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夢のかよひ路 49

「・・・んんぁ・・ぁ」
望月さんの中指は温泉の中でもなおぬめりをたたえる花びらを愛で、人差し指は車の中の行為でぷっくりと膨らんだ大きな真珠を捏ねるのです。
その上、右手の親指は・・・いまではきれいに揃った茂みの様子を確かめるように丘の上を踊るのです。
「ぁや・・ぇ・・ぁぁ・・」
わたくしの背中を支える左腕の先・・・大きな望月さんの左手は、湯にぽわんと浮かぶGカップの左の乳房をいらうのです。くつろいで、大きく立ち上がった鴇色の先端は容易に彼の指に捉えられ・・・くりくりと中指と親指の二指に揉み込まれてしまいます。
「・はぁぅ・・んぁ・・」
望月さんのキスは、半年まえの記憶以上に官能的でした。
肉厚の舌は昂った塊のようになって、甘く感じるほどの唾液と共に・・わたくしの舌に添い、上顎も歯の根も全て・・・犯しつくすのです。二人の喘ぎは互いの口腔に吸い込まれ、新たな蜜を流し込まれた様に互いの身体を蕩けさせていったのです。
「・・ぁぁ・・ぅるぅ・・し・・ぇぇ・・」
彼の右手が送り込む快感から少しでも逃れようと寄せ合わせる膝は、望月さんの長い脚に絡めとられ思う様に閉じることさえ許してもらえません。
「あぁぁぁ・・・ぁあん」
幾度かの抵抗の後、逃れられない快感にわたくしは大きく背を弓なりに反らせてしまったのです。
わたくしの身体は迫り上がり・・ストレートのロングヘアを全て水没させてしまうほどに望月さんの左手に支えられた身体を反らせ、後頭部を湯に浸してしまったのでした。

「まるで、祥子さんの香りの温泉につかっているみたいですね。」
「いやぁん・・」
望月さんはわたくしの身体をあと90度・・・彼と向き合う様に回したのです。そして、それまでただ一カ所責められることなく、湯の表面に漂い続けていた右の乳房をはぁむぅっと咥え、口中でねぶりはじめたのです。
「ぁあっ・・・だ・め・・ぇぇ・・」
わたくしの声など聞こえないかの様に、望月さんは咥えたままの乳房でわたくしの上体をご自分に引き寄せると、檜の浴槽に長身の彼の身体を仰向けに伸ばしたのです。
「祥子さんの場所はここです。」
ご自分のポジションが決まるなり、両腕を伸ばしてわたくしの腰を掴みました。羞じらいに閉じようとする脚を開かせて望月さんの身体を跨がせると、くっきりと立ち上がった塊の上にわたくしの花びらをあてがったのです。
「あっ・ぁぁあぁ・・・」
望月さんは、わたくしの腰を動けない様に彼の上に捉えたままで、触れていただけのすんなりと形のよい昂りをわたくしの中に突き入れたのです。
数時間の間淫楽に浸され続けながらも満たされることのなかった蜜壷は、温泉よりも熱い塊をゆるゆると飲み込んでいったのです。
「ゆぅやぁ・ぁぁ・・・」 
「ああ、いい・・・祥子さん、なんて」
わたくしの腰をがっしりとホールドしたまま、望月さんは下から突き上げ始めたのです。浮力を生かしたその動きは、浴槽の中央で何も掴むところのないわたくしを翻弄いたしました。そして、彷徨った手は湯の中の望月さんの肩に縋ることを選んだのです。
ちゃぷ・・・ちゃぷ・・ざぁぁぁ・・・ちゃぷ・・ざざぁぁ・・・
桜色に染まったGカップの乳房から上だけをお湯から出したわたくしは、たふふ・・たゆん・・・と二つの熟れた丸みを、望月さん眼の前で彼の腰の動きに合わせて揺らしてしまうのです。
それと同じだけ檜の浴槽の中の湯は揺れ・溢れ出すのです。掛け流しの湯は、激しい動きをつづけるわたくしと望月さんの二つの身体をそれでも優しく包み続けてくれました。

「そんなに、締めたらだめです。」 コメント
湯船の中での情事、良いですねぇ~。
水の抵抗力に焦らされ、水の浮力に励まされる・・・。
家の風呂だと大波が出来ちゃって大変ですけど(笑)
温泉のお風呂でなら最高でしょうね!

2006/11/17 19:02| URL | えいと  [Edit]
えいと様
ふふふ・・・そうですね、ちょうど温泉旅館の個室露天風呂のようなものでしょうか。
ベッドの上では考えられない姿勢で、愛されてしまいます。
お湯の中、恥ずかしい姿を見ないでほしいと・・・願いながら。

2006/11/17 20:28| URL | 祥子  [Edit]
熔けてゆく…夏の暑さに負ける氷のように。
熔けてゆく…春の積もらぬ雪のように。

ゆるゆるあまあまと熔けて一つになる…。

好きな人の香りの温泉…入りたい(笑)。

2006/11/17 22:31| URL | eromania  [Edit]
eromania様
ふふふ、そんな香りの温泉なんて恥ずかしいですわ。もう♪
溶けて・蕩けて・・・ひとつになってしまえたら
好きな方の一部になってしまえたらと
夢想することはありますわ。わたくしも

2006/11/17 23:57| URL | 祥子  [Edit]
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