで羞恥のベールを一枚づつ剥がしたいですね。
(許して・・堪忍して・・)の哀願も興奮はしますがまだSの血を騒がすだけ。
(厭らしい・・0000・・下さい)と叫ばせる事が出来れば解放出来た満足感で嬉しいですね。
祥子さんいつも勝手な個人意見述べてご迷惑かけてませんか?
安全第一だけは外せませんがSMは奥深い無限の楽しみがある魅力的な世界ですね。 ・・縄指導・・
2007/01/25 17:35| URL | 縄指導 [Edit] - 縄指導様
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いえいえ、いつも貴重なご意見ありがとうございます。
それぞれに嗜好の巾の広いこの世界だからこそ、きちんと筋の通っていらっしゃる縄指導様のような方のご意見はとても嬉しいです。
先日、たまたま縄指導様はいらしてなかったのですが、こちらにお越しの皆様で<縄の安全性>についての会話も盛上がっていたんですよ♪
括られて・強制的に開脚させられるのは、本当に恥ずかしいものですね。
こういった姿でもM字と言うのでしょうか・・・。
こんな姿にわたくしをして・・どんな責めをなさるのか、まだ想像もつきませんが。
このドキドキしているわたくしの側に、どうぞいてくださいませ。
縄指導様のコメント、本当に心待ちにしています♪
2007/01/25 20:00| URL | 祥子 [Edit] -
じわじわと恥辱に染まるM字開脚。
相手の自由を奪ったからといって、思いやりがなければ
ただの乱暴でしかない。
信頼があればこそのSM。技量があればこそのSM。
2007/01/25 21:41| URL | eromania [Edit] - eromania様
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自由を簡単に奪わせるのは、信じているからこそ。
どんどんとヒートアップしてゆくSとMの行為は、eromania様のお好みとはちょっと違っているのかもしれませんね。
でも、どうかハードになってゆく責めの中の、長谷川さんの愛の形を探してみてください。
2007/01/26 00:18| URL | 祥子 [Edit] - はじめまして~
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ビビといいますm(u_u)m
一連のお話し、すごく感じました
これからもo(^-^)o ワクワク
長谷川さんの言葉責め、(≧∀≦)/イイ!!
僕の彼女はMなので勉強させていただきま~す
(情けない^^;;)
トラックバックさせていただきましたけど
お許しください
2007/01/26 00:27| URL | ビビ [Edit] - ビビ様
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はじめまして、ようこそお越しくださいました、
<淑やかな彩>の物語がお気に召していただけて本当によかったです。
こちらにはSな男性のストーリーが長谷川さんだけでなく沢山あります。宜しければ他のストーリーもどうぞお楽しみください。
旧作の紹介やキャラクター設定は<閑話休題/作品紹介>にあります。ご参考になさってください。
それと、ビビ様申し訳ございませんでした。
いただいたトラックバックを操作を誤って削除してしまいました。もし宜しければ、改めてトラックバックしていただければと思います。
これからも、どうぞお時間の許す限りお越しくださいませ。お待ちしております。
2007/01/26 07:17| URL | 祥子 [Edit]
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