夢のかよひ路 57
「いい、祥子さんの身体。」望月さんに両脚を引き上げられ宙に浮いた腰から、ひくつく塊をつっ・・と僅かに引くのです。
「祥子さんは不安定な姿勢になると、あっこんなに。まるでここで僕のを掴んで安心しようとするようにぎゅっと締まるんですよ。」
「やぁ・・あぁぁ・・・」
わたくしの両肩は、望月さんが膝をつく寝間着に止められて布団の上から動けずにおりました。白い・・柔らかな曲線を描くふくらはぎと足首は、望月さんの両肩に担がれています。その狭間で宙に浮いた腰は・・頼りなげにふらつき・・・望月さんの塊が引き抜かれる切なさに・・きゅっとはしたなく蜜壷をしめつけて・・・追い縋ってしまうのです。
「あぁ・・だめぇぇ・・ゆぅやぁぁ・・かん・にんしてぇぇ・・・」
目覚めてからずっと・・・わたくしは望月さんのがむしゃらな容赦ない責めに、もう何度も軽い絶頂を迎え続けていたのです。これ以上続けられたら、ほんとうにおかしくなってしまいそうでした。
ふっと、望月さんの腰の動きが止まったのです。わたくしの中にしっかりと塊を埋めたままで・・・両脚を下ろしたのです。
「・・はぁぁ・・・・」
「苦しかったですか?祥子さん」
わたくしは、とっさに声が・・出なかったのです。首を横にふるふると振ったのです。
「ごめんなさい。これじゃ首が痛かったですね。」 そう言うと、望月さんはゆっくりと大きなままの塊を引き抜くのです。
「あ・ん・・・」
彼のかりに掻き出される様に、わたくしの愛液が腰の丸みにそって、つつっ・・・っと流れ落ちます。
でもそんなことに斟酌せず、望月さんは膝で押さえていた寝間着の裾から降りました。ふっと・・縄を解かれた時と同じように肩に掛かっていた重みが消えてゆきます。
そして望月さんは、今度はわたくしの隣に床柱を背にして脚を投げ出して座ったのです。裾を開いて、花蜜にコーティングされたそそり立つ塊を朝の光に見せつけるように。
「さぁ、ここに来て下さい。」
わたくしの手を握ると、昨夜の温泉の中と同じように彼の上に・・・寝間着に袖を通しただけの身体を引き寄せ、そして・・・。
「はぁうっ・・・」
望月さんの上へ・・・花びらの中心を貫かれた姿勢で抱き寄せられたのです。
「ゆう・やぁ・・・だ・め・・」
「なにが、だめなんですか?」
「よごし・・ちゃぅ・・・ねま・き・ぁあぁぁ・・・」
今度はわたくしの膝が望月さんの寝間着の裾を押さえていたのです。抜き出されるだけであんなに愛液を溢れさせてしまう蜜壷が・・・こうして愛されていたら今度は彼の寝間着まで濡らしてしまいかねなかったからです。
なのに、小刻みに下から突き動かされる望月さんの塊に・・・わたくしは腰を押し付け・・くねくねと淫らに・・・反応してしまうのです。一層の快感を求めて・・・。
いつしか二人の間の水音は、障子ごしの波音よりも淫らに大きくなってゆきました。
「ふふ、これじゃほんとうにぐっしょり濡らしてしまいそうですね。」
「おねがい・・あぁぁっ・・・」
望月さんが両手を差し出しました。
でもその手は、わたくしの身体を一層大きく膨らんだ彼の塊から引き上げるのではなくて・・・袖だけを通していた寝間着を・・・ほんのり桜色に染まったわたくしの身体から引きはがすためだったのです。
「いやぁぁっ・・・」
突然のことに、わたくしは彼の眼の前で揺れる乳房を隠そうといたしました。
宙を舞った手首を望月さんが掴みました。そしてそのままわたくしの頭上に腕を引き上げたのです。
夏の清冽な朝日の中、男性にまたがり蜜壷を突き上げられて首から肩を淫楽に桜色に染める淫らな姿を・・・望月さんの眼の前に晒してしまったのです。
「まだこんなに締め付けるんですか?すごいですよ。ああ祥子さん、いい」
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