初雪 27
「そろそろ僕にも祥子さんの姿を愛でさせてくれませんか」わたくしを視姦するだけでは飽き足らず愛撫をはじめた石塚さんを・・・それ以上エスカレートしないように押しとどめるかのような山崎さんの声でした。
「国産のものにしてはいいレースを使っていますね」
先ほどまでずっとわたくしの唇を貪り続けていたことなど感じさせない冷静な声で、ランジェリーを批評します。
「祥子さんに着てもらうんだ。当たり前だろう」
「当然セットですよね」
山崎さんの手が、あっと言う間にカットソーの裾を一気に首もとまでまくり上げてしまいました。
「やめて・・・っ・・」
細かなプリーツをたたんだ黒のオーガンジーで飾られたハーフカップのブラでした。カップの縁をピンクの花レースが彩っているのです。
半分だけのカップは柔らかなわたくしの乳房を、作為的に盛り上げる効果を果たしていました。
「祥子さんがスリップを着けていないとは珍しいですね」
「ちが・・ぁっ・・ぅ」
ブラの下に晒された・・・腹部の白い脂肪の乗った柔らかな肌をすべすべとした山崎さんの手がすぅっ・・と撫でてゆきます。
スリップは身につけなかったのではなく・・・用意されていなかっただけなのです。
「ぁっ・・ぁぁん」
思わぬところを這う手に、意識して抑えても声を漏らさないではいられませんでした。
「ここの作りが野暮ですね。国産のものは」
右手はカッブの底を持ち上げるようにブラに添えられていたのです。このサイズなのに不織布を重ねた厚みのあるカップは・・・国産のものの特徴です。
「だからハーフカップにしただろう。わかっているよ。山崎や美貴が好きなインポートのもののような繊細さはなけど、これも可愛いだろう」
この方達の女性のランジェリーに対する知識は、いったいどうやって手に入れたものなのでしょうか。それだけ・・・沢山の女性達にランジェリーを贈り続けているということなのでしょうか。
「祥子さんのこの乳房にこの厚みは野暮ですよ、ね・・・祥子さん」
ブラのカップの中に手を差し込んで右の乳房を握りしめます。
「はぁぅっ・・・」
指の間から白い肌が溢れるような強い力は、わたくしの芯に淫らな響きを伝えます。
「この弾力・柔らかさ・すべらかさ・・・それにほらこんなにぷっくり立ち上がった乳首」
カップの縁から引きずり出すように、はしたなく堅さを増した乳首を覗かせました。
「ぃやぁ・・・」
山崎さんのすべすべした感触の指が・・・くりくりとわたくしの敏感な先端を嬲るのです。
身動きできない体勢に囚われているわたくしは、快感を逃すために腰をはしたなく動かすかなかったのです。
「これを味わえないランジェリーなんて、無粋ですよ」
左手は露にされたみぞおちから脇腹を、右手は右の乳房を休みなく愛撫し続けていたのです。
「はぁぁん・・」
山崎さんの手の感触がわたくしの理性を少しづつ官能に白く曇らせてゆきます。
「わかってるさ。でもこうして祥子さんに許された男じゃないと、この柔らかさに触れられない厚みっていうのもいいだろ。腕を組んだくらいじゃ味わわせない、こんなガードの堅さもたまにはいいものさ」
思い思いに動く4本の手にわたくしの身体は翻弄されておりました。
「狭い車の中でスリップは邪魔だと思ったから望月くんに出させなかっただけさ。きちんと揃いのものは用意してありますからね、祥子さん」
石塚さんはわたくしの右脚をまた膝の上に戻すと、腰のラインとランジェリーに覆われた丸みを両手で味わうかのように撫で回していました。
「そう言えば、パンティストッキング姿の祥子さんも初めてですね」
山崎さんはわたくしの手を一旦脚とドアの狭間から自由にすると、ノースリーブのカットソーを脱がしてしまいました。
「あん・・・」
関越自動車道を高速で走る車の中で、わたくしはハーフカップブラだけの上半身にされてしまったのです。両の手に自由を与えられることはなく、そのまま引き上げるようにまた山崎さんの膝に押さえ込まれてしまいました。
「それじゃ、これも邪魔だな」
あと5センチほど・・・とまっていたスカートのファスナーを石塚さんは引き上げてしまったのです。
「だめ・・っ・・・」
フロントオープンの革のスカートははらり・・・と落ち、下半身までもとうとうランジェリーだけの姿にされてしまいました。
「あぁ・・」「ん・・艶めかしいですね」
黒の光沢のあるストッキングに包まれたウエストから下を男性の眼に晒してしまったのです。透けるストッキングの素材は、腰から脚にかけての丸みを実際の肉体の起伏以上に強調するのです。
「いいだろ。いつものガーターベルトの祥子さんは勿論素敵なんだが、こういうのも似合うと思ってね」
「祥子さんの白い肌には濃色のランジェリーが映えますね。綺麗です」
手だけではなく二人の視線さえわたくしを酷く辱め・嬲る力を持っていました。
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こんにちは。
ウイークデーのこんな時間に祥子さんにお会いできるのは珍しいですね。仕事が午前中で片付いてしまいました。
理性を引き止める車の振動もどうやら役に立たなくなったようです。フロントファスナーのスカートは、私の予想通りチャンとお仕事をしたようですね。
車の中で、どこまで脱がされるのでしょうか。狭い車内でうねる白い肌、黒のパンティーストッキングがさぞ引き立ててくれたことでしょう。
黒い薄手のストッキングから透けた、丁寧にペディキュア された足先に、思わず唾を呑み込んだ経験を思い出しました。男性に衝撃を与えるほどの色気を、ご本人は意識していたのでしょうか。分かりません。ごくまじめなコーラスの練習場での出来事です。(管理者がうるさく、スリッパも履けないところです。)
2006/04/05 15:16| URL | masterblue [Edit] - masterblue様
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せっかくの午後でしたのに雨模様が残念でしたわね。
クライアントのオフィスの前の桜は、もう初々しい葉桜に変わりはじめています。
なんだか、失恋をして身を慎んでいる女性に見えるのは・・・わたくしだけでしょうか。
ストッキングの中でもことに薄地の黒のストッキングは、男性の視線をそそるようですね。
きっとお召しになっている女性は、masterblue様の視線にすら気づいてはいらっしゃらなかったでしょうね。
ノーマルな薄地の黒のストッキングは、わたくしにとっては官能の装置というよりは、慎みと淑やかさの装置ですから。
2006/04/05 19:37| URL | 祥子 [Edit] - 祥子様
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こんばんは。
桜草の住んでる町ではそろそろ満開の桜です。
私はソメイヨシノよりも、それより少し遅い八重桜が好きです。
3月の終りに雪が降ったのが原因なのか今年は遅めの
満開の桜です。
祥子様のお胸であればハーフカップのブラジャーもお似合い
でしょうねえ。
一度そのお胸にくちづけさせていただきたいものです。
明日は暖かい日になるようですね。
少し風邪気味なので今日はこのまま眠ります。
おやすみなさい。
2006/04/05 22:51| URL | 桜草 [Edit] - 桜草様
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おかげんは如何ですか?
変わりやすい天候ですし・・・お大事になさってくださいね。
東京は早くに桜が咲いてしまいましたから
桜草様がうらやましいですわ。
ぽってりと美しい八重桜。
すっきりと儚い染井吉野。
わたくしは染井吉野のように散れたらと・・・いけないでしょうか。
2006/04/06 00:51| URL | 祥子 [Edit]
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