深秋の御寺にて
紅葉の季節も終盤竹やぶに囲まれた初めての御寺に呼び出された
美しい紅葉に囲まれているのに人気がない
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現れたあの方は
「今日は貸し切ったからな」と
赤い縄を出した
穏やかな深秋の景色が一瞬でかき乱される
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「ここで修行している若い僧は外に研修に出した」
縄でくくられ和服を乱された姿で
艶めいた声を押し殺す
わたくしを激しく責め立てながらあの方は言う
「居るのは住職と副住職くらいだ
祥子の声を聞かせてやれ
般若湯以上の若返りの薬になる」
鴨居から吊られた身体は片足の白足袋のつま先だけが
畳に未練を残すようにくねる
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「ああ祥子の身体はいい
後で全て剥き上げてまたくくってやる」
「だめぇ 許して」
目の前の開け放った障子から
鮮やかに色づいた黄葉が見える
「逝くんだ このまま俺で
見てるのは屋根の猿くらいだ
さぁ これでどうだ」
「いやぁぁぁ」
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「ああ祥子はいい 逝くぞ」
「だめぇぇ」
「身体は正直だこんなにも締まる
祥子が素直になれないなら
この後 住職と副住職にも祥子を味あわせるか」
「あぁぁん だめぇ」
「反応したな 祥子
一層しめつける
この身体三人で嬲ってやろう」
「いってしまいますぅ ああん・・・いくぅぅぅ」
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したたかに放ったあの方は
膝を落としたわたくしを
力強い腕で支えて
ひくつく蜜壺を堪能しつづけた
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