2ntブログ

夢のかよひ路 42

目的地に着くまでの1時間ほどの間に・・・わたくしは望月さんに課されたお仕置きで3度達して、はしたない姿をすれ違った車のヘッドライトに同じだけの回数浮び上がらせてしまいました。
望月さんが新たに入れ替えた電池は、オキシライド電池でした。
先ほどとは比べ物にならない強い振動が、わたくしの何度も上り詰めて敏感になった真珠を絶え間なく襲ったのです。
その上、望月さんは数少ない信号待ちの間、縊り出された乳房の先端の鴇色の昂りを指で嬲り続けたのです。深夜2時をまわって全く歩行者などない交差点で、向いに停まるかもしれない車とその運転手の存在を口にされるたび、わたくしは身を捩って恥辱が呼び起こす快楽に耐えるしかありませんでした。

眠ったりは・・・いたしませんでした。
望月さんの問いにも、できるだけ早くにお答えしたのです。
彼の名前も・・・間違えずにお呼びました。
それでも、ローターのダイヤルは容赦なしに上げられていったのです。
なぜなら時折出される淫媚な質問には・・・例えば『今夜何回逝ったんですか?』といったような・・・すぐに答えられなかったからです。
目的地に着いた時、まだ玩具は振動を続けておりました。
それでもその動きはとても鈍く、なっていたのです。

そこは、玄関口にだけ明かりの点いた建物でした。
すぐ側では潮騒が聞こえます。だからといって、車の中からは海や海岸らしい景色を見ることはできません。建物の周囲は背高い樹が茂りぽつんと灯った街灯だけが、平屋のような建物を浮び上がらせていたのです。
望月さんは一旦、FCを門外に停めました。
そして車を降りると自らの手で門を引き開けたのです。ガラガラと重い鉄の扉を開ける音がしました。
深夜3時に立てられたその音に気を遣わなくてはならない他の建物はこの周囲にはないようでした。
「ここは、どこなの?」
わたくしは快感に荒く・早くなっていた息を、彼が車外に出ている間にようやく整えることが出来ました。運転席に座っている望月さんはわたくしに話しかけながら、一時たりとも責めの手を止めはしなかったからです。
車に戻った彼は先ほどまでの饒舌さが嘘の様に、黙って車をバックさせたのです。
「待っていてください。」
エンジンは掛け、わたくしを縄を打たれたはしたない姿でレカロのシートにシートベルトで固定したままで・・・望月さんは車を出てゆきました。

わたくしは、振り返ることも出来ません。ドアミラーに映る小さな景色だけに、望月さんの存在に縋る様に・・・見つめ続けたのです。
彼はなんのためらいもなく扉の鍵を開け・建物内の照明を点けると、車に戻ってまいりました。そして、大きなバッグを2つリアのトランクスペースから取り出し両手にそのバッグを下げて、建物の中に入ってゆきました。
わたくしは、気が気ではありませんでした。
この場所は、コンクリートの壁と鉄の門に守られているはずでした。が、いまはその門は開け放たれたままだったのです。
ポジションランプだけが点き、エアコンをつけたままのアイドリング時独特の高く・低く変化するエンジン音は、この車にまだ人が居るのだと静かに誇示しているようでした。
そしてこの車には、はしたない姿をしたわたくしが、両手の自由もきかないままシートベルトに括り付けられて・・・座っているのです。

ここに来るまでの15分は、車にも人にも出会いませんでした。
だからといって、いま・・・誰かが通らない、という保証にはならないのです。
もしここに、誰かがきたら。そして乳房も下半身も乱れた着物から晒したままのこんなわたくしを見られたら・・・何をされてしまうか・・・・ コメント
う~~ん。。。。 ハマッタ(笑)

更新が待ち遠しいのは、かなみだけじゃないはず・・・。
祥子さんの魅力にとりつかれちゃったなぁ~♪

2006/11/11 09:41| URL | かなみ@管理人  [Edit]
ひとり取り残されるだけでも不安なのに、
ましてや霰もない姿の祥子さんの運命
やいかに !?

ギリギリのとこで現われるのかな。

2006/11/11 17:53| URL | eromania  [Edit]
「わが裾は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし」
「住の江の・・・」がこんな歌に変わっています。
次ぎは・・・?

2006/11/11 18:22| URL | masterblue  [Edit]
かなみ様
ありがとうございます。もう、今日二つ目のお話もご覧頂けましたでしょうか。
がんばって更新いたします。
ぜひ、お楽しみになってくださいませ。

eromania様
ほんの少しの間なのかもしれません。
でもとても長く感じてしまう・・・それはなぜでしょう。
eromania様が望月さんなら、どうなさいますか?

masterblue様
「わが袖は・・・」と記憶しておりました。
でも百人一首は「わが裾は・・・」なのですしょうか?
「住ノ江の潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らね乾く間もなし」
変わってゆく度に、艶めいた歌になるのは・・・世の習いなのでしょうか(ふふふ)。
この次は・・・わたくしの口からは申せません。

2006/11/11 23:48| URL | 祥子  [Edit]
コメントフォーム
Name
Mail
URL
Subject
Comment

Pass
Secret
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)