2ntブログ

銀幕の向こう側 25

「こんなに全身が敏感なら、この身体に溜め込まれる疼きも相当なものだろうね。」
「いやぁっ」
そんなこと・・そんなはしたない身体じゃ・・な・い・
「いけないと解っていながら、このまま溺れてしまいたくなる。罪作りな女性だね、君は。」
きゅっ・・男性の指が、まだランジェリーに包まれたままの左の乳首をひねり上げます。
「ああっ・・ゆるし・・て・・」
痛みに震え、一層きつく縒り合わせた太ももが、強い振動を与える玩具をもう一度強く花びらと真珠に押し当ててしまうのです。
「ぃやぁぁぁぁ・・・はぁぁ・・いぃぃ・・」
わたくしの身体は絶頂を堪えようとカタカタと震え出していたのです。

「そんなに大きな喘ぎ声を上げて私以外の人間に見られたいのかい。仕方ないね。」
「ちがう・・ぁ・ぁぁいやあっ」
次の瞬間、わたくしの右側の空気が大きく動いたのです。部屋の扉が・・・開け放たれたようです。
「・・んん・・んぁ・・しめてぇぇ・・」
喘ぎを漏らさないように噛み締めた唇の下で、わたくしはこのとんでもない行為を止めようとしたのです。
わたくしの右の乳房や腕には、室内のものとは違う温度の空気の流れが触れていました。
「見られたいんだろう。君がこのまま逝ったら閉めてあげよう。」
「お・ねがぁぁいぃぃ・・ゆる・してぇぇ・・・」
「そんな声を上げたら聞かれてしまうよ。」
どんなに堪えようとしても、発する言葉に艶めいた響きを抑えるなんてもう出来なくなっていました。

チン・・ 先ほどわたくしたちが降りたホールの方角から、エレベーターが到着した音が聞こえてきました。
「逝きなさい。逝ったら閉めてあげるよ。逝かなければ、誰が通ってもこのままだ。君の綺麗で淫らなこの姿をラッキーな果報者に見せてあげようじゃないか。」
「ゆるし・・て・・ぇぇ・・」
コツ・カツ・・コツ・カツ・・・コツ・カツ・・・ 2つの重い足音がこちらに近づいてくるようです。あれは・・男性でしょうか。
「大丈夫だよ。ここのホテルの従業員はよく躾けられている。見て見ぬ振りくらいしてくれる。お客は、こんな時間だ。君に興味を示すだろうが、ホテルの従業員と一緒なら不埒な真似はしないだろうさ。」
ビィィィ・・・・ モーター音が開いた扉からも漏れてしまいそうで・・す。
音を響かせたくなくて一層強く脚を閉じまると・・また。
「ぁぅうん・・・」
腰をくぃっと淫らに振ってしまいます。
熱を持ったTバックの下の真珠は・・一層大きくなって玩具の振動をより敏感により確実に受け止めてしまっていました。
「はっ・・ぁぁぅ・・ん・・ゆるして・・ぇ・・」
コツ・カツ・・コツ・カツ・・・ 長い廊下を足音が近づいてきます。
「ほら君が望んだ観客がそろそろこの開け放った扉に気付くころだ。」

カチ・・・ わたくしの耳元でスイッチ音がしました。
「明かりの下だと君の乳房は一層引き立つね。」
「ゃあぁぁぁ・・・」
男性は、薄暗く落としていた室内の照明のうち、扉の所に付いているスポットのような照明を点けたのでした。
「もう随分濡らしているようだね。君のフェロモンで目眩がしそうだよ。」
「ぃゃぁ・・・」
吐く息にも吸う息にも、もう喘ぎを混ぜ込まずにはいられなくなっていました。 コメント
なぜみんな・・・
 行きずりの人に見せたがるんでしょうか?
・・・・・謎です。
さやかだったら、洋服を着ていても
引き出しにしまいこんで、誰にも見せないもん。
祥子さん、早く逝って。
さやかの大事な身体、他の人に見せちゃだめぇ。

2006/09/11 14:52| URL | さやか  [Edit]
さやか様
本気で見せたいのか・・・見せるという脅しなだけなのか・・・第三者を介入させることで生まれる新たな羞恥がほしいのか・・・。

そんなことをなさらなくても、わたくしは充分羞恥に塗れているとおもうのです。初雪のSA露出を強要しようとした山崎さんや石塚さんみたいに、なぜか皆さん、トライしようとなさるんですね。

2006/09/11 18:50| URL | 祥子  [Edit]
この男性には及ばなくても、通りすがりたいね。
読んでるだけで眩暈してるのだから…。

偶然ですね…。
今、「冷静と情熱の間」のコンビが書いた恋愛論
「恋するために生まれてきた」を読んでいます。

2006/09/11 21:06| URL | eromania  [Edit]
eromania様
通りすがりたい・・・ですか。
触れることも叶わなくても、見せつけられるだけでも・・・それでも第三者としてでも関わりたいものなのでしょうか、男の方って。
通りすがって、eromania様の眼に触れて・・・その時eromania様はどうなさるのかしら?

2006/09/11 21:30| URL | 祥子  [Edit]
コメントフォーム
Name
Mail
URL
Subject
Comment

Pass
Secret
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)