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初雪 34

「まもなく碓井軽井沢です。カーテンを開けていただけませんか?」 
結城さんの静かな声がいたしました。
料金所で、走行中にカーテンを閉め切っているところを見られる訳にはいかなかったからです。
「あぁ、わかった」 
山崎さんは結城さんに答えると、わたくしの頭を両手で引き上げ、そのまま元の座席の位置まで戻られたのです。
リクライニングシートの背を戻す為にわたくしも一旦、元の座席の位置に戻らされました。
「いいですよね?」 
わたくしの愛液で濡れた唇を拭いながらシートに腰を下ろした石塚さんに、山崎さんは何事か・・・同意を求めたのです。
「しかたないな」 
石塚さんにはすぐお判りになったようです。唇を軽く上げて、にやりと笑うのです。

「祥子さん、ここへいらしてください」 
わたくしは座席から、山崎さんの脚の間の床へ下ろされました。
「料金所ではカーテンを開けなくてはいけません。そんな姿を見られたくなかったら、ここで大人しく僕のものをフェラチオしていてください。いいですね」 
料金所の男性の職員に窓越しに見られてしまいかねないのに・・・ここで?
「動いちゃだめですよ。祥子さん」 
石塚さんはリアシートのリクライニングを戻すと、バゲッジスペースからシャドウフォックスのコートを寄越したのです。
「わかってますね。いいコにしていなければこのコートを取り上げます。料金所のおじさんに祥子さんのはしたない身体を見てもらいましょう」 
「やめて・・・おねがい」 
せめてコートを着てシートに座って・・・でもだめ・・髪も乱れて、そしてストッキングも・・もう・・・それにきっと・・はしたない顔をしてるわ。
「それとも、そのストッキングでシートに座ってベージュの革に祥子さんの淫らな印を残してくれのかな? 僕がいつもこの車であなたのことを思い出せるように」
石塚さんにはパーキングエリアで囁かれていたのです。わたくしの腰の下の革が愛液で濡れ、光っていたと・・・。
「いや・・・おっしゃらないで・・」 
ここで人目につかぬ様に・・・じっとしているしかないようです。
「少しの間です。我慢していてください」 
山崎さんの声と同時に、厚みのあるコートがわたくしの頭から山崎さんの腰までをすっぽりと覆い・・・カーテンの開けられる音がいたしました。
 
いくつもの小さなコーナーを曲がって・・・車は減速し(そうだわ。ETC だから無人なのに・・・)またスピードを上げて・・・もう一度止まって・・・そして再び、カーテンが閉められる音がしたのです。
わたくしはその間、コートの下でキャンディーを舐める様に・・・山崎さんの昂りに舌を這わせ続けました。
山崎さんの手はコートの上から優しくわたくしの頭に置かれ、石塚さんの右手がコートの下に潜ってわたくしの乳房を揉みしだいたのです。
わたくしは全く見えない外の状況に怯え、お二人の手の動きにも・・・ほんの僅かの声も漏らさない様に堪えました。
石塚さんの指が敏感に立ち上がったはしたない先端を嬲る瞬間の、堪え切れないほどの快感の時だけは・・・自ら山崎さんの塊を喉奥深く口に含み・・・喘ぎを押し殺したのです。

「暑かったでしょう。苦しくはなかったですか?」 
山崎さんの手でコートが取り去られたとき、リアシートは先ほどと同じ空間に戻っていました。
ただ、窓の外は峠道の景色に変わり・・・車は絶えずコーナーを右に・左にクリアしつづけるような運転に変わっていました。
「いいコにしていましたね。さぁ、先ほどのようにこちらに上がってらっしゃい」 
フルフラットにされたシートの背もたれ側に山崎さんは移り、わたくしの手を引いて身体をシートの上に引き上げたのです。
雪道のせいでしょうか、ゆっくりとしたスピードに結城さんの運転は変わっていました。
それでも峠道にせいで左右に揺れる車内は、先ほどまでの安定感はなかったのです。
「さぁ、ここまでおいで。ゆっくりでいいからね」 
車の中でわたくしは、黒のパンティストッキングとロングブーツ姿のままで膝立ちのままシートの上に上がらせられてしまったのです。
靴を脱ぎあぐらをかいた山崎さんはわたくしの身体を引き寄せます。
彼の腰に腕を回し、彼の膝に上半身を乗せられたわたくしの頬には、昂ったままの山崎さんの塊が触れておりました。
 
「ふふ いい眺めですよ。さ、膝を開いてください。その方が安定するでしょう」 
シートの向こうから石塚さんの声が響きます。
「やっ・・・だめ・・ぇ・・」 
車の揺れのせいもあったのです。わたくしは無意識に上げていた腰を、とっさに落としかけたのです。
パシッ・・・ 狭い車内です。が、石塚さんのスパンキングが落ちかけた腰をしたたかに打ち据えたのです。
「腰を上げて僕に祥子さんの全てを見せるんです。さきほどパーキングエリアでお約束しましたよね。写真の代わりです」 
パシッ・・・ストッキング越しとはいえ・・・重ねられた一打ちは、わたくしの白いヒップを赤く・熱くしたのです。
「せっかく人目のない山道まで待ったのですよ。もう焦らすのはなしです。それともコートなしでその姿のまま、車が頻繁に通る山道で僕たちと写真を撮ってくれますか?」
なんて酷いことを・・言うの・・・
「ゆるして・・・だめ・・です・」
「祥子さんが選んだことです。言うことを聞いてください。それとも石塚さんが言うようなお仕置きが望みですか」 
静かな山崎さんの声が・・頭の上からわたくしに浴びせられます。
「いや・・ゆるして・・やまざきさん」 
声の静けさと反比例するように、彼の塊はわたくしの頬に淫らなひくつきと・・・透明なしたたりを示したのです。
お二人の本当の望みがなんなのかわかってしまった以上、わたくしは逆らうことができませんでした。
静かに・・・はしたなく濡れた腰を・・・再び石塚さんの目の前に高く上げたのです。 コメント
祥子様
午前様が続いて、こちらにこれませんでした。
軽井沢は好きです。
昔、プリンスホテルに宿泊したことを思い出しました。

祥子様の写真は撮ってみたいです。
もちろん、一糸まとわない姿を

2006/04/12 21:52| URL | yamatan  [Edit]
yamatan様
お仕事お忙しかったのですね。
お疲れさまでございます。
軽井沢プリンスはわたくしも好きでしたから
もしかしたら、お逢いしたことがあるかもしれませんね♪

2006/04/13 01:58| URL | 祥子  [Edit]
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