初雪 18
「祥子様、いい声を聞かせていただきました。山崎様に嬲られる様も、石塚様に犯される祥子様も素敵でした」力なく垂れるわたくしの顔をあおむけて口づけました。
シェフはお客様用の椅子に腰を下ろすと、わたくしを広げた彼の脚の間に座らせるのです。
「今夜はまだどなたのものも口にされてはいないのでしょう。祥子様、その唇で私を感じさせてください」
わたくしは言われるがままに・・・窮屈そうに盛上がったシェフのファスナーを引き下ろし・・・すでに昂っている熱い塊を両手で引き出したのです。
それはひくひくと脈打っていました。
堂々たる体躯に相応しい・荒々しいものに、わたくしは恐る恐る唇を寄せたのです。
・・・くちゅ・・・ シェフの先端は薄い皮膚が熱く・溢れる液体ですでに滑っていたのです。
わたくしは自らの舌で潤した唇を、やわやわとまんべんなく全体に這わせてゆきました。
時に唇を被せた前歯で甘噛みをし・・時には唇の狭間からちろちろと出す舌で男性の敏感な部分を一瞬だけねぶるのです。
「美貴様、この方はフェラチオだけでも絶品ですね。こんなに上品な方なのに、一体・・・うっ・・どういう女性なのですか」
わたくしは唇から・・・柔らかく沿わせる舌での奉仕に変えてゆきました。
たっぷりと唾液を載せた舌で先端から・・・幹の付け根までを万遍なくソフトクリームを舐めとるように、ぺろぺろと舐め下ろしてゆくのです。
「優秀なキャリアレディのようなのですけれど、僕たちもまだこの方の正体を教えていただいてないんですよ。残念ながら」
愉快気な声で美貴さんが答えています。
「随分親しくしてらっしゃるようですが・・・」
舌での愛撫を続けながら、わたくしはシェフのスラックスのベルトを外し、ウエストを緩めました。
・・・そして、トランクスの前立てからやわらかい皺袋を引き出したのです。
シェフは会話をしながらもわたくしの行為の意図を理解してくださったのでしょう。腰浮かせて、協力してくださいました。
「僕たちはお逢いするのは二度目なんです」
山崎さんの声がします。
・・・ちゅ・・ぷ・・・ 右側の袋を口に含みました。
皺を伸ばす様に表面に舌を這わせ、芯にある小さな卵のような塊をやさしく刺激しました。
「美貴は僕たちを出し抜いて祥子さんと逢ってるから、今回で3回目だよな」
石塚さんの声です。
・・・ちゅぱ・ぁ・・ そのまま付け根の窪みを舌で幾度も舐め上げ・・・幹に添えた左手の親指で・・敏感な裏筋を撫で上げます。
「前回もきちんと誘ったのに、忙しいといって来なかったのは君たちじゃないか」
ははは・・
「だから今回は君たちの言う通りに、こうやって祥子さんをお誘いしたろう」
・・・くぽぉぅ・・・ 手の中で太さを増した塊を・・・わたくしはようやくすぼめた唇の中に飲み込みました。
「いちばん最初にお逢いした時もこのホテルだったんですよ」
「っくぅ・・・そうだったんですか」
ゆっくりと唇を上下させ・・それに合わせて口腔で舌を前後左右と満遍なく塊に這わせてゆくのです。
「チェックインした時はもう深夜でしたから、こちらには伺いませんでしたけれどね」
・・・くちゅ・・ちゅ・・・ 次第に頭を上下させるスピードを上げてゆきます。時には鼻先をシェフのトランクスに埋めるほどに・・・喉奥深くまで飲み込みました。
「あの夜の祥子さんも素敵でしたよ。僕たちは忘れられなくてね、こうしてまたお誘いしたのですよ」
山崎さんの声が後から聞こえてきました。すべすべとした手を伸ばして、わたくしの腰を撫で回しているのです。
「うっ・・・私も祥子様のことが忘れられなくなりそうですよ。こんなフェラ」
シェフの手がわたくしの崩れた髪の中に差し入れられます。
「そうでしょう。でも祥子さんの身体は・・口以上ですよ」
「随分濃厚な一夜を過ごされたのですね。石塚様」
・・・ん・・くぅぅ・・食材を捌く大きな手がわたくしの頭を掴み・・・さらに奥へと・・・大きな塊を飲み込ませようとするのです。
「先ほどお話したじゃないですか。祥子さんは心を許した相手には、全てを許してくれる女性なんです。僕たちは得難い女神を手に入れたんですよ」
ぱさっ・・・ 石塚さんがわたくしの髪をかろうじてまとめていたプラチナのかんざしを引き抜きました。やわらかく長い黒髪が彼の手をなでて・・・白い背に落ちてゆきます。
「うっ・・このまま逝ってしまいそうです。私のお造りしたジビエたちも、こんな思いをしながら祥子様に召し上がっていただけたなら、本望でしたでしょう。」
シェフの手がゆっくりとわたくしの頭を上げ、唇から塊を引き抜いてゆきます。
「美貴様はどうなさいますか?」
