初雪 38
「胸がいいんだろう、祥子さん」たっぷりとしたファーコートの前身頃に、石塚さんは顔を潜り込ませる様にして右の乳房を含むのです。
「ん・・はぁぁ・・んぁ」
欲望を一つずつ叶えているゆとりなのでしょうか、それともこれも彼の欲望なのでしょうか。わたくしが確実に乱れるスイッチを、巧みに舌と唇と・・石塚さんの歯で責め立てるのです。
お胸だけで逝ってしまう・・・そんなはしたない姿を、初めてお二人に見せてしまったせいかもしれません。
いままではこの方達の手にかかっても、一カ所だけを責め続けられたことはなかったからです。いつも複数の手と唇と・・塊で、女の淫らな急所を同時に責め立てられて・・・身も世も無いほどに乱れ、狂わされていたからです。
「本当にバストが敏感なんですね。石塚が舐めているだけでこんなに僕のものをきゅ・・きゅっ・・と締め付ける」
声を抑えるために口元に上げかけた手を、後から山崎さんに捉えられてしまったのです。
伝線したストッキングをまとわりつかせる腰を撫で回していた手は、わたくしの手首を掴み身体の少し後に・・・胸を突き出すように・・・引くのです。
「ぁあ・・ん・・おねがい・・ゆるして・・あぁぁ」
懸命に、喘ぎを抑えようとしているのです。
なのに石塚さんは、敏感な・・感じやすい両の乳首を代わる代わる舐めしゃぶり・・大きく柔らかな指で白い乳房全体を・そして乳首を・・揉み捏ねるのです。
わたくしは唇を噛んで声を抑えるしかありませんでした。
「いい声ですね。抑えても、堪えても漏らす声」
唇で、はしたないGカップを愛で続ける石塚さんのかわりに、山崎さんは言葉責めをし続けるのです。
わたくしは・・・どれほど責められても・・もう喘ぎを止めることなどできなくなっていたのです。
声は身体の芯から、まるで受け止め切れなかった快感の一部が漏れ出るように細く・長く・・・流れ出てしまうのです。
「ほら祥子さんの声と、石塚の愛撫に感じて蠢く蜜壷が僕のをこんなに大きくさせるんですよ」
ずん・・と車の動きと関係なく、山崎さんの腰が大きく突き上げるのです。
「ん・・んんぅ・・あぁ」
わたくしの手に山崎さんの手がかぶせられ・・指に指が絡められます。手首を縛める様に抑るのではなく・・甘く・優しく・・でもしっかりとわたくしの手を拘束していました。
「・・ん・・あぁ・・だめぇぇ・・」
左右の乳房を寄せて・・・両の乳首を一緒に石塚さんの舌がねぶるのです。片方だけでも耐えられないのに・・・両方一緒なんて・・だめ。
「あぁぁ・・だめですぅ・・いく・・いっちゃぁう・・・」
山崎さんの腰が、乳房への愛撫でひくつき蠢く胎内に反応して、捏ね回すような動きを加えはじめました。
両手を抑えられ・バストを捉えられて・・・わたくしは蜜壷と乳首の両方から絶え間なく注ぎ込まれる淫楽から、ほんの少しも逃れることができなかったのです。
「ゆるし・・て・ぇぇぇ・・・いくぅぅ・・・」
石塚さんの甘噛みが両の乳首を襲い、一層敏感さを増した先端を強く吸い上げられた時に・・・わたくしははしたなく達してしまったのです。
「祥子さんだめじゃないですか。僕のジーンズがあなたの愛液でぐしょぐしょになってしまいましたよ」
ぐったりと貫かれたまま・・・山崎さんの胸に倒れ込んだわたくしの耳元に囁くのです。
「・・いやぁぁ・・」
白く蕩けたままだったわたくしの理性は、不意に現実に引き戻されました。
ブラックデニムの前を開けただけで引き出されていた山崎さんの塊に・・後ろ向きに座らせられていたのです。
わたくしの濡れやすく・・淫らな身体が、これほどの快感に示した反応は・・・当然の結果でした。
「おねがい・・・」
わたくしは山崎さんとの結合を解こうとしたのです。
「だめです。祥子さんをこうして味わえるならジーンズなんて構わないんです。それに今日はコートを着ていますからね、外に出ても誰にもわからないことでしょう」
指を絡めていた手を腰にまわし・・わたくしの動きを封じ込めるのです。
「ほんとうにぐっしょりだね、祥子さん」
石塚さんは山崎さんに割られたわたくしの両脚をがっしりと押さえ、内ももに・・・唇を這わしておりました。その位置で顔を上げると、言葉責めできることを楽しむように、ただひと言をねっとりと告げたのです。
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祥子さん、こんばんは。
ちょっとご無沙汰しました。その間に軽井沢に到着していました。
しかし、それまでず~と・・・息をつかせずでした。
しかし、ここまでは前菜、メーンディッシュはこれからですね。
三人の、いや望月さんを含め四人の男性に、どのように結城さんが絡んで、祥子さんと過ごされるのでしょうか・・・
とても楽しみです。
2006/04/18 20:17| URL | masterblue [Edit] - 胸だけ・・・。
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胸だけでイクなんて暫く無い感覚です。
キスだけでも
腕を撫でられただけでもイッてしまっていた私。。。
そんなお相手の事を思い出してしまいました。
2006/04/18 21:05| URL | 藍鷹 麓斗 [Edit] -
花蘇芳の小さな紫の花が、暖かな日差しに映えていました。
胸…最近弱くて。昨夜の残触が今も…。
東京を離れ、冴えた空気を吸って来たいと思います。明日から主人の仕事がらみで甲州方面へ。桃源郷に寄ろうかと。
2006/04/18 21:33| URL | るり [Edit] -
祥子様
自分のブログが1日間中国では映らなくなって、やはり、中国だなと思っていたら、回復しました。日本では映っていたので、やはりです。
祥子様のGカップを想像して読んでいました。
2006/04/19 07:19| URL | yamatan [Edit] - モノレールから見る
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浜松町から羽田に向かうモノレールの沿線は
八重桜が数多く街路樹として植えられていると
この季節に初めて通って・・・やっと気がつきました。
豪奢で濃やかで麗しい八重桜を思わぬタイミングで堪能できました。
日常に忙殺されてお返事が遅くなりました。ご容赦くださいませ。
masterblue様
こちらにいらっしゃらなかった数日分を一気に楽しんでいただけたのでしょうか。
もう別荘も間近ですけれど・・・でもすんなりとは到着させてくれませんの。
お芝居でいればもう一幕。どうぞお楽しみくださいませ。
藍鷹 麓斗様
お恥ずかしいことですが・・・わたくしはどうも感じやすいようなのです。
キスだけで、腕に触れられるだけで逝けるなんて・・・
とても触れて下さることの方を愛してらっしゃる女性だからなのでしょうね。
るり様
甲州はこれから桃の季節ですね。
桜よりも一段濃いあの花色に酔ってしまいそうです。
お胸は・・・しばらく残りますね。わたくしも乳首は・・・。
おはずかしいですわ。
yamatan様
わたくしのブログ・・・それもmsn版は時折中国や台湾のお客様が
お越しになってご覧頂いている様です。
でも言論統制はいまだにあるのですね。
あの記事の内容のどこが問題なのかはわたくしにはちょっとわからなかったですが。
2006/04/19 23:07| URL | 祥子 [Edit]
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