唐紅 21
しょうこ・・さ・・ま 運転手はそう呟くとまた激しく舌を絡めてまいりました。ちゅ・・・っ・くちゅ・・・ 舌の根元までむさぼるような口づけは、彼の熱情をストレートに伝えるのです。
「ぁふっ・・・っく・・」
唇を重ねたまま彼の身体はわたくしに被いかぶさり、彼の手で着せ付けた長襦袢を今度は乱暴にはだけました。
わたくしの腰に跨がり・膝立ちになった運転手は、自らの帯に手をかけ浴衣まで脱ぎ捨てたのです。
彼は普通男性なら浴衣の下に着けている下着を着けてはおりませんでした。
しなやかな筋肉に覆われた長身の肉体と、猛々しいまでに反り返った塊を・・・わたくしは見上げたのです。
「ずっと・・こんな風に?」
ささやく声で彼に尋ねました。
「ええずっとです。祥子様と主がお庭に散歩にいかれてから・・・ずっと」
彼はわたくしの肩先までずり上がり・・そしてさきほどまで貪っていた唇にまた熱い塊を突きつけるのです。
「またしてほしい、もういちど祥子様の唇で」
彼の手は塊に添えられて・・・先端から滴った透明な液体を、ルージュを塗り込める様にわたくしの唇の上に塗り込めるのです。
「あ・・・はぁ・・・」
一度達したにも関わらず、塊はまだ濃い牡の薫りをたたえておりました。
「祥子様 さぁ」
彼の粘液に塗れかすかに舌先が誘う様に見え隠れるす唇に・・ぐいっ・・と上から塊を突き入れたのです。
「んぐぅ・・・く・・ぽ・・」
枕と彼の腰に挟まれわたくしの頭は動けませんでした。
その喉奥までずっと・・・彼の堅くて熱いものを押し込まれるのです。
「んんんぁぁ・・んくぅぅ・・」
容赦なく・さらに激しく・さらに奥まで・さらに熱く。
彼の腰はわたくしの胸の上で動きつづけました。
「あぁ 祥子様。いいです もっと」
彼の塊を唇で柔らかくしめつけ・・・舌を蝶が舞う様にひらひらと纏い付かせ・・・。
あまりの激しさに飲み込むこともできない唾液は唇の端から溢れるほどに・・・塊になめらかなぬめりを加えていました。
「あぁ、だめです」
突き入れたのと同じだけの唐突さで彼は腰を引いたのです。
「なんて淫らな唇なんですか。二度目なのにまたいきそうになってしまいました」
彼の重みが肩先から外れました。
わたくしの足元に下がると、今度は純白の長襦袢に包まれた両脚を乱暴に開くのです。
「・・や・・しないで・・望月さん・・・」
開かれた両脚を閉じる事ができないように彼は膝をすすめ、指で優しく・・でも躊躇なく柔らかい狭間を撫で上げたのです。
「あん・・」
くちゅ・・・ 数十分前に温泉で清められた身体なはずなのに...はしたない淫らな水音を響かせました。
「こんなにして・・・フェラチオだけで濡れるんですね。祥子様は」
溢れる愛液は太ももを・・・会陰を伝わり・・・純白の長襦袢にはしたないシミをつけておりました。
「この長襦袢は差し上げられませんね。こんなシミがついていたら」
花びらに留まっている露さえも滴り落とさせるような淫らな指使いで、わたくしを嬲るのです。
「いやぁ・・・」
彼の主である男性との戯れには緋色の長襦袢を気にして、はしたなく腰を浮かせる事までしたのに・・・彼との行為は高価な純白の綾絹の価値を忘れさせるほどに、わたくしを没頭させていたのです。
「祥子様のためなら新しいものをいくらでもお作りいたします。この長襦袢は私の宝物にいただいて帰ります。」
ぬめりを絡み付けた指先で大きくふくれあがった真珠までも、なでつけるのです。
「あぅっ・・・やめ・・て・・あぁ・・もちづき・・さぁ・ん」
敏感な珠を執拗に往復する指づかいに、わたくしはさらに蜜を溢れさせて・・・達してしまったのです。
「あぁ・・・祥子さま・・」
押えきれない快感に浮き上がるわたくしのたわわな胸元を確かめると、彼は塊を花びらに押しあて・・・奥深くまで・・はじめて押し入れたのです。
ぬりゅ・・・みし・・・ シーツまで濡らすほどに潤った蜜壷は、彼の大きな塊を、身体を押し開く感覚と共に受け入れました。
ちゅ・・くちゅ・ぅ・ぅぅ・・ ゆっくりとでも奥まで・・子宮を確かめるように再奥まで塊を突き入れます。
