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サファイアの夜 5

窓ガラスの鏡面にうつるわたくしの姿は、濃紺のミニのスリップドレスを身に着けている様でした。
ふくらはぎから太ももに掛けては、ダークネイビーのストッキングが上品に肌を覆い隠しておりました。
ただ1つ、いつもよりも短いスリップの裾とストッキングの間に、太ももの白い肌とガーターベルトのストラップと留め具が見えていることが・・・わたくしの心の奥に潜んでいる疼きの在処を告白しているようでした。
「どんなに上品な奥様なのかと思ったが、随分だな。」
「ちがいま・・す・・あっ・・・」
左手でスリップのストラップを引き下ろされます。
先ほどまで、男性の手で嬲られていたハーフカップのブラからはみ出させられたたゆんとした乳房がくっきりと窓に映し込まれるのです。
「どこが違うんだ、ここか?」
「いゃ・・っ・・」
肩口から回された男性の手が窓のガラス面から流れる冷たい夜気に一層立ち上がった乳首を嬲るのです。いけない・・・と思いながらも、わたくしは淫らに腰をくねらせてしまったのです。
「ぁあっ・・・おくさまなんかじゃ・・な・い・・ ゃぁっ・・・」
感じやすい左の乳房をいらいながら、髪から手を離した男性は右のスリップのストラップを落としました。
自らの重みでサテンはするすると滑り落ち・・・腰の・・・わたくしの腰の丸みにたくって引っかかりそこで止まりました。
「そうか、てっきり人妻が危ない男と浮気をした挙げ句のことかと思ったが、違ったのか。」
「ちがいます・・・ぁ・・みちゃ・・やぁ」
窓ガラスには、ハーフカップのブラには収まり切らないと主張するようにすこしひしゃげ・・・脇の膨らみにブラのストラップを食い込ませた淫らなGカップの乳房が映っておりました。
乳房の重みを支えて・・・正面にくっきりと立ち上がったはしたない乳首を真っすぐに向けさせるためだけに、サファイア色のブラは存在しているようでした。青というよりも黒く・・・映るランジェリーは、まるで影の男に命じて淫らに白い乳房を支えさせているようにも見えたのです。
こんな、乱れた姿を晒されるくらいなら、まだ乱暴に全てを剥ぎ取られた方がましです。

「眼をそらすんじゃない。」
お慕いした方と同じ声が、その方が一番お好みになるだろう淫乱な姿をしたわたくしに・・・望む命令を与えるのです。
「おねがい・・ゆるして・くだ・さ・い」
わたくしの哀願の声は、語尾に向かうほどに掠れ・・・小さくなってゆきました。
「私が何をした。どう許せというんだ?」
「おねがい・・みない・で・・・」
「さっき無作法にこの私の手を見つめ続けていたのは祥子だろう。」
「ぁぁあっ・・・」
また左手が、ブラのカップの上に無様にはみ出させられた乳房とその先端をいらうのです。
「もうしわけ・・ござい・ま・・・せん」
「随分従順に躾けたものだな。いまは誰にも仕えていないのか?」
「・・・は・い。」
「もったいないな。これほどの奴隷はそう手に入るもじゃない。」
パシッ・・・
「はぁ・・っ・・」
「いい声で鳴く。嗜みも悪くなさそうだな。」
「だ・・めぇ・・・・ひぃっ・・」
パァン・・・
スリップを捲り上げ、Tバックの露になったヒップを確認するとその裾をガーターベルトのウエストに挟み込んで、真っ白な素肌に赤い手形が残るほどのスパンキングを加えたのです。 コメント
魅力的
恥じらいが強く、それでも流されていってしまう女性の姿に興奮します!^^
どこまで従順に従ってしまうのか・・・
続きが楽しみです!

2006/12/18 12:07| URL | ゆうき  [Edit]
ダークネイビーのストッキング
↑で目が釘付けになった柏木です。^^
青鞜とは才女の意でもありますが。
あのぬるりとした艶のある発色は、なかなかどうして・・・な風情ですね。
裡に秘めた淫らさまで、感じ取ってしまいそうです。
いつもなら冒頭にストッキングの色まで描かれてあるのに。
今回はいささか後出しでしたね。(初めて出てくるのは「3」でしょうか)
そのぶんよけいに印象が深まったような気がします。

さらりとむき出しにされた艶脚。
抜き身の刀のようにアブナイです。^^

2006/12/18 14:59| URL | 柏木  [Edit]
ばれちゃった
 どうしてすぐに分かっちゃうんでしょう。
しっかりと、躾けられた身体だって。
赤い手形に書いてあるのかな?


