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唐紅 15

「淫らな場所を、これでじっくりと眺められます。似合いますよ、祥子さん」 
身体を支えるのは右脚一本きりでした。
縄で吊り上げられた左脚と・・・両の手首はそれぞれ均等に、赤い縄目に自らの重さをきりりと伝えていたのです。
「おねがい・・・みない・・で」 
わたくしは手首で吊るされる以上の縄辱を受けるとは、夢にも思っていませんでした。 
強引に開き上げられた膝を、なんとか引き寄せようと努力するたびにバランスは崩れ・・・下辺の1/4しかささえられていない乳房はたふ・・たゆんと揺れるのです。
男性の視線の先には、柔らかな狭間に食い込まされたTバックの細いレースが・・・濡れて光っているに違いなかったからです。

20060307014602.jpg

「祥子さん。これはお願いをする相手を間違えた罰です」 
男性は、胸元のブラウスの第一釦を開けただけでも見えてしまう場所に・・・強く・・赤い痕をつけるのです。
「ゆるし・・て」 
かんざしを抜かれた髪は、新たにつけられたキスマークよりも長く胸元に落ちかかっておりました。
「さて、僕が初めて味わせてもらう場所はここ・・・なんですね」 
愛液で濡れそぼり、花びらと真珠に張り付く様に食い込んだ淫らな場所を、男性は手にしたかんざしの珊瑚玉でなぞりあげます。
「いや・・・ぁあ」 
引き上げられたことで露になった太ももの白い内側の肌が、蜜を塗った様に濡れ光るほどになっていても、なお男性の嬲りにわたくしの淫らな花びらは愛液を溢れさせてしまうのです。
 
「祥子さん、選ばせてさしあげましょう。この姿勢のままで唇で愛されたいですか?それとも僕のこれに貫かれたいですか」 
いつのまにか帯を解いていた男性は大島の前をくつろげて・・・すでに反り返るように昂った塊を露にいたしました。
「僕に唇で愛されたいなら、祥子さんがいくまでこのままです。僕に貫かれたいなら、僕がいくまでこのままの姿勢です。どちらがいいですか?」 
男性の塊は自らの言葉に刺激されたように、先端から透明な液をしたたらせヒクヒクと動いておりました。
「いや・・・おねがい・・ゆるして」 
男性の提案はどちらもわたくしには選ぶことはできませんでした。
「さぁ、選んでいいと言っているのですよ。どちらがいいんですか?祥子さん」 
着物を落とし、全裸になった男性が近づいてくるのです。
「や・・・ほどいて・・」
「素直になれないみたいですね、せっかく選ばせてあげようと思ったのに。これは罰です」
「あっ・・あぁあああ」 
男性はわたくしに正面から近づくと、左手でふらつく腰を引き寄せ・・・長くそりかえった塊を花びらの狭間に押し入れたのです。
ひくっ・・・っくん 何度も愛液を溢れさせるほどに疼いていながら、指すら差し入れられなかった蜜壷はきしみひくつきながら・・・男性の塊を飲み込んでゆきました。
「やぁぁぁ・・・」 
すべらかに男性を受け入れてしまう身体に対する羞恥と、胎内を奥まで割り開かれる衝撃に、声を高めているわたくしの髪をもう片方の手でかきあげ、男性は白い首筋に4つ目の痕をつけるのです。
「あぅっ・・・いぁぁぁ」 
逃げられない様に押さえられた腰を・・・ぐぃっと引き寄せるようにして、男性は彼の塊を全てわたくしの胎内に収めてしまったのです。
先端は子宮口を突き上げ、徐々に太さを増す根元は花びらを大きく割り開いておりました。
「くぅっ・・・しまる」 
動くことのできないわたくしの身体は、貫かれ奥を刺激される快感に、密壷を間断なく妖しく蠢かせることでしか淫らな喜びをあらわすすべを持ちませんでした。 
まるで別の生き物がそこにいるように、不規則に男性の塊を締めつけたのです。
「ゆるし・・て」 
男性はゆっくりと腰を動かしはじめました。
長く堅い塊は、大きなストロークを繰り返して・・・幾度もわたくしの奥を突き上げ、感じやすい部分を先端で愛撫しつづけます。
「あぁぁ・・・ゆるし・・てぇぇ・・いぃぃぃぃ」 
ふいに早く打ち付けはじめられた塊は、引き出す根元で・・・先ほど珊瑚玉で絶頂に導かれた淫らな肉真珠さえもこすり上げるのです。
「祥子さん いいですよ。あっ・・・いい!こんな締まり ああ・・・」 
不安定なわたくしの身体を揺り動かすようにして、熱い塊はわたくしの内壁をすべて擦りあげ・・・かき出すように胎内を踊るのです。
「ああぁぁ・・ぁぁ・・い・・くぅっ・・・」 
白く濁った愛液がとろ・・っと右の内ももを流れおちてゆきました。
「しまる・・・いく・・・祥子さん!受け止めてください」 
最奥をたたくように2・3度強く突き上げて、男性は直接子宮に注ぎ込む様に精液をわたくしの中に吐き出したのです。