「祥子さま・・・これが・・あぁいい」
運転手は両足首を肩に抱えるとようやく腰を動かしはじめました。ときおり喘ぎを漏らしながら、わたくしの眼をみつめたままで幾度も深く抉りつづけるのです。
いまだ身体にほの輝く白の長襦袢をまとい付けたまま,わたくしは彼に組み敷かれておりました
「あはぁ・・・あぁ・おお・き・ぃぃ」
軽く腰が浮くほどに身体を二つ折りにされたままの体位は、より深く彼を受け入れることになってしまうのです。
「いいのぉぉ・・・あん・・あぁぁ」
じゅぽっ・・・くちゅっ・・ちゅ・・ 抜き差しをくりかえすたびに、花びらからははしたない音を立てて愛液が溢れていました。
「あぁ・・・はぁぅうん・・」
彼の塊は確実にわたくしを淫らな愉悦に押し上げてゆきました。
白い腕は彼を押し留めようとしますが宙を舞い彼に縋るだけしかできません。
純白の長襦袢には、大きく張り出したかりが汲み出す白く濁った愛液が、次々と吸い込まれていったのです
「あぁしまるっ 祥子様」
普段から素肌を晒すことのない脚は、肌理の細かい柔らかな肌をしておりました。運転手の両手は・・・ほんの僅かも身を離すことも許さないと言わんばかりに、その脚を捉えておりました。
「あふぅぁぁ・・・あん・・だめ・・はげし・い・の・・」
正常位のままに貫かれ、彼の動きにGカップの乳房は たふ・・たふ・・たゆん・・・とはしたなく揺れ続けます。
望月さんの視線は、快感に眉を顰めるわたくしの表情と、はしたない乳房の動きを交互に捉えていたのです。
「あはぁぁぁ・・・また・・・いっ・・く・・」
何度も頂きまで押し上げられているのに・・・熟した身体はまだ浅ましく快感を貪ろうとするのです。
わたくしは何度も達してしまう淫らな顔を見られたくなくて、唯一自由な両腕で目元を覆いました。
彼の腕が肩に抱き上げていた両足首を左右に大きく割り、布団に下ろしたのです。
荒々しいまでの腰の動きを緩めて・・高まり極まろうとしていたわたくしの快感は、宙に浮いたままに留め置かれました。
「祥子さま、だめです。手をどけていく顔を見せてください」
彼の両手がわたくしの手首を掴み顔の左右に引きはがしました。
「やぁっ・・だ・め・・ぇ」
わたくしの目元も肩先も悦びに紅く染まっておりました。
「主にではなくて、私でいく祥子様を見せてください。もっと声を上げて」
運転手はわたくしの手首を掴んだまま上半身を倒し込み、両手を布団に押し付けて、また腰の動きを激しくするのです。
「あぁああ・・・やめ・て・・ぇぇ」
彼の言葉で・・快感で忘れかけていた襖の向こうにいる男性の存在を・・思い出しました。
それでももう火のついた身体は、喘ぎを押さえることなど出来なくなっていました。
「やぁぁぁ・・・みない・・で・・」
緩やかな動きに焦らされていた密壷は、強い刺激に彼の塊を中程と奥の2カ所できつく締め付けて・・・より強い快感にわたくし自身を追い込んでしまうのです。
彼は、主である男性にわたくしの乱れる様を誇示するかのように、容赦なく責めつづけます。
「あぁ・・かん・・にん・・」
密壷を逞しい彼の塊で、両手を彼の腕で押さえ込まれたわたくしには・・・許しを乞うためには髪を乱すほどに首を振ることしかできませんでした。
「はぁぁ・・ふ・・あぁぁ・・もち・・づ・き・・さぁ・・ん」
眉間を僅かに寄せ、薄く涙を浮かべる目元・額にほつれかかる黒髪を彼は見つめておりました。
「その声その表情。あぁ祥子様、いってください」
射出感にひくつく腰をこらえながら、彼は塊をわたくしの奥まで ずん・・ずぅん・・と突き入れ子宮口をこねる様にねじ込むのです。
「かんに・ん・・ぇ・・もちづき・さぁぁん・・い・くぅ・・ぅぅ」
これ以上密着できないほどに深く彼の塊を胎内に飲み込みながら、わたくしはまた絶頂を迎えてしまったのです。
トラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| BLOG TOP |