隣に座る美貴さんにシェフが改めて尋ねました。
「今夜は祥子さんの唇を楽しませていただきますよ」
今夜のメインゲストとなったシェフへの配慮からでしょうか。それとも先ほどまでのシェフへのわたくしの奉仕をみていたからでしょうか。
「私のは美味しかったですか?」
こくり・・と頷くわたくしに満足そうに微笑むと、シェフは乱れたわたくしの前髪をかきあげて、隣の椅子に座る美貴さんの足元に委ねました。
「祥子さん、シェフと僕の二人で可愛がってあげますからね」
美貴さんは椅子に浅く腰掛け・・・あの長く中太のかたまりを・・・自ら引き出したのです。
「祥子様、腰を上げてください」
「ぁぁ・・・」
首に巻いた、首輪のようなベルベットのチョーカーのペンダントヘッドが・・・Gカップの白い乳房と一緒に揺れました。
全裸で・ホテルのメインダイニングの床に四つん這いにさせられて・・・上下の口を犯されてしまうのです。
それも、さきほどまでドレスを纏い・盛装していた隣のテーブルの足元で・・・です。
その姿はまるでテーブルクロスの下に隠された、淫らな肉奴隷のように思えたのです。
美貴さんの塊はもう充分に堅く・・・わたくしを狂わせる質量を備えていました。
「祥子さん。僕を見てください。そうです」
すぐに咥えさせるのかと思ったのです。
なのに美貴さんはわたくしの手を取り、ご自分の膝に上体をもたせかけるかのような姿勢になさいました。
- 長く間を空けてしまいましたが
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諸事情ありまして間を空けてしまいましたが、祥子さんの色情あふれる様子が健在で何よりです。
こちらはまだ一人ではありますが、いずれは…
白色吐息はまだまだスローペースですが卑猥さがほとばしればその度に何か残しておきたいと思います。
2006/03/26 20:37| URL | 淫牡乃歓 [Edit] - NoTitle
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こんばんは。
富士の麓にいらっしゃるとか。この冬は寒かった割には、富士山の雪が少なかったように感じました。
祥子さんの巧みな口戯が、丁寧な文章の中から湧き上がるように見えてきます。見えるだけでなく感じてきます。美貴さんへの奉仕は、どうやらシェフを受け入れながらのようですね。
楽しみです。
17での祥子さんのレス、出してもらえなかった不満より、申し訳ないというお気持ちになるとのこと、新しい感激でした。そういう祥子さんだからこそ、多くの素敵な男性との出会いがあるのでしょう。
それではまた。
しばらく本を読んでから寝ます。若竹七海のミステリーです。やはり女性作家は、緻密な構成をしていますね。
2006/03/26 20:50| URL | masterblue [Edit] - 祥子様
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ここ2日ほど日中は暖かくそろそろ桜も開花するようですね。
夜桜を愛でるには少し寒いと思いますが・・・・
祥子様の「唐紅」のような赤い縄で縛られ夜桜を愛でながら
責められたい・・・と思います。
さあ・・・また明日から1週間が始まりますね。
仕事も頑張らなくては・・・。
2006/03/27 00:00| URL | 桜草 [Edit] - 紅の空に浮かぶ影
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富士の姿が空に薄墨に浮かぶ夕暮れです
淫牡乃歓様
お久しぶりでございます。
また、新たなお話を読ませていただくチャンスが近づいているかと思うと、とても楽しみです。
これからもよろしくお願いいたします。
masterblue様
昨晩のミステリーはいかがでしたでしょうか?
素敵なお話でしたらぜひご紹介いただきたいです。
美貴さんの仰る「わたくしの口を楽しむ」こと、どうか楽しみになさってください。
いま・・・全く新たな物語の構想を練り始めているところです。
いつか若竹さんのような緻密な作品が書けたらいいなと思っております。
桜草様
夜桜の下で男性と過ごす・・・
そんな時間もいずれお届けすることもあるかと思います
わたくしは久しぶりののどかな月曜日を過ごしております。
桜草様の月曜日はいかがでしょうか。
2006/03/27 18:33| URL | 祥子 [Edit]
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