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夢のかよひ路 25

「ごめん・なさ・・い。」
はじめて美貴さん達と出逢ったあの夜、わたくしが気まぐれにあのバーに行ったりしなければ、この優しい男性をいまこんな風に苦しめることはなかったのですから。
「なんで謝ったりするんですか?」
「ごめんな・さい・・ぃ・・ぁあぁぁ・・」
わたくしの中でじっとしていた望月さんの塊が・・また激しく花びらの奥を責め立てはじめたのです。
「早くあなたを、堂々とあの3人から奪えるほどに、なりたい。なってみせる。」
「ああぁん・・・ゆぅゃぁぁぁ・・・・」
幾度も達したわたくしの身体が、理性を蕩けさせる快感を思い出すのにさほどの時間は必要ありませんでした。
「僕だけのものにしたい。」
深く・浅く・深く・・もっと深く・・・
望月さんが言葉を吐出すたびに大きさを増す塊は、わたくしの身体を・・・彼を受け入れるためだけのものに変えてゆくのです。蜜壷を望月さんの塊の形に抉ってゆく様に激しく突き上げ続けたのです。
「はぁぁぁ・・だめぇぇぇ・・・ゆうぅぅやぁぁぁ・・・」
「待っていてください。きっと迎えにゆく・・しょう・こぉぉ・・・あぁ逝く・・ぅっ」
「いっちゃうぅぅぅぅ」
とぷっ・・・熱いねっとりとした質感がわたくしの胎内を満たしてゆくのがわかりました。とても・とても・・たくさん。
「ああ・・っ」
全ての力を使い果たした望月さんの身体が・・わたくしの上に被いかぶさったのです。激しい鼓動は・・・わたくしの乳房の向こうの鼓動と重なり・・・美しいリズムを奏でたのです。




「祥子さん」
「なぁに?」
わたくしは、望月さんの呼びかけで過去の想い出から呼び戻されたのです。
わたくしがいま座っているのはセルシオのリアシートで、眼の前に広がっているのは・・・午後の明るい日差しに満ちた望月さんの部屋ではなくて・・・真夏の都内の夜景でした。

「明日はお休みですか?」
「ふふふ そうよ。」
「何か予定はありますか?」
こんな質問をしてくれるということは、望月さんが何かを計画してくれている証拠です。
いつものお仕事の装いではなかったから、もしかしたら・・とは思っていました。でも本当に誘って頂けるかどうかはfifty & fiftyだったのです。
「いいえ、何も予定をしてなかったから、お仕事でも少しこなしておこうかとおもっていたの。」
「よかった。夜のドライブをしませんか?ちょっとだけ遠くに。」
「素敵ね。でもわたくしこんな格好なの、それに遠出をする支度なんてなにもしてこなかったわ。」
石塚さんに誘われたシンフォニーでの東京湾クルーズパーティに相応しい黒のドレス姿なのです。シンプルなものとはいえ、あきらかにパーティ仕様の靴もバッグも、望月さんのいまの姿にはそぐわないものでした。
「大丈夫です。任せてください。それじゃ、僕の自宅に寄りますね。」
いつも、ご自分のことを<私>という望月さんが、<僕>とおっしゃる時は1人の男性としてリラックスしてわたくしと接してくださっている時なのです。
「ええ、ありがとうございます。」
声の調子と口調で、望月さんが喜んでらっしゃるのがわかりました。

カチ・カチ・・ 渋滞から抜け出したところで、望月さんが左にウインカーを上げました。御殿山の彼の部屋までここからならあと15分ほどです。 コメント
祥子様へ

仕事柄とは言え物静かな望月さんが、祥子様への熱く滾る程の思慕の情があったのですね。その様な異性に出会える事は、幸せなことですね。
羨ましいな。

しかしこれで益々、望月さんの人気が高まりますね。

2006/10/26 09:35| URL | tako  [Edit]
実は、年下が好きなのかもしれません。
夫も年下ですし。
ただ、どうしても物足りない部分を感じ
大人の方に魅力を感じてしまいます。
 
お付き合いしている方は皆
とても大人の方ばかりです。
 
望月さんのような年下男性でしたら
大歓迎です。(笑)
 


2006/10/26 13:07| URL | アールグレー  [Edit]
小春日和とはこんな日のことを言うのでしょうか。
仕事がらみですが、お散歩をした午後の日比谷公園はとても気持ちがよかったです。

tako様
ええ、彼にはわたくしよりももっと相応しい女性がいると思うのですが・・・なぜかこんな風に思っていてくださって。
嬉しいと思う気持ちと、申し訳なさで胸が詰まりました。

アールグレー様
ふふふ、年下のご主人なんてうらやましい限りですわ。
わたくしも、アールグレー様のように年下の夫がいいなと思うこのごろです。
でも・・・物足りないかも?
いいえ、固まってしまった年上男性よりも、まだわたくしの好みを教えて上げられる年下の方がよろしいかもしれませんわ。

2006/10/26 18:21| URL | 祥子  [Edit]
最近自分が年齢を重ねたせいでしょうか?年下の方でも物の考えも行動も遥かに大人の方にお逢いする機会があります。そんな時、おじ様好きの私だったのに、ああ、好ましいなぁと思います。
今日、屋上でしばし空を眺めていました。羊雲が西日に映えて…、お山の紅葉は?なんて思いを馳せていました。乾いた空気が爽やかでしたね!

2006/10/26 20:59| URL | るり  [Edit]
 ただいまぁ♪

大好きな男に独り占めされたいな。
そうして、その相手も独り占めしちゃうの。
いつまでもいつまでも
物語の中の様に「ずーっと幸せに暮らしました。」って・・・。


2006/10/26 21:16| URL | さやか  [Edit]
年下の男が物足りない?うーん。
年上の男は扱いづらい?うーん。

どうしたらいいのかな?
望月さんのようになれたらいいのに。

2006/10/26 21:16| URL | eromania  [Edit]
ばたばたしていた毎日から、すこし落ち着いた時間を取れる様になったはずなのに・・・またぱたぱたと(笑)。
お返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

るり様
そうですね、人として見事な方っていらっしゃいますよね。そういう男性には、やはりどうしても惹かれてしまいます。
男性は、男性同士知り合うのに意外と最初に<年齢><出身校><会社なら入社年度>なんかを確認し合いますね。
でも女性は、同性と知り合うのにそんなことは二の次な気がします。そうですね・・・失礼をしなくてもいいようにさりげなく年上かどうかを確認するくらいで。
序列の中にいない女性だからそんなことができるのかなぁと。だから、年上でも年下でも関係なく見事な方には甘えて・愛してしまえるのかなぁなどと思ってしまいます。

さやか様
おかえりなさい&おつかれさまです♪
ずっと・・・・
その人だけと・・・
いつまでも・・・
子供のころのディズニープリンセスの映画を見ていた頃からのわたくしの願いでもあります。
現実には、離婚などしていまは独りですけれど(笑)。

eromania様
ふふふ、答えはるり様へのコメントにあります。
<年齢>じゃないんです♪
eromania様は望月さんになりたいですか?

2006/10/27 13:56| URL | 祥子  [Edit]
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