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ジューン・ブライド 33

「全部飲み込んだよ。ねえさんの身体・・すごい。」
「あぁぁっ・・・」
森本さんは塊を確かめるように一旦身を引くと、また奥まで・・・一気に全てを飲み込ませたのです。
「最高だよ、ねえさん。全部包み込んで、こんなにしめつけて。」
森本さんはゆっくりと大きな動きでわたくしの内部を抉りはじめたのです。
「すごいのぉぉ・・・・」
「僕のは大きすぎるって女の子に嫌われることもあったんだ。全部収められないコも何人もいた。」
パァン・・・ 森本さんの手のひらが、立ったままで貫かれるわたくしの白いヒップに赤い痕を付けたのです。
「はぁうっ・・・」
突然の痛みに・・わたくしはきゅぅっと・・・塊への締め付けを強めてしまいます。
「はは 痛みにこんなに反応するなんて、ねえさん良すぎるよ。」
わたくしの頬は日差しでわずかに温められた窓ガラスに押し付けられていました。

「あぁぁん・・・やぁ」
「ん・・いやらしい声だね、ねえさんの喘ぎ声。脳味噌が沸騰しそうになる。もっと聞かせて。」
彼の腰が突然抽送のスピードを上げたのです。
「ぁぁぁ・・・ぁあああん・・だめぇぇ・・・ゆるしぃ・・てぇぇぇぇ」
「奥がひくひくしてるよ。ねえさん。」
「やぁぁぁ・・・いぃぃぃ・・・いいのぉぉぉ・・・まぁくぅぅん・・・」
「ねえさん ああ ねえさん締め付けてるよ いい」
ねえさんと繰り返す森本さんの声は・・・わたくしに血のつながった弟の名前を口にさせたのです。森本さんと同じ・・・実の弟の名前。
日頃交わされる姉弟の呼び名が・・・本当に実の弟と交わってでもいるような・・・禁忌のエクスタシーを呼び起したのです。
「そんなにしたら逝っちゃいそうだよ、ねえさん」
言葉ではそう言いながらも・・・わたくしへの責めの手を緩めてはくれません。
「あぁぁぁ・・・いってぇぇぇ・・まぁ・くん・・んん・・いっちゃぅぅぅ」
森本さんの声に蕩けていたわたくしの・・・堅く閉じた瞼の内に・・淫楽がたえまなく閃いておりました。視覚を除いた全ての感覚がわたくしを思う様に翻弄していたのです。

「ねえさん サーファーが僕たちをみてるよ」
「あああああぁぁぁっ・・だめぇぇ・・・いくぅぅ・・・ぅぅ・・・」
忘れかけていた・・・窓外の視線を感じた時・・・わたくしは一気に絶頂を極めてしまったのです。白く霞む視界の中で、たしかに物陰からこちらをみるいくつかの眼からは、絡み付くような視線が・・・わたくしへと注がれていたのですから。
「うっ・・・いくっ」
淫らすぎる行為に収縮を止める事のないわたくしの胎内に・・・森本さんは熱い迸りを容赦なく浴びせかけたのです。
 
「はぁぁぁっ・・・」
塊を抜き去られたわたくしは・・・窓ガラスに火照った乳房をおしつけるようにして・・・その場に崩れ落ちてしまったのです。
「大丈夫? ねえさん」
森本さんが、わたくしの手をとると優しく抱き起こしてくれたのです。
それから彼が落としたスリップの肩紐を・・・その場から動けなくなっているサーファー達に見せつける様に・・・直してくれたのです。
「シャワー浴びてくる?」
わたくしは、力なく・・・無言で頷きました。
「ごめん。ねえさんのTバック台無しにしちゃったよ。」
ランジェリーを身に着けたままの行為は・・・わたくしの下着を・・・彼の白液にまみれさせていたのです。
「いいわ・・・だいじょうぶ よ」
「あとで僕がねえさんに似合うパンティをプレゼントしてあげるね。」
窓辺に立ったまま熱い吐息と共に耳元で恥ずかしい言葉を囁くと、ソファーに残されていたわたくしのバスローブを取り上げて、バルスームまでついてきてくれました。

「お昼寝はなにも身につけないねえさんを抱きしめたいから、そのスリップは脱いできてね。それにお買い物は夕食が終わってからだよ。ディナーは僕が一緒だから、パンティなしでいくんだよ。いいね、ねえさん。」
「だめよ・・・そんなこと・・・」
森本さんはわたくしの言葉を全て聞くことなしに浴室のドアを閉めたのです。
今夜は・・・淫らな禁忌を犯す姉弟として・・・これからの時間を森本さんと過ごさねばならないようです。
 
 
祥子からの手紙ー12
 
トモくんと鴬谷のラブホテルを出たのは、まだ夜も明けきらぬ午前5時でした。
1月の早朝の冷気は、ミンクのコートを通しても肌を粟立てるほどに凍てついておりました。
駅前のタクシー乗り場には数台のタクシーが、窓ガラスを白く曇らせて停まっていたのです。
「それじゃね。楽しかったわ。」
わたくしはトモくんの冷たい頬に最後のキスをしたのです。
「祥子さん、送って行くよ。」
「いいわ。ここで失礼します。トモくん・・・幸せになってね。」
彼の頬に左手の揃えた指先だけで触れると・・・わたくしは1人、タクシーに乗り込んだのです。
「おねがいします。」
走り出したタクシーに、トモくんはいつまでも手を振っていてくれました。
 


 
明日の朝。
森本さんが目覚める前に、トモくんのNo.とアドレスを着信拒否に・・・携帯のメモリーからも削除しようと思います。
トモくんの幸せを願って。 コメント
そろそろ・・・紫陽花の鮮やかな色が変わってしまいそうな時期に
丁度この物語を終えることができました。
いままでのお話と少し違うストーリー展開、お楽しみいただけましたでしょうか。
明日から・・・いいえ今夜からはテンプレートも夏向きに衣替えして
閑話休題をこの連休中3or4話連載でおおくりいたします。
そして、いよいよその後は<桜陰 hanakage>を集中連載する予定です。
夏の<淑やかな彩>も、どうぞお楽しみに♪

2006/07/14 14:40| URL | 祥子  [Edit]
 キャー ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃 キャー
ダメです!祥子さん、そんな姿を
通りすがりの誰かに見せちゃうなんて!
美貴さんに怒られますよ!

トモ君、ちゃんと、祥子さんのこと踏ん切りつけて
幸せになれるかなぁ・・・。
あまりに美しく妖しい祥子さんだから、とっても・・・危ない。
閑話休題も、楽しみにしています。

2006/07/14 16:15| URL | さやか  [Edit]
二人の削除と共に・・・新たなる名前が新規登録される・・・男を狂わす魔性の身体。
一度、そう言う女に出会ってみたいものだ・・・

2006/07/14 16:21| URL | 青龍  [Edit]
さやか様
わたくしだって・・・見せたくないんです。
どうして男の方ってこんなふうになさりたがるのでしょうね。
トモくんには幸せになってほしいです。ほんとうに・・・。
さやか様も一緒にお祈りしてください。お願いします。

青龍様
魔性などではありませんわ。
ただ・・・ふつうに・・そこに居るだけですの。
そしてそっと隣に居る男性に寄り添うだけ。
青龍様もそう言う方にお逢いになった事くらいございますでしょう。

2006/07/14 19:28| URL | 祥子  [Edit]
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