初雪 17
「いいですね。それでは僕から」山崎さんが手にしていたTバックとグラスをテーブルに置くと・・・わたくしに近づいてきたのです。
「やめて・・くだ・さ・・あぁぁぁ・・・」
すべすべとした手が両のふとももに置くと、その場に跪きわたくしの真珠からアナルまでをぺろぉっ・・と舐め上げました。
「ぁぁ・・ゃぁああああ」
花びらの外縁を舌先で撫で下ろすと・・・真珠を吸い上げるようにして舌先でれろれろとねぶるのです。
快楽の芯を放置されたままで嬲られ続けていたわたくしの身体は、恥ずかしいほどに山崎さんの舌と唇に反応してしまったのです。
「飲み切れないほどに愛液が溢れてきますよ。ランジェリーをぐしょぐしょにするほど濡らしていたのにまだ枯れないなんて、相変わらず淫乱ですね。祥子さん」
「あっぁぁん・・」
くちゅ・・ ただ言葉責めを繰り返すだけではなくて、わたくしの名前を呼びながら淫らなのはわたくしなのだと言い聞かせる・・・はじめての時と同じでした。羞恥に白くなろうとする意識に理性を取り戻させながら、中指をすでに蕩けている花びらの間に差し入れるのです。
「こんなにまとわりついて。蠢いてますよ、祥子さん」
わたくしの身体は中の壁を確かめる様に動かす指先にまで・・・反応してしまっていました。止めることのできないわななきを知られてしまう恥ずかしさに、身悶えしていたのです。
「あぅぅん・・やぁ・・」
指一本とはいえ・・・ようやく一番埋めてほしかった場所に与えられたものに・・わたくしの身体ははしたなく反応してしまいました。
「もっとですか?」
指をもう一本増やすと・・溢れた蜜でぬめる真珠をなおも舐め回すのです。
「はぁぁ・・ん・・んん・・・」
感じやすい一点を責める舌の動きに、わたくしはいっそう淫らに山崎さんの2本の指を締め付けてしまうのです。
「うっ・・やぁぁぁ・・だ・めぇぇ・・・」
山崎さんの舌は真珠を離れ、じゅ・・ぶ・・・じゅぶ・・と突き入れる指の上にひっそりと控えていたアナルへ移って行ったのです。
「おいしいですよ、祥子さん。こんなにひくひくと僕のキスを求めてるじゃないですか」舌先を尖らせると、密やかな中に唾液を送り込む様に舌をつかうのです。
「ちがう・・ぁ・あ・・あぁぁん」
アナルを嬲ることは・・・美貴さんの嗜好だったはずです。なのに今夜はとうとう山崎さんにまで弄られてしまったのです、
彼の舌の熱い感触はアナルの薄い皮膚にそのまま快感を送り込むのです。
「祥子さんのここは、いつもこんなにも美味しいんですね。そして今夜も・・・綺麗になさっている。あぁ舐めるほどにこんなに素直に柔らかくなって、どんどん僕の舌を奥まで受け入れますよ。僕たちと楽しんだあと、何人の男性にアナルをゆるしたんですか?」
花びらに差し入れる指を3本に増やし・・・親指で真珠をいらって・・・舌先をアナルに這わせながら・・・言葉責めをするのです。
「美貴様、今夜も・・・とはどういうことですか?」
先ほどまで山崎さんの座っていた席に移られたシェフが隣りの美貴さんに尋ねるのです。
「あぁ・・やめ・・て・・ぇ・・・いっちゃ・・やぁぁぁ」
「祥子さんはね、アナルの中までいつも綺麗なんですよ。どんな美人でもそこまで嗜みのいい人は少なくて、辟易するんですけがね」
「そういうことでしたか。しかし皆様にアナルの趣味があるとは思いませんでした」
「やぁ お恥ずかしい。まぁ、これほどの女性だと全てを味わいたくなる、ということですよ」
「そのお気持ちも解りますね」
ははは・・・ チン・・笑い声とバカラのグラスを重ねる怜悧な音が響きます。
「ぁ・あぁぁぁ・・・」
いっぱいに広げられた胎内と感じやすい真珠とアナル・・・・3カ所を同時に責められてわたくしの耳にはもう二人の声は聞こえてはいませんでした。
羞恥の極みである排泄器官をねぶられて、わたくしは乳房をますます窓に押し付けるように身悶えしてしまったのです。
すっと・・・山崎さんの指と舌がわたくしから離れたのです。
