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閑話休題(インターミッション) 3

こんにちわ、梅の香が清しい季節になりましたね。
「唐紅」「ムーンナイト・アフェア」と長編をアップし終えて、ようやくほっといたしました。とはいえ、現在新作としてmsnにアップ中の「初雪」もこの2作に負けず劣らずの長篇になりそうなので・・・お引っ越し完了までにはもう少しかかりそうです。

さて・・・作品紹介の3です。
実はわたくしのブログは別名<衣装責め物語>とも命名されておりまして(名付け親は柏木様です)。
せっかくですので一度は、わたくしがそれぞれの物語で着用していた服装とランジェリーについてまとめてみようと思います。なにかのご参考になればよろしいのですが・・・。

第1作 オペラピンクのランジェリー

『オペラピンクのレースのランジェリー・・・Tバックにブラにスリップにガーターストッキング。
黒の胸元の大きく開いたカットソーとスリットの深いタイトスカートがその夜の装いでした。』

初めて、夜も深い22時を過ぎてから訪れた地下のバーには、胸元の白い肌とのコントラストと緊張感が好きでわたくし自身の定番色にしている<黒>の装いに、標題そのままのランジェリーを身につけて行ったのです。

標題は、このブログを(msnで)はじめようと決めた時に、ふと思いついたものです。
なので最初にわたくしがその時に着ているものをご紹介する・・・という語りも偶然にはじまったものでした。いつしか物語の最初に着ているものをご紹介するというスタイルが、このブログの定番になりました。


第2作 蝉時雨の庭

『その日は紺のタイトスカートにピンクのノースリーブのカットソーにGジャンという少しカジュアルなスタイル。
インナーは紺地にカットソーと同じピンク色の花を刺繍したレースをつかったブラとパンティとスリップのセットにストッキング。 女友達と一緒のお出かけだし、どちらかといえば少しかわいいランジェリーを選んだんです。』

第1作でランジェリーの魔力を思い知らされたわたくしは、この夜のお出かけにはすこし可愛い・・あまりセクシャルな雰囲気にならないもの・・・を選んだつもりでした。
半年ほど前からうかがっていたジャズライブの会場になっているホテルの支配人の日比野さんとお客様の長谷川さんが・・・こんな罠を仕掛けているとは思ってもいなかったからです。
ピンクのノースリーブのカットソーはハイネックのものです。胸元をきちんと覆うデザインは・・・・理由はどうぞ本文でお確かめください。


第3作 過ぎし日の残り香

『今日はファッション系のクライアントとの打ち合わせがあったので、黒のシルクを何枚も重ねたエレガントなワンピース姿でした。
動くと透けるスカートや上半身に合わせて、インナーはシンプルだけれど上質な黒の薔薇柄のレースのセットを合わせています。柔らかなシルエットを出す為に一重仕立てにした繊細なレースでしたので・・・ブラとTバックのパンティ・ガーターストッキングの上に同じ素材のスリップを重ねました。 』

この日もお気に入りの<黒>を基調としたワンピースです。
ランジェリーはほとんどその日の気分と合わせるお洋服に依って選ぶ様にしております。スリップやキャミソールまでセットのものがほとんどですね。ランジェリーは秘めた・私的なお洒落ですから外からはわからないように・・・ひっそりと楽しむことにしております。
ですから、一度もそんなお話をしたこともない元の上司に、わたくしのランジェリーの趣味を知られていたと言われた時のショックは、計り知れないものがありました。


第4作 シースルー・ナイト

『今日はこの前に約束した通り下着は着けないで
 祥子さんはパンプスだからパンストの直履きだけは許してあげるよ 』

閑話休題1でもご紹介したとおり、この物語は前作の元上司との食事のすぐ後のことです。透ける素材のワンピースが今日のファッションだと知らない年若いセフレが、無邪気に要求してきた<露出>スタイルでした。
都内の22:00のコンビニから幹線道路の信号を2つあまり・・・をこのスタイルで一人歩くことになるのです。

同じ衣装でも身につけるランジェリーでこんなにも羞恥を高める装置にされてしまう・・・そんな物語でした。


第5作 うたかたの夢

『わたくしは紺のタイトスカートにピンクのノースリーブのカットソーにGジャンという少しカジュアルなスタイルをしていました。
インナーは紺地にカットソーと同じピンク色の花を刺繍したレースをつかったブラとスリップ、ガータータイプのオープンクロッチのストッキング。さきほどのホテルのお茶室で、わたくしは揃いのレースのパンティを男性に持ち去られたままでした。 』

第2作 蝉時雨の庭の帰り道での出来事です。同じものを着ているのですが・・・ただ1枚、パンティだけを身につけていない・・はしたないスタイルで終電近い時間の地下鉄で自宅に向かうのです。
誰にも気づかれるはずはなかったのに、気づかれてしまったときに始まってしまった淫らな時間。これはそんな物語です。
朝出がけには、カジュアルでポップな感じだと思っていた姿だったのに・・・。


