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初雪 74

「祥子さんは石塚さんの服を脱がせてください。手を休めてはいけません」
わたくしの背後に立った美貴さんの指がローションのぬめりを載せて、密やかに奥にある蕾に触れたのです。
「おねがい、ゆるして・・・」
なにも纏うものもないままで、鏡に映されながら男性の衣服を脱がせてゆかなくてはならないのです。その上、後の蕾を嬲られながらなんて・・耐えられません。
「僕たちは恥ずかしがりやなんです。着ていたものを脱いでしまったら祥子さんを愛撫しないではいられません。だから脱がせてもらった順に祥子さんを可愛がってさしあげます」
やわらかく・・中指で・・・姫菊の皺をたどるように・・・
「あぁぁ・・・」 
釦を外すどころではありません。わたくしは石塚さんの手に縋る様に・・・掴まっていたのです。
「早く石塚さんのシャツの釦を外してください、祥子さん。身体と同じに素直になったらいかがですか?」
幾度もローションをまぶして指を少しずつ・・・中心に沈めてゆきます。
「あっ・・・あぁ、だめぇ」
美貴さんがご一緒なのです。いつかはこんな仕打ちに会うことは覚悟していました。それでも・・・皆さんが同時に愛してくださるお時間の中でのことだと思っていたのです。
美貴さん以外の方のシャツの釦を外しながらなんて、想像してもいませんでした。
ただでさえ 本来は性愛の対象ですらありえない排泄器官です。
じっと身を任せていても身悶えしてしまうほどの感覚を与えてくる場所なのです。
わたくしは石塚さんの手にすがるのが精一杯でした。
 
「そうしていてもいいですが、祥子さん。全員を脱がせない限り祥子さんへの責めは終わりませんよ。明日の朝までだって、いえ明日中でも4人で愛してあげます。帰るのを一日延ばせばいいだけですから」
「ああ、祥子さんとなら2日延ばしてもいいぞ。僕は4日に東京に居られればいいんだからな」
「ええ、うちの会社も4日が仕事始めです。明後日は取引先が挨拶に来ますが、父がいますからね。いいですよ、祥子さんと過ごせるなら」
「ぁあ・・・だめぇぇ・・・」
視線の端で望月さんまでもが頷いているのです。美貴さんがここに居る以上、彼もここに居るのが仕事だからです。
「皆こう言っていますよ、祥子さん。それじゃあと2日滞在を伸ばしましょうか。望月、結城くんのいるホテルに彼女の滞在もあと2日延ばす様に電話をしてくれ」
美貴さんはわたくしの身体に中指の第一関節までを埋め込んだままで、望月さんにこんな指示までなさるのです。
「・・だ・・めぇ・・っ・・いたし・・ますぅ・・」
この方達と過ごす時間が伸びることがいやなのではありません。この方達にあと2日も責められ続けたら・・・わたくしは淫らに逝かされ続けて、身も根も尽き果ててしまいそうだったからです。

ようやく石塚さんの左手のカフスの釦を外しました。
「もっと身体の力を抜いてください。そんなに締め付けたら僕の指すら動かせなくなってしまいます」
姫菊の中に差し入れた指を、ゆっくりとまわすのです。
「はぁ・・ぁぁ・・ん・・」
力を抜きたくても腰と指先に神経を分断されて、わたくしは身体に自然と身体をこわばらせてしまいます。
「石塚さん、祥子さんの身体を支えてあげてくれますか?」
「ああ」
両手のカフスを外したわたくしの身体を、石塚さんは抱きしめるように包み込んでくださいました。夫の胸に抱かれたままで、シャツの釦をひとつずつはずしてゆく甘えた年若い妻のように。
 「ん・・くっ・・ゃぁ・・」
アナルの刺激でわたくしはもう幾度も身体をひくつかせておりました。その度に乳房はたゆ・・ん・・と揺れ、翳りのない白い下腹も柔らかな太ももも微かに慄くのです。
石塚さんの白いシャツの胴に擦られる乳首も、くっきりと立ち上がったままでした。
「なかなか釦が外せませんか?」
スタンドカラーのシャツは第一釦から7つ、全ての釦がきっちりと留めつけられておりました。
「・・・はぁ・・い・・」
「助けてあげる訳にはいかないからな。頑張ってください、祥子さん。でもいいんですよ ゆっくりで。こうして僕の腕の中に快感に震える祥子さんを抱きとめておける、こんなシチュエーションはなかなか味わえないでしょうからね」
がっしりとした体格の石塚さんは、わたくしのことをびくともしないほどにしっかりと受け止めていてくださっていたのです。 コメント
こちらのテンプレートでは、実は秘密のコメントをしていただけないのですね。
ご不便をお感じになられている方もあるかもしれません。申し訳ございません。
わたくしに知識があればこの部分を改造して・・・なのですが
残念ながらあまりこう言った方面は得意ではなくて。
次のテンプレートまで、今しばらくご容赦くださいませ。

2006/05/26 18:11| URL | 祥子  [Edit]
読んでいてゴクリと生唾飲みました
このメンバーに加わりたいですよ

2006/05/27 00:57| URL | 栗坊  [Edit]
 もう、美貴さんたら(〃∇〃)
・・・・いじわるなんだからぁ。
いじわるな美貴さんが大好きです。
いやん (*ノノ*)

2006/05/27 01:04| URL | さやか  [Edit]
鏡に自分を写しながらの辱め…、ゾクゾクします。
何故か…散々見られているのに、一度も私は鏡のある所に行った事はなく、自分の行為を垣間見た事もありません。
今日も酷い雨…。
これから神楽坂の御姐さんに招かれ小唄のおさらい会に参ります。お着物で…とも思っていたのですが、この雨では始末が…止めます。残念。


2006/05/27 11:41| URL | るり  [Edit]
eromaniaです。ご心配をおかけしました。
復活です。

脱がせるという行為は心まで露にする気が
して実は好きです。もちろん脱いでる姿を
見るのも。

だけど残念なのはこういう時、男の下着って
ボクサーショーツ、トランクス、ブリーフ…どう
表現しても絵になりませんね(笑)。

2006/05/27 14:40| URL | eromania  [Edit]
しとしと・・・と雨の一日でした。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

栗坊様
お久しぶりでございます。
以前と同じ様に、栗坊様の琴線に触れる事ができましたでしょうか。
つれづれの夜に、またどうかお越しくださいませ。
お待ち申し上げております。

さやか様
こんなに意地悪をなさる美貴さんでもさやか様はお好きですか?
今度は、さやか様の心を捉える美貴さんに
わたくしが嫉妬してしまいそうですわ(笑)

るり様
小唄のおさらい会♪ なんて粋で素敵な催しでしょう。
この季節なら合いの着物を着る最後のチャンスでしたのに
とても残念ですね。
るり様のすっと伸びた背筋なら、きっとお似合いでしたでしょうに。

eromania様
無事に復活なさって、よろしゅうございました。
そうですね、男性の身体の描写はとても難しくて。
そこに存在しているだけでどうしようもなく色気が立ち上るような
そんな姿をどう言葉にしようか、いつも悩んでしまいます。
できれば、教えていただけたら・・・ なんて甘えてはいけませんわね。


2006/05/27 19:37| URL | 祥子  [Edit]
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