初雪 53
「ゆるし・て・・ぇぇ・・はぁぁ・・おねがい・・ほどい・・て・・」真珠をむき出しにされ美貴さんの唇に吸い上げられる強烈な刺激に耐えかねて・・・わたくしはもう一度望月さんを見上げました。
彼の前で他の男性に嬲られる姿を・・・他の男性によって上げさせられる喘ぎを・・・出来るだけ聞かせたくはなかったのです。
望月さんを見上げる睫毛には涙がひかり、声はどれだけ堪えてもわななく赤い唇からは・・・苦悶よりも淫らな色合いを深めて漏れ出していたのだと思います。
眉をひそめてわたくしを見下ろす望月さんがの眼差しに宿っていたのは・・・なんだったのでしょう。
苦悩・欲望・・・それとも軽蔑?
「お許しください」
望月さんはあおのけたわたくしの頤を捕らえると、顔を重ね哀願の言葉を紡ぐはずの舌に・・・はしたない声を溢れさせる唇に・・・貪るような口づけをはじめたのです。
「ん・・ぅくぁぅ・・ん・ぁ・・・」
やめて・・・という言葉は、彼の喉奥に飲み込まれ舌の動きは彼の口腔を愛撫する動きに変わってゆくのです。
昨日から唇しか交わしていない望月さんとの性交のような口づけは、彼の満たされない欲望の深さをわたくしに突きつけているように思えたのです。
主の眼を盗んでのものではない・・・彼だけのものにはなれないシチュエーションでの熱い口戯に・・・わたくしは次第に理性を薄れさせ、我を忘れていったのです。
「望月のキスはそんなにいいんですか?祥子さんの蜜が飲み切れないくらい溢れてきますよ」
ちゅく・・ちゅく・・・ と唇を放した場所に指を這わせながら、美貴さんはわたくしの羞恥をなおも煽ります。
「んん・・ぃぁ・・ぅう・・ん」
ちがうの・・・ 美貴さんの言葉責めに抗う言葉さえ、望月さんに飲み込まれてしまいます。一瞬でも離したら2度と重ねることが出来ないとでも言う様に触れ続ける二人の唇の端から、抗いの言葉も喘ぎのように漏れ出ただけでした。
美貴さん・山崎さん・石塚さんの唇は、感じやすいわたくしの淫らな身体を容赦なく追いつめてゆくのです。
送り込まれるストレートな快感に、ぴく・・ぴくっん・・と身の内を駆け抜ける快感が引き起こす痙攣は、その間隔を明らかに縮めていったのです。
「ふふ いいんですね、祥子さん。こんなに身体を震わせて」
左の乳房を責める山崎さんが、すべすべの指に先端をはさみ・揉み込む様にしながら唇を奪われているわたくしの耳元に囁くのです。
「ぅっ・くぅ・・あぁぁ・・はぁん」
どれほど唇を塞がれても・・淫らな喘ぎは後から後から溢れてしまいます。
滑らかな山崎さんの手が、わたくしのGカップの白い乳房を握りしめるのです。指の間から・・・白い柔肉を絞り出すかのように。
そして、一層突き出した堅い先端を前歯で軽く挟みしごくように・・・愛撫するのです。
根元に歯が当てられると同時に、唾液をたっぷりと載せた舌が生き物のように山崎さんの口内に含まれたわたくしの敏感な分身をなめまわすのです。
「んん・ん・ぅう・・ぃぃぁ・・ぇぇぇ」
昨晩から、いいえ朝から何度も何度も絶頂を味合わされた身体は、堪え性をなくしておりました。
一度も声をお出しにならない石塚さんは・・・痛みと感じるぎりぎりの刺激と甘やかな舌先を駆使して、ひたむきにわたくしを愛撫し続けていました。
胎内を除く全ての粘膜を、豪奢な着物を纏ったまま縄で縛められ、同時に複数の男性の繊細な口唇の粘膜で嬲られ続ける快感は、わたくしをまたもや・・・はしたない頂へと押し上げはじめていたのです。
「こんなに身体をひくひくとさせて。もう逝きそうなんですね。逝きなさい!祥子さん あなたの逝き顔を晒すんです!!」
山崎さんが耳元でそれだけを囁くと白い乳房に即座に顔を伏せ・・・感じやすい左の乳首をしたたかに噛み扱くのです。
「ぁぁ・・んあぁ・・ん・・いく・・ぅぅぅぅぅ」
ぴく・・ぴくん・・ぴくぅ・・ 淫らに身体をひくつかせて、最後の瞬間に全ての唇から解放されたわたくしは、4人の男性に見下ろされながらM字開脚に縛められたままで・・・逝き果ててしまったのです。
- こんにちは。。。
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祥子様
GWだと言うのに更新ご苦労様です。
素敵な文章で光景が目に浮かぶようです。
祥子様がこんなことやあんなことをされている。
