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唐紅 16

気を失っている間に、どれほど犯され嬲られた身体を拭われたのかはわかりません。
ただ、他の男性のものを直に注ぎ込まれた部分を、運転手の唇で拭わせるなんて・・・とても考えられないことでした。
「おねがい・・やめて・・・きたな・い・・」 
彼の優しさにわたくしは大きく抗う事もできず、だからといってそのまま身を任せることも出来ずに、身じろぎをくりかえしておりました。
そのくせ視界を奪われた状態で、運転手の生暖かい舌と唇に大きく濡れ光った真珠を舐め上げられる妖しい快感は、拭われたばかりの花びらにさえまた溢れるばかりの蜜を湧きださせるのです。
「いいえ、汚くなんてありません。祥子様の愛液は・・美味しいです」 
じゅ・・っるっ・・ 急に溢れた愛液をほんの一滴すら零したくないといわんばかりに、彼は舌と唇を使って吸い上げます。
「あっ・・ふぅあぁぁん」 
2枚の花びらを同時に啜り上げ、口中で・舌先で執拗にねぶられて、はしたない声まで上げてしまうのです。
「こんなに光って・・クリをこんなに大きくして」 
運転手のうわずったような声すら、わたくしの羞恥を煽りつづけるのです。
彼に掴まれ自由を奪われているはずの足首からも、はしたない淫楽が忍び寄るのです。
「いやぁぁ・・・」 
全く視界を奪われることは、触覚と聴覚を2倍にも5倍にも増幅します。 
ぺちょ・・・くちゅ・・ちゅ・・ 愛液が流れてゆく会陰から、左の花びらの尾根を通り・・度重なる絶頂で大きくなった真珠の表面をたどり・・・。
右の尾根をゆっくりと降りてゆく彼の舌先が、愛液にまみれる音さえも克明に響くのです。
「はぁぁ・・あん・・やめ・て・・」 
激しさを押えて何度も舌先は同じルートを辿り続けます。
同じ強さなのに一度めよりも二度め、二度めよりも三度めの快感のほうが強くなってゆくのです。
「おねがい・・ゆるし・・て」 
花びらの尾根や外側ではなく・・・蜜を湧きだされる狭間をねぶってほしい、真珠の表面をゆるく撫でるのではなく・・・強く吸い上げ甘噛みしてほしい。
彼の破廉恥なくせに紳士的な舌使いに、わたくしの腰は枕で押し上げられた以上に浮き上がってしまったのです。

「もっと・・・ですか 祥子さま」 
舌がかすかに離れる分だけ、迫り上がる腰の動きを運転手は気づいていました。
また少し・・・舌を離していじわるな質問をします。
「いゃぁぁ・・・あはぁあ」 
喘ぎ声とうらはらに、彼の舌を求めてまた上がってしまう腰を両手でつかみ、運転手は激しく吸い上げました。
「ああぁぁあ・・・ゆるし・・てぇぇぇ」 
一枚づつ吸い上げた花びらに歯を立て、根元から吸い上げた真珠を甘噛みするのです。
「あぁ・・いいぃぃぃ」 
堅く尖らせた舌を花びらの狭間に突き込み・・・淫らにひくつく内壁をまるで彼の塊のように舌で突き上げるのです。
「やぁ・・ゆるし・・て・・い・・くぅ」 
ちゅぽ・・くちゅ・くぽ・・溢れる蜜をかき回す彼の舌が、水音を高くします。
「いくっ・・・」 
運転手の顔にこすりつけるほどに腰を高くふるわせて・・達して・・・しまったのです。

「祥子様の香りに狂ってしまいそうです」 
下のお口とのキスを止めることなく、運転手はつぶやきます。
「こんなフェロモンを溢れさせて。あぁぁ先ほどの主とのときよりもっと強い」 
柔らかな狭間からは、彼の唇では拭いきれないほどの愛液がしたたっておりました。
男性と運転手に、代わるがわる数度にわたって絶頂に送り込まれた身体は、運転手の愛撫を受けていない部分に淫らな疼きを送り込み・溜め続けていたのです。
両の乳房の先端は、指一本触れられていないのに堅くとがり。会陰の先のアナルは愛液にまみれ、花びらと同じだけ蠢いておりました。