第6作 唐紅

『一睡もしないままでシャワーを浴びて・・・白いシャツと黒のタイトスカートのスーツ、ブラウスから透けないように白のレースのランジェリー、開いたシャツの襟元にパールをあしらった隙のない装いに着替える為だけに、今朝方一度帰宅をしただけでした。』
唐紅は<衣装責め>のお言葉をはじめていただいた物語です。たった一晩のお話なのですが・・・わたくしはこの後、数度様々な衣装を身にまとうことになります。
ちなみに朝着ていたのは、ジャン・フランコ・フェレのダブルカフスのシャツブラウスと一つ釦・ピークドラペルのスーツです。


『黒地に深紅から朱赤までの紅葉を散らした見事な友禅でした。
肩には月待ち月を浮かべた夜空のような、黄色と黒の大胆な柄の半巾帯が掛けられ、ところどころに遊ぶように白兎が浮かんでおりました。
黒塗りの乱れ箱の中は深紅の絹で覆われておりました。
赤の綾絹は長襦袢なのでしょう。紅葉の刺繍が施された半衿がつけられていました。
乱れ箱の端には赤の伊達締と数本の紐、赤の絞りの帯揚げと小振りの帯枕が並べられています。
彼がしなやかな指で引き上げた長襦袢の下にあるはずものは白の肌着・・・そう思っていた予想は見事に裏切られたのです。
深紅の綾絹の長襦袢の下に並べられていたのは・・・深紅のランジェリーのセットでした。
繊細なレースを使ったクォーターカップのブラジャー、Tバック、ガーターベルト。それに、白のストッキング。
わたくしのサイズで整えられたのであることは一目みてわかりました。 」

これは箱根の宿に着いてお食事の前に着せ付けられたお着物とランジェリーです。本来はこのような着方はしないのですが・・・望月さんの手で丹念に美しく着付けられてしまうのです。
もちろん着るだけで許してはいただけません。この見事な装いを一枚一枚剥ぐ毎に・・・淫らな責めが待っていたのです。


『運転手は立ち上がると、衣桁に近づき月光を集めたような白の長襦袢を取り上げました。 半襟までもが純白で、桜の花びらのような折り柄だけが上品に浮かび上がっておりました。』
運転手の望月さんの主である男性の責めが全て終わった後・・・彼がわたくしにどうしても着せたいと先ほどまでの着物とは別に用意してくださったものでした。花嫁衣装のような見事な綾絹の純白の長襦袢に包まれて、わたくしは彼に抱かれたのです。


『枕元には乱れ箱に初めて見るシャンパン・ベージュのサテンのランジェリーのセットと、バスローブが用意してありました。
30分後には濡れた髪はアップにしていたものの・・・昨晩ここを訪れた時と同じ装いに戻りました。』

全てが終わった朝・・・わたくしの枕元に用意されていたのは・・帰宅するために身につけるランジェリーのセットでした。早朝の温泉で身を清め、わたくしは帰り支度をしたのです。


第1作で出逢った3人の紳士と運転手さんは、初めての夜に約束してくださったように、出逢う毎に様々なランジェリーと衣装をプレゼントしてくださるのです。もちろんきちんと着せて・・・その上で・・・なのですけれど。
最新作「初雪(msn)」でも、様々な衣装とシチュエーションをプレゼントしてくださっております。


第7作 21:00

『一日をオフィスで過ごしたその日はゴールドのネックレスだけをアクセントに、細かいプリーツだけで構成されたベージュのワンピースを纏っておりました。
ランジェリーはアクセサリーに合わせて、ゴールドを思わせるサテンのセットを選びました。
シンプルなデザインのブラとパンティ。 
それに少し長めの・・・まるでそれすらもミニマムドレスのようなスリップ。 
ガーターベルトも同じ素材のシンプルなものでした。
雨を少し肌寒く感じたので、出がけにロング丈のトレンチコートを上に重ねたのです。 』

プレゼンも外出の予定も無く、クライアントのオフィスでの打合せと資料作成だけのこの日はリラックスしたスタイルをしていました。ワンピースはイッセイ・ミヤケのハイネック&ロングスリーブのもの。トレンチコートはラルフ・ローレンのものです。<柔>と<硬>を組み合わせたスタイルはベージュのワントーンでまとめました。
地味・派手といった感じのこんな装いで・・・高梨さんとの時間が始まるとは思ってもいませんでした。

