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ジューン・ブライド 29

「あん・・・だめぇ・・・そんなにしちゃぁ・・」
清めるのではなくて・・・愛撫の色合いを強めたトモくんの指に、わたくしは抗議の声を上げたのです。トモくんの手のひらはシャワーの湯を溜めると、花びらを浸す様に何度も押し付けるのです。
「ぬるぬるだよ、祥子さんのここ。」
「だって・・・あなたが・・・あぁん」
やがて・・・中指が花びらの奥へと・・・進みはじめました。
「僕の精液を2回分も絞り取るからだよ。祥子さんのエッチなここが。」
「やぁん・・そんなこといっちゃやぁ。」
トモくんには、素直に甘えられるのです。年下の・・・わたくしのことを何もしらない相手だから・・・なのかもしれません。仕事もキャリアも年齢も関係のない、ただの甘えたな女に・・・わたくしはなっておりました。

「僕のことも洗って。」
ボディソープをわたくしの手に2プッシュほど出すと、彼に向き合いました。
トモくんはシャワーヘッドを手にして、髪を濡らさない様に気を付けながらわたくしの白い背中に暖かな湯を流してくれたのです。
両手にしぶきとなったお湯を少し受けると、やさしく細かな泡をつくりました。
その泡でトモくんの塊を包む様に・・・するのです。最初は泡だけが彼に触れるようにそっと・・・そして小指から順に不規則に少しづつ絡めてゆきました。
「あぅっ 祥子さんの洗い方ほんとにいやらしいなぁ。」
最後には2本の親指が・・・塊の裏側の感じやすい筋の上を不規則に動き回らせます。
「ん いいよ、祥子さん。ここも口でして。」
トモくんは・・・2度も達した後なのに、わたくしの手の中でもう・・・昂りを示しはじめました。その上、に乳首への口戯を求めるのです。
くちゅ・・・首をかしげるようにして・・・わたくしは彼のがっしりした胸板に可愛く愛撫をおねだりをしている左の先端から・・・舌でねぶったのです。
「いい、あ 祥子さん」

わたくしが・・・彼に教えてもらったことの一つは、男性も乳首が感じるということでした。
わたくし自身が感じ過ぎる場所だから男性ももしかしたら・・・と唇を這わせることはありました。ですが、それまでの男性達は、同じ行為をしても嫌いはしないけれど望むということもしませんでした。やがて、男性にはそこには性感が存在しないのかと・・・思うようになっていたのです。
「そう、もっと」
初めてトモくんと逢った時、わたくしは舌を触れたとたんに彼があげた上ずった声に驚きました。そして、何度もトモくんに強請られるままに・・・男性のその場所を愛撫してあげたのです。
「トモくん、脚を開いてちょうだい」
手の中の塊はすっかり完全な状態にまで戻っていました。
彼の肩先にキスを1つすると、わたくしはボディソープにまみれた指を、柔袋から・・・その奥へと・・・這わしていきました。




「お部屋は何階なの?」
エレベーターホールでわたくしは森本さんに聞いたのです。
「4階だよ。海がきれいに見える見晴らしのいい部屋だって。」
到着したエレベーターのボタンを押すと、森本さんの答えが終わる間もなく4階に到着しました。
このホテルは周囲の景観の問題もあったのでしょう。高層ではなく4階が最上階の低層の建物になっていました。駐車場のあった場所までもR134からは、随分登っていましたからそのワンフロア上はさぞや美しい景色なのでしょう。
「お部屋は並びかしら、あまり遠くないといいわね。」
内線電話があるとはいえ、横に長い建物の端と端のお部屋では不便だと思ったのです。
「こっちだよ。」
「ん。」
建物の丁度中央にあたるエレベーターホールから、右への通路へと森本さんが歩きだしたのです。同じ側の近くのお部屋が取れたのでしょう。わたくしは森本さんの半歩後に従いました。
「ここが、今日の部屋だよ、ねえさん。」
森本さんが立ち止まったのは、建物の一番端のドアの前でした。わたくしの部屋なのでしょうか、答えも待たずにカードキーを差し込むのです。
「1人で平気なのに。」
開いたドアを押さえて、わたくしを部屋に入れるのです。
すぐ後から、森本さんも入ってらっしゃったのです。

「もう・・・なんでこんなお部屋なの?」
そこは広々としたダブルベッドルームだったのです。
「シングルはもともとあまり部屋数がなくて、今日はいっぱいなんだって。急にだったから、ここかスウィートしか空いてないって言われちゃって。」
森本さんは、まるで悪戯を見つかった子供のような顔をしていました。
「だめ?ねえさん。お行儀良くするから。約束します。」
ベッドにバッグと買い物袋を置くと、両手を合わせてわたくしを拝むのです。

「しかたないわね。」
森本さんのコミカルな仕草に、わたくしは、怒ったような顔を・・・少しだけ緩めたのです。
お部屋がないのなら仕方ありません。この贅沢なダブルルームは、2つのシングルルームよりも高価だったのかもしれないのです。森本さんがそう言うのなら、きっとお行儀よくしていてくれるのでしょう。
「よかった。ね、それじゃ先にシャワー浴びてくれば。さっぱりしてから昼寝しよ。」
ふわぁ・・・クマのぬいぐるみのような表情であくびをすると、クローゼットやドレッサーの引き出しを開けて、備え付けのバスローブを見つけてきたのです。
「いいのよ、森本さんが先に浴びてらっしゃい。」
眠そうな瞳が可愛そうになってきました。
「ううん、レディファースト。ねえさんが先にバスルーム使って。」
森本さんは、意外とまめな方なのでしょう。そう言うなり、バスタブにお湯を溜めにいったのですから。
ここで押し問答をしていてもはじまりません。
「ありがとう。それじゃ、お言葉に甘えて。」
バッグをクローゼットに置くと、バスローブと先ほど買ってきたものだけを持って、1人バスルームへと向かいました。



 
「祥子さんをだっこしてるの、きもちいいよ。」
きらきらひかる泡のまあるいお風呂の中で、わたくしはトモくんの腕の中に抱きかかえられていました。
「疲れない?」
わたくしの肌から一瞬も離れたくないとでも言う様に・・・彼の手はわたくしの手を握りしめていたのです。
「大丈夫。祥子さんももっと楽にしていいよ。」
「ふふ ありがとう。」
首だけを後に巡らしてちゅ・・っと、わざと可愛くキスしたのです。これ以上セクシュアルな雰囲気にならないように。 コメント
さあて、森本さんはどうやって祥子さんにアプローチするんだろ。祥子さんも大人だから分かってるよねえ。

「何もしないから」…そう言ってほんとに何もしなかった苦い経験が蘇ってくる(笑)。

2006/07/11 21:46| URL | eromania  [Edit]
eromania様
eromania様は本当に紳士でらっしゃるんですね。
そういう方、わたくし大好きです。
こんな言い方ずるいかもしれませんが、大人の異性の友人って素敵なのです。
男女の間柄じゃなくても、いいお付き合いって出来ますもの。

2006/07/11 22:49| URL | 祥子  [Edit]
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