陽がふたたび昇るまで
歴史のある洋館の内装は丁寧な保存にも関わらず疲弊していた建築当時の記録を残しそのころのまま復元する
僕にとってもなによりも難しくやりがいのある仕事が巡ってきた
全ての部屋を調査し
使われていた壁紙や腰板の記録を残し再現をする
ほとんどの部屋の工事は薔薇のライトアップのイベントまでに
ようやく終えることが出来た
暗い二階の部屋から見下ろす庭園は
昼間の繁華街かと思うほどに人で溢れかえっている
あの女性をここに呼び寄せたのはまだわずかに明るい時間
いま彼女は全ての内装を取り払われたこの2階の部屋の
アンティークな椅子に拘束されている
ランジェリーとハイヒールだけの姿で
僕の耳元には4つの玩具の出す微かな振動音と
口枷の内側で抑え込んでも艶めく彼女の喘ぎが聞こえる
拘束されているだけきっと身の内に快楽を溜め込んでいるだろう
重量感のある椅子が彼女のおののきに合わせて
時折かたかたと鳴る
あと少し このライトアップのイベントが終わるまで
僕も心の中のS性を閉じ込めておくから
外の人たちが居なくなるまで
そこで膨れ上がる悦楽にもだえておいで
この洋館で日が昇るまで
祥子の声が枯れてしまうまで
逝き果てさせてあげるから
このストーリーはフィクションです。
と、書かないとどこからかお叱りを受けてしまいそうなほど有名な都内の薔薇の見事な庭園です。
(他の庭園も寺院もそうですね。いつも申し訳ございません。)
わたくしが何度か訪れさせていただいた時、1階の部屋はライトアップされて日が落ちるとインテリアを窓から覗き見ることができるのですが、2階は角度のせいか明かりも暗く天井しか見ることができません。
それがこのような妄想を産む元になっています(笑)。
決して、いいえ多分・・・こんなけしからぬことは起きていないと思います。きっと。
と、書かないとどこからかお叱りを受けてしまいそうなほど有名な都内の薔薇の見事な庭園です。
(他の庭園も寺院もそうですね。いつも申し訳ございません。)
わたくしが何度か訪れさせていただいた時、1階の部屋はライトアップされて日が落ちるとインテリアを窓から覗き見ることができるのですが、2階は角度のせいか明かりも暗く天井しか見ることができません。
それがこのような妄想を産む元になっています(笑)。
決して、いいえ多分・・・こんなけしからぬことは起きていないと思います。きっと。
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夜の洋館に薔薇・・・。
吸血鬼が出てくるのかと思いましたよ。
^^;
2013/05/26 07:51| URL | 柏木 [Edit] - 柏木様
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そうですね(笑)
まさにヴァンパイアの居城に相応しい
たたずまいの都内の名所です
吸血鬼はおいでにならなくても
たくさんの一般の方がおいでになる庭を見下ろす部屋で
こんないけないことをする
長谷川様がいるだけでも・・・素敵ではないですか?
2013/05/27 09:52| URL | 祥子 [Edit]
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