2ntブログ

初雪 40

「さぁ、僕たちも行きましょうか」 
山崎さんは、ようやくわたくしとの深い結合を解くことを許してくださいました。
シートの前にいる石塚さんの手が、わたくしの上体を前へと引き倒すように手を貸してくださったのです。
「あうっ・・ぁぁ・・ぁ・・」 
ぴちゃぁ・・・ 山崎さんの塊は抜き去る時さえ、その大きく張り出したかりで抉る様にわたくしに甘い衝撃をもたらします。
「ふふ こんなにして。しかたない人ですね、祥子さんは」 
二人の間で密閉されていた艶香は、一瞬で車内を満たしました。
わたくしの花びらが触れていた山崎さんのブラックデニムのフロント部分は・・・蜜をたっぷりと吸ってその色合いを深く・濃く変えていたのです。

石塚さんに預けた身体は、わたくしの意志とは別にシートの中央に一旦下ろされました。 
幾度もの悦楽は既にわたくしの理性を奪いさっていました。
が、公の場でまた辱めを与えると予告されていたのです。どのような羞恥を受けなくてはならないのかという怖れが、わたくしの理性を呼び覚ましました。
「コートをしっかり着てください。外は寒いですからね」 
わたくしに声を掛けながら、ご自分たちもコートをしっかりと羽織るのです。
「もうここは雪の国だからね」 
石塚さんもコートを着込みます。
「さぁ、あまり遅くまでかかると結城くんに申し訳がない。行きましょう」
レイプに会ったあとのように引き裂かれ・伝線させられた黒のパンティストッキングとロングブーツに、膝までのシャドーフォックスのコートだけを羽織らされて・・・わたくしは車の外に連れ出されたのです。
 
道の駅は、先ほど停まったパーキングエリアのような賑わいはありませんでした。そして施設には思ったほどには人がいなかったのです。
「ここは主要施設は午後5時で終わるんですよ。営業時間はあと少しですからね」
多くの人の眼に晒されるとは思っていたわたくしは、ほんの少しだけ・・・ほっといたしました。
スキーシーズンとはいえ元旦の夕刻。駐車しているのは化粧室の周囲の数台の車だけでした。
「こちらにいらしてください」 
肩を山崎さんに抱かれるようにして、奥に建つ端正な建物の方に向かって歩き出しました。
引き裂かれた黒のパンティストッキングは夕闇の中でも明らかでした。街灯と時たま通り過ぎる車のヘッドライトが、脚を運ぶ度に露になる左脚の内ももを照らすのです。
「どちらへ行くのですか?」
わたくしたちの年代の大人のカップルにしては不自然なほどに、山崎さんはわたくしを抱きしめているのです。そして二人の後には石塚さんが何気ない顔でついていらしたのです。
「ここにはね、2つの記念館があるんですよ。もっと早くついていれば両方ゆっくり見ることができたんですけれどね。残念ながらもう時間がない」 
そして石塚さんに目顔で合図をすると・・彼は山崎さんから何かを受け取り、その先にある建物に入って行きました。
「ここはね、ドイツ人医師ベルツの記念館なんです」 
「いらっしゃいませ。あと30分ほどで閉館ですがよろしいですか?」 
ドアを開けるとミュージアムショップから声がかかります。
「はい、見学させてください」 
明るいスタッフの声にびくっと震わせた肩を、一層強く抱きしめると山崎さんは2階へむかう階段へとわたくしを導いたのです。
 
2階はひろびろとした展示場になっておりました。
お正月だからでしょうか、ほとんど学芸員の方の姿も見えません。
「ここは声が響きますからね。我慢してください」
わたくしの耳元に・・・不穏なひと言を囁くと左側の展示室の・・・展示台の陰へとわたくしを引き込むのです。
「コートの前を広げさせられたくなかったら言うことを聞きなさい。そこに手をつくんです」 
書籍の収められている低い硝子の展示台をわたくしに指し示すのです。
山崎さんは・・・ここで・・わたくしを犯すおつもりなのです。
「やめ・・て・・・」 
背を押され・・わたくしは手を展示台に付くようにして・・・腰を突き出した姿勢を取らされてしまいました。
「聞けません。もう充分我慢しましたからね」 
ジィィっ・・・山崎さんのジーンズのファスナーが引き下ろされます。
「・・・んぁぅっ・・・」 
わたくしのシャドーフォックスのコートをまくり上げると、再びの露出行為にさらに潤みを増した花びらの狭間に・・・一気に彼の塊を突き入れたのです。 コメント
一度訪れたかった桃源郷。白根は遅く、御坂塩山辺りで何とか桃の季節に間に合いました。
それより昇仙峡方面を抜けた時、山桜、こぶし、花水木と、北海道の様に一度に様々な花が美しかったです。
今回は夫とでしたので、祥子さんの様なスリリングではなく…

2006/04/20 18:58| URL | るり  [Edit]
るり様
昇仙峡の先の百花繚乱
存分に楽しんでこられたのですね。
花時はタイミングが大事ですから
きっと花の精も、るり様にお逢いしたいと思ってらしたのですね。

ふふふ 花を楽しむなら
ご主人とご一緒で正解だったのではないですか♪
 (なんて・・・怒らないでくださいね)

2006/04/20 23:49| URL | 祥子  [Edit]
祥子様
毎日ドキドキしながら読んでいます。

私はmsn spaceに上海からアクセスできない状態です。
幸い私は日本経由でみれるのでどうにか自分のブログも更新できていますが、なんとなく怖い気がします。


2006/04/21 02:47| URL | yamatan  [Edit]
yamatan様
どうしたのでしょうね。
ネットワークの不備なのでしょうか。
日本でも、特になにも報道されていませんが・・・。
社会システムがわかりにくい国では
少しのことも不安につながりますね。
何事もないことをお祈りしています。
お気をつけて。

2006/04/21 12:53| URL | 祥子  [Edit]
コメントフォーム
Name
Mail
URL
Subject
Comment

Pass
Secret
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)