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Fireworks 12

「今夜の祥子さんのフェロモンは濃くて、たまらない。」
耳元に近づいた唇はそのまま敏感な首筋を通って・・・ストラップが中途半端に引っかかる肩先へ・・・落ちかけたブラのカップのせいで半分ほど露になった乳首へと這っていったのです。
「あぁぁん・・・だめ・・ぇ・・」
「さっきまで一緒にいた長谷川氏のせいかな。」
「ちがう・・わ・はぁぁん・・」
どきっといたしました。
長谷川さんとお話した僅かな間、あの方のS性はわたくしの中に潜むものをを刺激しつづけていたからです。
そのせいで・・濃く・・・溢れてしまった・・・のかもしれません。

「いしづか・・さ・んが・ぁはぁん・・こんなふうに・・なさる・か・ら・・んん」
石塚さんはハーフカップブラを少しづつずらしながら・・・わたくしの感じやすい乳房に口づけをしつづけます。
声が・・・淫らな響きを帯びた声が・・・スターマインの連続する破裂音と遠い岸からのざわめきにかき消されてゆくのです。
「可愛いことを言うね、祥子さんは。」
「あうっ・・・」
かりっと・・・左の乳首を甘噛みするのです。
わたくしははしたなく身を震わせてしまいました。
その瞬間、わたくしのブラは石塚さんの手に引き抜かれ・・・そしてワンピースの上へとふわりと投げられていたのです。
「や・・・見られちゃうわ。」
周囲には、先ほどいたパーティルームの先あたりには何艘かの屋形船が見えました。
でも、この専用デッキからは目につく船はありませんでした。岸からも・・・目視できないほどに離れております。
それでも、漆黒の波と夜空に挟まれた空間に真っ白な肌を・・・黒のガーターベルトと極薄の黒のストッキングだけを身に纏って・・・晒しているのはわたくしを羞恥の茨の上に横たえているのと同じでした。

「僕は、みせびらかしたいけどね。祥子さんのような素敵な女性を独り占めして、こんな風に自由にさせてもらっているところをね。」
向かい合う様にして、乳房をねぶっていたわたくしの身体を・・くるりと海側へと回すのです。
「ぃやぁ・・・」
両腕を後に大きな石塚さんの手でひとまとめにされて、波に合わせてたゆん・・と揺れるGカップの乳房を、さらに突き出す姿勢をとらされてしまったのです。
「こんなに男を狂わす身体と知性。この茂みを奪った夜にもいいましたが、僕は本気で祥子さんが欲しいんですよ。」
さほど長くはない茂みを・・・石塚さんの右手がむしり取るように強く掴むのです。そしてその指を・・・ご自分の鼻先へ・・
「だ・・めぇぇ・・」
わかっておりました。わたくしの身体がすでに茂みの根元を潤すほどに・・・蜜を溢れさせていることを・・・。
あんな風になさったら、石塚さんの指先にはわたくしのぬめる滴がたっぷりとまとわりついてしまったはずです。

「今夜は、ここで紳士的に振る舞って二人きりでロマンティックに花火を楽しもうかと思っていたんです。」
「あぁぁっ」
ぺろっ・・石塚さんの舌がご自身の右手の指先を舐めてゆきます。
「でも、僕の招待したパーティで30分もしないうちに他の男を虜にしている祥子さんを見て気が変わった。」
カチャ・・・
「祥子さんの心だけじゃなくて、身体を確かめて・・・証を残したくなる。」 ジィィィ・・・ぱ・さっ・・・
わたくしの背後から石塚さんのスラックスが立てる・・・小さな・音。花火の騒音の中なのに何故かくっきりと二人の間に響くのです。 コメント
淫らな夜を過ごした翌朝に、祥子さんの世界に伺うと…リアルな感覚が胸の先に、身体に蘇ってきます。
珈琲をもってPCの前に座ったのに、目覚めるよりも、官能の思いに再び浸りたくなってきます…。
ああ、はじまる…。

2006/09/29 10:37| URL | るり  [Edit]
おやおや
 石塚さん、デートはもう終わりですか?
せっかちなおじさんだなぁ・・・・。
祥子さんは、身体だけがいいんじゃないのに
石塚さんは他の所は味わった事無いんじゃないの?

2006/09/29 12:56| URL | さやか  [Edit]
ジェラシーと
所有欲に炙られる炎は一番の甘くて刺激的なスパイスですね
知らず知らずに相手の心に炎を灯してしまう祥子さんには、
やはり甘くて刺激的なお仕置きが良く似合います

相互リンクの許可をいただきありがとうござます。
これからもよろしくお願いいたしますm(__)m

2006/09/29 23:57| URL | 熟桃  [Edit]
800kmを駆け抜けて
昨夜遅く800kmのドライブから帰ってまいりました。
久方の長距離ドライブは、心地良い疲れをわたくしにくれました♪


るり様
翌朝の腰に残るかすかな重さ・乳房の先に走る甘美な痛み・・・そんな状態でご覧になるには、こちらは確かに少し刺激的すぎるかもしれません。
濃い珈琲が、現へ戻るためのキーになってくれますように。


さやか様
ふふふ、石塚さんはね・・・多分長谷川さんを見なかったらこんな風にはならなかったかもしれませんわ。
今度、身体以外のわたくしのいいところを、石塚さんに教えて上げてくださいな。


熟桃様
「所有したものに対する欲」だけでなく「所有したいものに対する欲」もそのアドバンテージでそれほどに刺激されるものなのですね。
わたくしが誘ったわけでもない他の男性との関わりも・・・やはりわたくしの身体でお仕置きされてしまうんですね。

2006/09/30 07:55| URL | 祥子  [Edit]
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