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初雪 60

「もっと。それではきれいに剃ってあげられないですよ。」
石塚さんの声に、あと15センチずつ両脚を開いたのです。
「みちゃ・・やぁ・・」
カメラと4人の男性の視線が、わたくしの姿態に注がれているのが痛いほどわかります。自分自身の意志で、男性の前で下肢をこれほどまでに広げることなど・・・はじめてのことです。
羞恥はわたくしの身体に、はしたない変化をもたらし始めていました。
「それじゃまだ剃れませんね。こうしてください」
石塚さんと美貴さんの手がわたくしの両足首を掴むと、ローテーブルの角・・・わたくしの腰の左右に白足袋の脚を置いたのです。
「望月!」
「い・・やぁぁ・・」
右足・・そして左足。
足首に縄が掛けられて、その縄がテーブル角から脚にまわされて固定されてゆくのです。そして・・とどめのように、わたくしの膝を曲げられたまま固定するように縄を打たれてしまったのです。
テーブルの上のわたくしの下肢は・・緋の湯文字の上に・・・はしたないM字を描いていました。

「ゆるして・・こんな姿・・ぃやぁ・・」
カシャ・・カシャ・・・ 様々な角度から、わたくしの淫らな姿はフラッシュを浴びせられ記録されてゆくのです。
「ふふ、このまま犯したくなる姿ですね」
わたくしが顔を背けた先・・・右隣にいらした美貴さんは、着物ごしにご自身の昂った塊のシルエットを露にさせて見せつけるようになさるのです。
「せっかく祥子さんが許してくださったのです。もう少しですから我慢しましょう。」
左隣に移られた山崎さんが、美貴さんを諌めます。

「少し熱いですよ」
石塚さんの声の後・・わたくしの茂みの部分に熱く絞られたタオルが当てられました。
そして同じ熱が、左右の首筋と肩口にもひろがったのです。
「震えてますね。まだ寒いですか?」
芯まで温められるような自然のあたたかさを・・・肩から胸元に掛けて動かしながら山崎さんが問いかけます。
「・・・いいえ」
そう口にしながらも、実は身体の芯までとどいた冷気がまだわたくしの身体からは抜け切ってはおりませんでした。辱めと暖炉の炎で火照った肌の中から・・・時折すうぅっと<寒さ>が上ってくるのです。
その冷たさと・・これから行われることへの恐れが、わたくしに小さな震えを与えていたのでしょう。

第二次性徴をみてから・・・はじめて・・・秘められていた茂みを失うのです。
それも複数の男性の手によって。極めて淫らなそのシチュエーションが、最もわたくしを打ち震えさせていたのです。
右と左から腕と肩・・・白い・・縛り上げられた乳房へも、お二人の手で次々とあたたかなタオルが当てられてゆきます。そしてお湯で絞られたタオルが残した濡れあとを、柔らかな乾いたタオルで拭き取り、優しく摩擦されるのです。

「腰を浮かせてください」
石塚さんの手で、茂みのタオルが取られました。
そして・・・わたくしの腰の下にいくつかのクッションが置かれたのです。
「・・あぁ・・」
M字に開かれた脚の中で、腰だけをせり上げるような姿に・・・されてしまったのです。
「動かないでくださいね」
シャキ・・・シャキ・・・シャキ・・・ わたくしの茂みを石塚さんの指が軽く引く感触の後、鋏が動いてゆくのです。
すぐにカミソリを当てられると思っていたのに・・・
「祥子さんが一度も経験がないというのはわかりますよ。このしなやかな毛先・・・そして長さ・・・まるで祥子さんの髪を愛でているときと同じ感触です」
「いや・・ん・・」
決して露にすることのない・・・漆黒の茂みのことを、男性の口で論評されてしまうなんてあまりに恥ずかしすぎます。
「僕はね、祥子さんの髪が大好きなんです。細くて・柔らかいその手触りが。だからもう一つのヘアをこうして任せてもらえるなんて何よりも喜びなんですよ」
「・・ゃぁ・・」
「ありがとう 望月くん」
鋏の音が止まると同時に、石塚さんの手にはクラシックなシェービングセットが渡されていたのです。
穴熊の毛を使った・・オークと真鍮づくりの・・美しく・・そして淫らな目的の為の道具。
カチ・・カチ・・と真鍮のカップに当たるブラシの柄の音に合わせるように、きめ細やかな泡が出来上がってゆきます。
「お洒落な道具じゃないですか。石塚さんは電気シェーバー派でしょうに」
紳士のためのクラシックな嗜みの道具に、美貴さんの目が注がれていました。
「普段はな。朝は慌ただしいからどうしてもね。でも、ここに来る時は急ぐことは何も無い。チューダー様式の別荘でゆったりと朝風呂の時には、こんな道具にも凝ってみたくなるのさ」
「その気持ちは解らないでも無いですね」
山崎さんがおっとりと頷きます。
お二人の手はわたくしの腕と乳房を・・・セクシャルになりすぎないように、彷徨っておりました。 コメント
 さやかは剃毛は、未経験です。
シェービングカップ買ったんですよ。
彼は、何を勘違いしたのか
GWの間それで、髭を剃っていました。

2006/05/13 03:48| URL | さやか  [Edit]
さやか様
シェービングカップをお買い求めになったのですか。
わたくしの父が通っていた理容室くらいでしか
見る事のなかったあの道具のクラシックな雰囲気と
あの泡の不思議な密度は独特ですわね。
さやか様の彼に・・・ベッドでシェービングカップを差し出した時
どんなお顔をなさるか、秘かに楽しみにしております。

2006/05/13 06:22| URL | 祥子  [Edit]
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