桜陰 22
その鞭は、以前長谷川さんがわたくしに使われたものとは全く違うものでした。大きさは・・・どちらかといえば小振りなものでした。
象牙のハンドルにオフホワイトの良く鞣された細身の革が10本ほど。瀟酒とも禍々しいとも見える細身のハンドルは、高梨さんの手に収まってしまいそうなほどに細く・小さく、ねじくれた複雑な彫刻が施されておりました。
「牝猫・祥子のしっぽにぴったりだと思ってね。ピガールで買ったものだよ。」
自らの身体を打ちのめしたものに眼を奪われているわたくしの側に立つと、さきほどまでしたたかに打ち据えたヒップの丸みを、改めてスリップの裾をたくしあげ・・・揉みしだくのです。
「・・・や・・っ・・」
高梨さんの中指が、まだこの方には犯された事の無い姫菊に触れたことで、そのお道具の持つ意味がはじめてわかったのです。
使われている素材を見ても・・・細工をとっても決して安物ではないのでしょう。なのにそれを・・・。
「ソファーに座る僕の足元に、戯れつく牝猫に今度は付けてあげよう。」
わたくしの花びらに新たに湧きだした潤みをのせて、中指が姫菊を襲います。
「・・っだめぇ・・・・」
身を捩らせるわたくしを、高梨さんの欲望を滲ませた瞳が見つめるのです。この方はこの上・・・まだ・・・。
「ふふっ 鞭はどうかと思ったが、祥子の身体は気に入ったようだね。こんなに濡らして、乳首も立てて。もっと打ってあげた方がよかったかな。」
「おねがい・・・ゆるして・・・」
「ああ 今日はもうしないよ。さぁ、僕のを舐めるんだ」
鞭に対するわたくしの反応にご満足なさったように、長身の高梨さんはわたくしの頭に手をやると、ご自分の腰の位置にまでリードとともに引き下げていったのです。
チィィィッ・・・・ わたくしは自らの手でファスナーを開け、ボクサーパンツの前から既に昂りを示している高梨さんの塊を引き出しました。
くちゅぷ・・・ちゅぱぁぁ・・ぺちょぉ・・・ わたくしは先ほどのテーブルとは比べ物にならない熱心さで、高梨さんのより猛々しくなってゆく塊に舌を這わせたのです。
「ううむぅ あいかわらず、うまいな。祥子は。」
肌を撫でる風は、春の夕刻近くなり次第に冷たくなってゆきます。なのに、高梨さんのものは・・・熱を・・脈動を・・増してゆくのです。
はじめてお逢いしたときにさせて頂いたような丁寧な口戯は、いまの・・・ベランダでいずこからとも知れぬ視線に晒されているわたくしにはできませんでした。
高梨さんにはしたないランジェリー姿でベランダに連れ出されただけでは終わりませんでした。
リードで首輪をつながれ・・・自慰での絶頂を2度も強要され、そのうえ高くむき出しにした白い腰を突き出したまま鞭打たれる・・・という淫媚極まりないショーを、16階のベランダで演じ続けさせられた後なのです。
羞恥のブレーカーはヒートアップして、意識を飛ばそうとするのに・・・高梨さんはまだ許してはくださらないのです。
わたくしの身体は、冷たい風の中でも白い肌を桜色に染め、あらぬ熱で火照らせつづけておりました。
ちゅく・・ぅ・・・ちゅぷ・ちゅ・・・ぷぅくぅぅ・・・ わたくしの口唇はもう一つの蜜壷と化しておりました。
口内に溜めた唾液は高梨さんが漏らされる粘液と混じり合い、細く白いしたたりとなって・・・わたくしの唇の端から・・つつっ・・・と垂れていたのです。
ぐぅぅぷぉ・・ちゅぅ・・くぷぅ・・・ 喉奥まで・・えずきかねないほど奥まで・・・熱く敏感な高梨さんの先端を飲み込み・・その場所の狭さと舌の付け根でしごき立てるのです。
時折吹く風が冷たく感じる時には・・・わたくしはしっかりと高梨さんの脚にこの身を寄せておりました。
ひくっ・・・口腔の塊がまた一段太さを増します。
「もういいよ、祥子。立ちなさい。これ以上されたら、祥子を可愛がる前に逝かされてしまいそうだ。」
苦笑ともつかぬ淫らな笑みを浮かべて・・・高梨さんはわたくしのリードを立ち上がるようにと引いたのです。
「さあ ショーのクライマックスだ。そのテーブルにもう一度手をつくんだ。」
わたくしをテーブルに向き直らせて、そう仰いました。
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私も祥子さんが目の前でオナニーしてビチョビチョになってイクところを見てみたい!
2006/08/04 13:56| URL | 才蔵 [Edit] -
才蔵様
才蔵様までそんな風におっしゃるのですか。
そんなに虐めないでくださいませ。
おねがいですから・・・
2006/08/04 14:06| URL | 祥子 [Edit] -
今日はオナニーしないの?恥ずかしいところ見ててあげるからしてごらん!どんな風にしてるか、伝えてよ!
2006/08/04 15:37| URL | 才蔵 [Edit] -
才蔵様
申し訳ありませんが、こちらでそのような事はお話できませんわ。
またいずれ、物語の中で語られることがあるかもしれません。
そのときまで、お待ちください。
2006/08/04 16:29| URL | 祥子 [Edit] -
今度祥子が恥ずかしいオナニーしてアソコがグチュグチュになってるのを知らない大勢の人に見てもらうお店に行こうか?
2006/08/04 16:31| URL | 才蔵 [Edit] -
才蔵様
申し訳ございません。
わたくしはそういったお店に興味もございませんし、ご一緒するつもりもございません。
誠に恐縮ですが、ブログ記事に関わりのないコメントはお避けいただけますでしょうか。
これ以上、お続けになるようでしたら心苦しいのですが削除させていただかなくてはなりません。
宜しくお願いいたします。
2006/08/04 16:52| URL | 祥子 [Edit] -
了解しました。気分悪くしたら誤ります。今後コメントは控えます。
2006/08/04 17:08| URL | 才蔵 [Edit] -
才蔵様
恐れ入ります。節度のあるコメントを頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
2006/08/04 17:14| URL | 祥子 [Edit] -
祥子さん、こんばんは。
申し訳ありませんが、今日はこのまま帰らせていただきます。
失礼しました。
2006/08/04 20:25| URL | masterblue [Edit] -
masterblue様
せっかくお越しいただいたのに、申し訳ありませんでした。
また明日、お待ちいたしております。
2006/08/04 22:06| URL | 祥子 [Edit] -
えっ、もうクライマックスなの?
もっと祥子さんが咲き乱れるところが見たいな。
季節はずれの桜がパッと散るような。
でも終わった後で艶然と向日葵のように微笑む
のは祥子さんだよね、きっと。
2006/08/04 22:16| URL | eromania [Edit] -
eromania様
もう・・・って
こんなに酷く責められたのに、まだ許してはいただけませんの?
このお話が終わってもわたくしはまだ皆様の側におりますわ。
やさしく咲く桜の様に、eromania様も優しく見守っていてください♪
2006/08/04 23:00| URL | 祥子 [Edit]
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