トレンチコートとランジェリーという取り合わせのせいだったのでしょうか。
今現在、作中でもっともお客様からの人気の高い装いです。


第8作ムーンナイト・アフェア

『その日はカナリアイエローのブラウスに黒のタイトスカート。
同色のスパンコールをちりばめた黒のカーディガンに、黒ベロアのハーフコートを羽織っておりました。
インナーは白にイエローの大振りなレースの花がアクセントになったブラとTバックショーツ、そしてスリップ。
ストッキングは少し肌寒かったのでパンティストッキングを選びました。 』

このスタイルではじまった物語ですが、これはあくまで序章にしか過ぎませんでした。
なぜなら・・・長谷川さんとはこの夜お逢いできなかったからです。

『あの日頂いたランジェリーブランドのギフトボックスに入っていたのは、繊細な黒のレースを重ねたセットでした。
わたくしの乳房の上半分がそのまま露になってしまうようなハーフカップのブラと、ハイレグのTバックと・・・ガーターベルトにシーム入りの黒のストッキングでした。
ストッキングだけはなぜか2組入っておりました。1組を身に付け、もう1組はバッグの中に忍ばせてまいりました。
カードに指定されていた通りジャズライブの日と同じカナリアイエローのブラウスに黒のタイトスカート、同色のスパンコールをちりばめた黒のカーディガンに黒ベロアのハーフコートを羽織っておりました。
靴だけはストッキングに合わせてハイヒールを選びました。
黒づくめの彼と並んだら・・・襟元のカナリアイエローのブラウスだけが、夜空を彩る月のように見えることでしょう。 』

ランジェリーだけを長谷川さんからプレゼントされたものに変えて・・・わたくしは待ち合わせの場所に向かいました。
このランジェリーもその夜のうちに・・・なのですけれど。


以上、昨日までにアップさせていただいた物語の<衣装>でございます。
わたくしは女性ですので、自らの楽しみとして・嗜みとして、身につけるものを楽しんで選び・書かせていただいております。
ですが、意外と言っては失礼なのかもしれませんが、衣装やランジェリーについてご感想を頂くのは男性のお客様からの方が多いような気がいたします。
その日女性がどのようなランジェリーを身につけているか・・・は男性の方達の秘かなお楽しみの一つなのかもしれません。

実は、この物語に出てくださっている男性の方達もそれぞれ個性的な装いをされています。職業柄なのでしょうか、それともファッションなのでしょうか。そんなところも楽しんでいただけたらと思います。
<男性/ファッション篇>は皆様からのリクエストがございましたら、またこちらでご紹介させていただきます、ね。

思わぬ長い閑話休題(インターミッション)になってしまいました。
明日からは『第9作 第九合唱付き』をアップいたします。
これからもぜひ、<淑やかな彩>を可愛がってくださいませ。 コメント
深紅のランジェリー
深紅のランジェリー・・・私の場合は長襦袢の下につけたものではないかったけど・・・・
とても心を熱くする色だと思います。

祥子様の物語に出てくるランジェリーを楽しむっていうのも女性としては大事な事かもしれませんね。

いかに官能的な装いをするか・・・もちろん【唯一の人】のために・・・・

2006/03/04 10:02| URL | 桜草  [Edit]
桜草様
深紅のランジェリーは白い肌をより白く・・・
そしてほのかに紅く見せる効果がありますね。
ただ、綺麗な強い色のランジェリーは
それ自体がなにか意志を持っているようで
女性を内面から変えていくような気がいたします。
まるで人目に触れない場所にほんの少し付けられた香水のように・・・
こんなランジェリーの楽しみ方をご存知の桜草様は
やはり素敵な大人の女性なのですね♪

2006/03/04 16:29| URL | 祥子  [Edit]
祥子さんこんにちは。お邪魔しています。
衣装のサマリーありがとうございました。
アップ順に読ませていただいているので、祥子さんの衣装へのこだわりよく分かります。
女性のランジェリーへの心配りも楽しめました。

ムーンナイト・アフェア、すっかり楽しんでいて、なかなか読み終わりません。
これまではガラッと変わって、ハードな責めを受ける祥子さんを、目の前にしているようで、すっかりはまっています。
受け手側からの視線で書かれた文章は、S男性にとっては、自分が与えているようで、思わず興奮してきます。
読み終わりましたら、また改めて・・・


2006/03/05 15:09| URL | masterblue  [Edit]
masterblue様
ムーンナイト・アフェアは
わたくしがはじめてご自分をSだと仰る男性と
承知した上で一夜を過ごした物語なのです。
Sの男性の眼で読んでいただいて
ご満足いただけているなんて・・・とてもうれしいです。
SMという身体を損ないかねない行為に関しては
よりリアルに安全な行為の描写を心がけたりしております。

衣装について、男性にこのようにご注目いただけるとは
思いのほかでした。
これからも時に・・・このようなサマリーをアップしてみますね。

2006/03/06 01:03| URL | 祥子  [Edit]
おじゃまします★更新楽しみにしてます。

2009/03/19 15:15| URL | ちわわん  [Edit]
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