気がついたのは運転手の腕の中でした。
着物と長襦袢と深紅のTバックはわたくしの身体から取り去られ、絞ったタオルで身体を清められていた時でした。
「ん・・・ぅうっ・・」
「大丈夫でございますか?祥子様」 
わたくしはほんの少しの間ですが、失神をしていたようでした。
「ええ・・・ごめんなさい。お手間を掛けて」 
彼は赤い縄の痕がわずかに残ってしまった手首を、あたたかいタオルでマッサージしてくれていました。
「ありがとう もう大丈夫」 
そういって彼の胸に手をあてて、起き上がろうとしたのです。
「祥子様 もう少しゆっくり休まれてください」 
彼は膝の上からわたくしの身体を、糊のきいたシーツの上へ下ろします。 
抱きしめたままでわたくしの後頭部に手を添え、ゆっくりと上体を倒すようにいたしました。
かんざしを抜かれて乱れていた髪は、梳かれて左側でゆるく三つ編みにされていました。
「主はいま温泉にいっております。しばらく戻らないでしょう」 
先ほどまで縄で縛り・吊るすように命じていた男性がいない。
わたくしを犯した男性のかわりに側に彼がいる、それだけでわたくしは少しほっとしておりました。 
キングサイズのベッドのような大きな布団の中央に横たえられて、はじめて先ほどまでの責めがどれほど激しいものであったかがわかったからです。 
身体のあちこちが火照り、わずかにきしみを上げていました。
  
「おねがい、なにか羽織るものをちょうだい」
ランジェリーの一部だけしか身につけていないこと、横たえられたことで運転手の眼に全てを曝け出していることにようやく気づきました。
「申し訳ございません。お召し物は差し上げられないのです」 
冷たく感じられるほどの声で運転手は答えます。
「いや・・・おねがい・・はずかしいわ」 
シーツだけでも・・そう思っても、見事に整えられた和の寝具には身体を覆う薄物すらありませんでした。 
両手で乳房と茂みを隠し、身を捩る様にして彼の視線から逃れようとしたのです。
「それでは こういたしましょう」 
運転手は枕元にくると、懐から先ほどまでわたくしの手首に絡んでいた帯揚げを取り出して・・・目隠しにしてしまったのです。
「いやぁ・・・」 
突然視界を奪われたことに驚いて、わたくしは両手で彼の手を帯揚げを外そうといたしました。
「祥子様 お静かになさってください。私はもう祥子様をくくりたくはないのです。あんなに手首を赤くされて」 
彼の顔も見えないなかで、声だけが深くわたくしに届きます。
「主もお約束いたしました。祥子様が本当にいやがることはいたしません。ですからもう今夜はあなたを縛らせないでください。さあ、お静かに」 
そう言ってやさしくわたくしの両手を身体からはがし・・・体側に置くのです。

「リラックスなさってください。まだお清めが済んでおりませんから」 
運転手がわたくしの足元へ動く気配がいたしました。
ぱふ・・・ 少し堅い枕のようなものが置かれました。
運転手が手を、布団とウエストの隙間に差し入れると・・・ぐいっとわたくしの腰を引き上げ、枕のようなものを押し入れたのです。
「なにを・・・なさるの・・・」 
ガーターベルトと白いストッキングだけをつけた下半身を、はしたなく突き上げた姿にされてしまったのです。
「失礼いたします」 
両足首を掴み膝を曲げる様に開くと、運転手はその中央に座ってしまいました。
「ぃやぁぁ・・・みないでぇ・・」 
先ほどまで男性に激しく突き上げられていた花びらの狭間が、いまは彼の目の前に開かれているのです。
脚を閉じることもできず、あまりの恥ずかしさになんとかして膝をつけようといたしました。
「お静かになさってください。祥子様」 
わたくしの足首を両手で握りしめたままで、運転手は花びらに口をつけたのです。 コメント
悪鬼さんとHAIREIさんから同じバトンを頂戴しました。
遅くなりましたが、こちらでお返事させていただきます。

【1】無条件でときめく○○な3人
 いまは・・・という条件付きですけれど
 運転手の望月さん
 カメラマンの高梨さん
 3人目は・・・
  長谷川さんとシェフの田口さんのどちらかしら

【2】無条件で嫌いな○○を3つ
  無粋な男性
  教養のない男性
  お仕事の出来ない男性  ですわ

【3】無条件お金をかけられるもの5つ
  わたくしに似合うランジェリー
  毎日バッグに持ち歩く本
  愛機のMac♪
  美味しいお酒とお食事
  ハンカチ♪       かしら

【4】無条件に好きなこと
  やさしいキス
  心地よい音楽
  抱きしめて下さる腕
  ブラックでいただくキリマンジャロ
  黒髪のしなやかな手触り


【5】バトンを回す5人に合う色をつけて
  どなたにまわしたらよろしいのかわからなくて。
  どうぞお気に召した方が
  お持ちくださったら幸いです

2006/02/02 22:55| URL | 祥子  [Edit]
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2006/02/03 09:05| |   [Edit]
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