花の艶(いろ)より
冬の寒さが厳しいだけ春は一気に押し寄せる
水仙、菜の花、セージ、梅、そして河津桜
いつもより2週間遅れで届いた五分咲きの知らせに
訪れた河原は人であふれ
絡めた指先を離さないでいるだけが精一杯
由緒ある古木の下
しだれかかる花に包まれて
ようやく微笑みを交わし合う
「この下でねえさんとしたら凄いだろうね」
あまりに破廉恥な囁きに
わたくしの頬は
桜より紅く染められてしまう
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祥子のはしたなくていけない妄想を綴りました 大人の方だけご覧下さい
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