「や・・・ぁ・・」
のぼりつめかけていた快感を中途で放り出されたのです。はしたないとわかっていながら身体は彼の舌を追ってしまったのです。
「ごちそうさま、美味しかったですよ」
濡れそぼった唇を拭いながら、山崎さんは平然とシェフに挨拶をしているのです。
「言っておきますが、アナル愛好家はこの美貴だけですよ。もちろん祥子さんのものなら僕も試してみたいですけれどね」
いままで・・・わたくしの排泄器官を嬲りつつけた唇と舌で、そのようなことを仰るのです。わたくしをこんなままで放って・・・ひどいですわ。
ご存知なのでしょうに・・・わたくしがこんな状態なのを。
「こんなに滴ってるのに、もったいないことするなぁ」
二人の姿を打ち消すようにわたくしの背後に立ったのは石塚さんでした。
わたくしは石塚さんも愛撫にいらしたのだとばかり思っていました。
まさか・・・シェフより先に交わるつもりだなんて・・・
「あうっ・・」
わたくしの予想に反して、くっと背を押すと熱い塊を花びらの間に押し入れたのです。
「あっあぁぁぁぁ・・・」
先端の張ったおおきなかりが・・・わたくしを押し広げて、ずぅぅっと奥まで入って来たのです。
「妬けるな。山崎にこんなにされて、とろとろじゃないですか。祥子さん」
ずっくりと塊を抜き差しするのです。
「あぁ・・ぁはぁぁん・・」
わたくしは絶頂寸前で放置された体内をかき回される快感に、身を浸してしまったのです。石塚さんは硝子に押し当てられた乳房さえ、荒々しく揉み立てるのです。
「ぬるぬると一気に奥まではいりましたよ。ほら、こんなふうに!」
ずん・・・最も弱い奥を突き上げるのです。
「やぁぁあ・・・」
そのひと突きで・・・わたくしは逝ってしまったのです。
「こんな誰にみられているかわからない高層ホテルのレストランの窓際で・・・胸を揉まれて逝くんですね、祥子さん」
腰の動きが激しくなってゆくのです。逝ったばかりで収縮をくりかえす胎内を抉られるように・・・突き上げられてしまいました。
「いわない・・でぇぇ・・・」
「露出が好きなら、明日はたっぷりと楽しませてあげますよ。祥子さん」
「ちがう・・ぁ・・あぁぁぁ・・」
近くに高層の建物はないとはいえ・・・もしあの東京タワーに人がいる時間ならば・・・見られてしまいかねない場所だったのです。展望台の望遠鏡ごしに・・・わたくしがはしたない姿で犯されているところを。
「夢にまで見た祥子さんの身体だ。あのあと祥子さんを思い出して何度も逝ったんですよ」
打ち付けるような腰の動きが・・・止まらないのです。
「いい・・あの時のままだ。いくぞ・・・」
「あぁぁ・・・いくぅぅ・・・」
体内の熱い塊が一段と太さを増したのです。抉り抜かれる快感に・・・わたくしは一層高い頂点へとおしあげられたのです。
「きつい・・こんなに締めて・・・祥子・・いけ!!」
「あぁあぁぁぁ・・・」
最奥を突きあげられわたくしは達してしまったのです。
「うっ・・・ああ・・」
石塚さんは塊を抜くと、わたくしのヒップに・・・どろっと熱い精液をかけたのです。
「今夜はあなたはシェフのものですからね。僕たちのは明日からたっぷり注いであげますよ」
ぐったりと官能に白く蕩けるわたくしの耳元に・・・名残惜しげに白い乳房をもみしだきながら石塚さんが囁きます。
ありがとう・・・ という石塚さんの声とともに、熱いタオルがわたくしの腰を拭うのです。
その感触に眼を上げたわたくしは・・・硝子に映るシェフの姿をみとめたのです。
「ゆるし・・て・・・」
このまま立て続けに犯されるのかと・・・思ったのです。
シェフはわたくしの手首を吊っていたストッキングを解きました。
支えをうしなったわたくしの身体は、ぐったりとシェフの手に抱きとめられたのです。
- イラストファンの皆様へ
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いつも<淑やかな彩>を可愛がってくださってありがとうございます。