そんな光景を想像しただけで。。。
私もちょっと長文に挑戦してみました。
なかなか難しいです。
2006/05/04 12:21| URL | 藍鷹 麓斗 [Edit] - お休みなので
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こんにちは。
昨日に引き続いて昼間訪問できました。
口は望月さんに捧げたのですね。縛られた状態では、口だけが、自分の意思でお相手できるところですね。
男性たちの口だけで逝かされた祥子さんの、その瞬間の姿は、皆様の目に曝されていたのですね。
M字開脚で忘我の表情を浮かべ、、何度もなんども痙攣を走らせる祥子さんを、一緒に楽しませて頂きました。素敵です。
2006/05/04 14:38| URL | masterblue [Edit] - 暖かな夜気が・・・
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昨晩と違ってほんのりと暖かな夜気がわたくしを包んでくれます。
皆様はGWの一夜どうお過ごしですか?
藍鷹 麓斗様
いらっしゃいませ。
いつもお褒めの言葉を頂戴して・・・恐れ入ります。
このあと4人の男性の責めはますます激しくなります。
お時間のある時にでもぜひお越し下さいませ。
これから藍鷹様のブログに伺わせていただきますね。
masterblue様
このお時間のコメントはお休みの時ならではですね。
今日もゆっくりお過ごしになれましたか?
他の3人の紳士に対して、常に一歩下がった形で従う
望月さんならではの口づけによる愛撫でした。
まだ始まったばかりの夜
これから何度わたくしはこんなはしたない姿を
この方達に晒さなくてはならないのでしょうか。
2006/05/04 23:41| URL | 祥子 [Edit] - 管理人のみ閲覧できます
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/05/04 23:44| | [Edit] - 孤独の悲鳴
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ブログ読んでいると哀しくなるのはわたくしだけでしょうか…。しかし実に刺激的です。ここに描かれてるよう、そんなにも魅力的な女性なら(イラストでも十分堪能できますが)祥子さんのその躰を画像などで拝みたいものです。(笑;) んま、妄想だからな…。いたる所に垣間見える“淑やか”ならぬ、頑固で気位も高く理屈っぽく、そして若い女性並みに雰囲気に流されやすい感じが、大人の女性としてはどことなくアンバランスで切ないです。情愛が欠けてるというかなんと言うのか… 男が本当に抱きたいと思う女性になってください。最近こうゆう女性が多くて困っていた通りすがりの戯言でございました。病気関係には気をつけて
2006/05/05 16:31| URL | 風のいたずら [Edit] - 風のいたずら様
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はじめまして。丁寧なコメントありがとうございました。
風のいたずら様が書かれていたような女性に、なにか嫌な思いをなさったのでしょうか・・・・わたくしのブログでは、風のいたずら様の慰めには役に立ちませんでしたようで申し訳ございません。
最初にお断りしているようにこのブログに書かせていただいているのは<物語>です。わたくしの身体のことまでお気にかけていただいたのですが、ご心配には及びませんわ。
わたくしのアンバランスさに気づいてくださったご慧眼には驚くばかりです。
敢えて、まだ書いたことはないのですが・・・こういった状態にある理由がきちんとあるのです。そろそろ・・・そう、この初雪が終わる頃には書いてみる時期なのかもしれません。
情愛が足りないというのは・・・わたくしがどの男性にも全てを委ね・許していないからそう見えるのでしょうね。
どう、お答えしても風のいたずら様の哀しみを拭うことはできないと思います。
申し訳ございませんでした。
2006/05/06 10:09| URL | 祥子 [Edit]
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