「祥子様 次はうつぶせです」 
運転手は目隠しをしたままのわたくしを抱き起こしました。その時はじめて、彼がなにも身に付けていないことに気づいたのです。
彼のすべらかな肌と筋肉質の胸に抱き起こされ、受け止められて・裏返しにされ・・・さきほどよりももう一つ枕を積んだほどに高くなった部分に、腰をおかれうつぶせにさせられたのです。
「あん・・」 
糊のきいたシーツは直接触れる乳首を容赦なく刺激します。 
目隠しをしていたので実感はなかったのですが・・・わたくしは胸元を布団に直接押し付けられ、腰だけを高くあげた淫らな姿を運転手に晒していました。
ぺちょ・・・ 運転手は今度はなんの予告もなく、愛液にまみれたアナルを舐めるのです。
「やめ・・て・・あぁあん」 
腰を振り彼の唇を避けようとしても・・・その動きはわたくしの身体を一層嬲るだけでした。シーツに押し付けられた欲情した乳首を、彼にアナルを責められながら愛撫されるのと同じになってしまうのです。
くちゅ・・ 皺の一本一本を愛でる様な、優しい舌使いで緊張を解きほぐしてゆきます。
「ん・・・おねがい」 
バージンを奪われてから・・・年若いセフレにもう一度だけアナルでの快感を教え込まれている身体は、運転手の口戯にはしたなく反応してしまうのです。
「ゆるして・・・」 
わたくしのアナルは快感に負け、先をわずかに堅くした彼の舌先を、2重にしめつけるその内部に迎え入れようとするかのようにひくつき・・なのに時折ふっと力を緩めるのです。

「祥子様 主の嗜好はご存知でしょう。どうか・・・息を吐いて私に身体を預けてください」 
ローションの冷たい感触がわたくしの狭間を垂れてゆきます。
「あっ・・・」 
運転手の熱を持ったような舌と腕に愛撫されていた身体に、わずかに鳥肌をたててしまいました。
「申し訳ございません。冷たかったですか?」 
彼の優しい声がいたします。右手がわたくしの丸い腰のカーブから太ももを・・・そしてガーターストッキングに包まれた脚へと何度も往復いたします。
「これでもう冷たくはございませんでしょう。祥子様」 
ほのかに暖かい彼の体温を伝える指先が、アナルにローションをなじませるのです。
「あうっ・・・や・・・」 
運転手の中指が、アナルの中にするっと差し入れられました。
続いて蜜壷の中に左手の中指と人差し指が・・・。
「はぁぁ・・ん・・きつ・・い」
何度か中指を・・・蜜壷の人差し指と擦り合わせる様に抜き差しをするのです。
「力をぬいてください。祥子様」
指先を始点にくるくると円を描く様に中指を動かします。締まろうとする筋をゆっくりとゆっくりと柔らかくしてゆくのです。
「あぁぁ・・ん・・だ・・めぇ・・」
ゆっくりと抜き始めた右手の中指はすぐにローションに濡れた人差し指を伴って・・・ふたたびゆっくりとアナルに入り込んでくるのです。
そして蜜壷には左手の薬指が・・・。

「かんに・・ん・・あぁ・・・ひど・・い」 
ゆっくりとしたアナルへの2本の指と、密壷の中の3本の指が間の薄い壁を両側から擦りあげます。
「おねがい・・・ゆるし・・て・・あん」 
指だけの愛撫のはずなのに、運転手の荒い息まで・・聞こえるのです。
「力を抜いてください、祥子様。これを受け入れられたらゆるしてさしあげます」 
すっと抜かれたのはアナルの指でした。
すぐさまそれは3本の指になって、さらにきつく内壁をひろげるのです。
「あああぁぁぁ・・・いやぁぁあ」 
身体中を押し開かれる感覚に、わたくしの意識ははしたない狭間の彼の指にだけ集中してしまいました。
たった1本、薬指がプラスされただけですのに、いままでの倍にも広げられたようです。
くちゃ・・・くちゅ・・「あぁああ・・・いぃぃ」
ぐちょ・・くちゃ・・「はぁあん・・・やぁぁ」
ローションと愛液が運転手の指でかき混ぜられる音に、わたくしの高い喘ぎ声が重なります。
露天風呂の男性にまで聞こえそうな激しい淫ら声・・・。
「あぁぁ・・・かんにんしてぇぇ・・・いく・・や・・あぁあああ」 
きゅうっと胎奥から快感の収縮が起こりはじめました。
「祥子様 いってください。さぁ・・・いきなさい」 
運転手は指を・・・花びらの中のものだけでなくアナルの指までを、激しく出し入れいたします。
「私の指でいってください、祥子さま」
「いくっ・・・あぁぁぁぁぁ」 
内臓までも淫らに震わせて・・・わたくしは運転手の指に翻弄されてしまいました。
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