「初雪 17」がFC2にお引っ越しをして丁度100話目になりました。
そこで、記念という程ではありませんが、つい先ほど「閑話休題 2 ver.2」に連作イラストを3点アップいたしました。
「オペラピンクのランジェリー」 「蝉時雨の庭」 「初雪」で作中に掲載していたイラストを時系列で並べたものです。
男性に乱されて行くわたくしのはしたない姿を・・・とても恥ずかしいのですが、お楽しみいただければ幸いでございます。
2006/03/25 19:33| URL | 祥子 [Edit] - NoTitle
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こんばんは。
見事です。祥子さんの熱くたぎってゆく様が、ひしひしと伝わります。
すっかり追い上げられ、受け入れたときの悦び。ひと突きで達してしまったのは、無理もありませんね。
でも、ひとりだけ高みに達したまま、放出されずに抜かれた気持ちは、どうなのでしょうか。男には分かりません。
シェフに残さなければならないので、祥子さんも我慢しなければならなかったのでしょか。
イラスト集拝見しました。ストーリーの中にちりばめられているのも楽しみですが、まとめられるとそれだけで一つの作品になります。こちらも楽しみにしています。
では、また。おやすみなさい。
2006/03/25 21:55| URL | masterblue [Edit] - 祥子様
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100話目おめでとうございます。
イラスト拝見いたしました。素敵です。
出来ればイラストでなく生の祥子様を愛でたいものです。
男性に乱されて悶えていき続ける祥子様を感じると
胸が高鳴ります。
☆ ぐったりと官能に白く蕩ける・・・・
祥子様の表現には勉強させられます。
2006/03/26 08:26| URL | 桜草 [Edit] - 愛撫
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祥子様
毎日プログの更新を楽しみにしています。
出張が多い3月だったので、展開のはやさにびっくりしています。
アナルの愛撫はぬくときが感じるのですか?
2006/03/26 10:08| URL | yamatan [Edit] - 白き富士の麓より・・・
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まだ冬の気配を残している富士の麓よりお届けしています。
都心では満開の桜よりもなお白い雪の煌めきに
心の引き締まる思いをしております。
masterblue様
わたくしだけがはしたなく達してしまって
可愛がって下さった方が逝っていただけなかった時は
とても申し訳ないと思っておりました。
ある時男性が優しく言って下さったことがあったのです。
「逝くだけが全てではないから これだけ責められればそれで満足なんですよ」
そのひと言で、男性に差し上げられる悦びが
一つではないのだと初めて知りました。
桜草様
ありがとうございます。
おかげさまで無事100話をお届けすることができました。
いつも・・・はしたなく逝ってしまう姿ばかりをお見せしてしまって
桜草様に嫌われてしまわないか心配しているのですよ。
yamatan様
たびたびのご出張お疲れさまでございます。
そんなこと・・・わたくしの口からは申せません。
読んでいただければ・・どんな風に愛されている時にわたくしが喘いでいるのか
きっとお判りいただけると思いますわ。
2006/03/26 20:05| URL | 祥子 [Edit]
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