2006/12/18 15:55| URL | さやか  [Edit]
今、目の前で繰り広げられている行為と祥子さんの痴態。
やけどするほど、気絶するほど悩ましく熱い。

綴られる言葉一つ一つはCOOLだけど、それが集まると
こんなに熱くなるのですね。

2006/12/18 21:12| URL | eromania  [Edit]
切ない
昔愛した人の声と手・・・・。
耳元で囁かれなくても、耳から脳へと響いていく声・・・。
自分の身体のすべてを知っている手の感覚。

頭の中では忘れようとしても、身体のどこかには必ず愛した方の鍵盤が一つだけ残っているのです。
なにかの拍子にその鍵盤が動くのです。
音をたてるか・・・たてないかは別として・・・・。


2006/12/18 22:00| URL | 桜草  [Edit]
忘れられない愛しい人の思い出、それは声と手と眼差し…。
何かの拍子にふっと浮かんでは、苦しめられる…。
ただ似ていただけ…それなのに、祥子さんの中の熾き火が燃え出した。
縋りたい想い…が、かりそめの隷属者にさせる…。
心許無く頼りなげで、S性の強い男性にはお見通しなんですね。。

2006/12/18 23:36| URL | るり  [Edit]
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2006/12/18 23:52| |   [Edit]
心から愛されたいと願わずにはいられません。
肉体だけの関係でたとえ逝かされたとしても、わたし達を騙し続けてほしいのです。
ただ、愛していると囁き続けてほしい、、、
祥子さんの上にたくさんの愛のかけらがちりばめられますように、そう願っています。(詩織)

2006/12/19 00:02| URL | missjenny  [Edit]
休み明けの月曜日
みなさまお忙しかったのではないでしょうか?
それとも、休日のほうがゆっくりお越しになれないのかしら(笑)
慌ただしい年末。家事をリードする女性・家事を手伝わされる旦那様の幸せなイメージが思い浮かびます♪
おつかれさまでした。

ゆうき様
はじらいと拒否はイコールではないんですね。
恥じらいと抵抗の強い女性をどこまで我がものにするかがSの方の醍醐味なのでしょう♪

柏木様
やっぱりここに眼が止まられましたか(笑)。
衝動的に出掛けても、決して他の男性を漁りに出たわけではないので・・・シックなものを選んだつもりだったのですが。
柏木様の目は誤摩化せないんですね。

さやか様
そうなんです。わかってしまうんですね。
その訳は『言葉遣い』だと言われたことがございます。

eromania様
炎は高温になるほど青白く光る・・・。
そんなイメージです。
まだ、夫と別れた男性との経験しかない初心なわたくしをどうぞ暖かく見守ってくださいませ。

桜草様
似ているだけなのです。
その方に愛されているわけではないのに・・・・。
それでも声や手や・・似ている部分に愛した方の面影を乗せて、夢の時間を貪ろうとしてしまう。
わたくしはいけない女なのですね。

るり様
そうなんです。
まるで『あなたのものです』と印を付けてあるかの様に、見逃すことなくわたくしの淋しい心を味わってくださるのですね。Sの方は。

2006/12/19 00:04| URL | 祥子  [Edit]
missjenny様
ありがとうございます。
そうですね。心から愛されたいと思っております。
身も心も・・・。
そんなパートナーを見つけたと思った後に失った哀しみが、わたくしにこんな行動をとらせてしまったのです。
また、愛せる方に出逢えたら・・・この傷は癒えるのでしょうか?

2006/12/19 08:10| URL | 祥子  [Edit]
ふふふ、いいですね、もう身体がぞくぞくするほど感じます。

こんなオンナなら、もっとなぶり、許しを請うほどに、
オンナを感じ、ますます責めを激しくし、
祥子のオンナをもっと引き出したいと思うでしょう。

堪りませんね。
おいしい..涎が出てきそうです。(^^♪


2006/12/24 17:59| URL | melto  [Edit]
melto様
そうおっしゃっていただけて嬉しいです。
見た目の美醜ではない、もう一つの内面の<女>。
それを感じていただけるのは、可愛がっていただく女の特権かもしれません。

2006/12/24 19:03| URL | 祥子  [Edit]
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