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花のドレス

頬を撫でる空気が冷たくなり始めた頃
菊花展へのお誘いをいただいた

伝統的な厚物・管物
見事に仕立てられた千輪菊、懸崖…

その先に広いリビングルームのように
設えられた部屋が一つ

201911032514.jpg

「ウエディングドレスかしら」
小さな洋花の菊がスカートに敷き詰められた
ウエディングドレスが
花嫁を待つように広間の奥に置かれていた
手にはスプレーマムのブーケ

「これはいいね
 祥子さんに似合いそうだ」
「わたくしにはもうちょっと
 それにリアルに着たら一歩も動けなくなりそう」
「それがいいのだけど」

人目を避けるように唇が奪われてゆく

201911032523.jpg

「そのソファーでじっと祥子さんを見ていたいね
 ウイスキーでも嗜みながら」

頬を染めるわたくしの手を痛いほど握りしめた

コメント
Re: さくら様
誠に申し訳ございません。
このブログでは相互RSSは行なっておりません。
御容赦下さいませ。


2019/11/14 17:10| URL | 加納 祥子  [Edit]
秘めやかに‥‥‥
先月の末に、鎌倉の某寺へ懐石料理をいただきに行きました。ウィークデーだったためか、他にはお客さんはいません。
が、不器用な私なので、なぁ~~にも起こりませんでした。
由緒あるお寺の狭い部屋での二人きりの食事、色々と夢に描いていたのですが‥‥‥

2019/11/27 22:15| URL | masterblue  [Edit]
Re: masterblue様
リアルな場でそのような無粋なことをなさるような貴方様ではございませんでしょう。
いつかそのようなシチュエーションの物語が、masterblue様のブログで展開される時を楽しみにしています。


2019/12/12 10:23| URL | 加納 祥子  [Edit]
横からすみません。
承諾を得てからキスをするというのも、何となく男として情けなく、また、女性から見てもずるいと感じるのでは?
とは言え、私も唐突に唇を奪える程の度胸はないですね(笑)
相手にとって、自分が全くそういう関係の外なのか。あるいは、多少なりとも意識してるのか。多いに悩む所です…。
私はまだまだ修行が足りませんね…

2019/12/12 10:52| URL | 和巳  [Edit]
Re: 和巳様
そうですね。
わたくしはずるい、とは思いません。
目を見つめながら「キスしてもいい?」
そう聞くことが出来る男性の自信が好きだからかもしれません。
ご一緒をした時に、お相手にどこまで許していいという空気を作れるのか。
これは女性の側の力かもしれませんね。

2019/12/13 12:39| URL | 加納 祥子  [Edit]
かつて、貴女の描かれた小説の中で「マリエ」と表現されたその衣装。
彩られた記憶のワンシーンを、ちょっと思い出してしまいました。

めっきり冷え込んできましたが。
艶めかしい薄着の祥子さんを、つい夢想してしまいます。
^^

2019/12/19 08:07| URL | 柏木  [Edit]
Re: 柏木様
雪深い別荘地でのお話でしたね。
覚えていてくださって嬉しいです。
今年はあまり冬らしくない冬ですが
どうぞご自愛くださいませ。

2019/12/23 08:17| URL | 加納 祥子  [Edit]
短編への誘惑
なにか間の抜けたころのご返事で、申し訳ありません。
リアルの世界での妄想は、妄想だけで終わりです。
かっての「シフォン‥‥‥」での物語のような短編にでもという誘惑にちょっとかられました。
でも、乖離が大きすぎるので、「日々‥‥‥」の中では難しいでしょう。本当は、熟年の大人の、禁断の愛の話に魅力を感じてはいるのですが。

2019/12/24 21:58| URL | masterblue  [Edit]
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