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SnowWhite 43

ジィィ・・・パッ・カシャ
「やぁっ・・・」
「それにこのフェロモン。白雪の嗅覚は人間の数千倍だというからな、リビングに居ても気付かれたかもしれないな。」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「あぁぁ・・ぁぁ・・・」
白雪に、いまのはしたない嬌態を気付かれてしまった・・・あまりの恥ずかしさに、わたくしはフラッシュから逃れる様に顔を伏せてしまおうとしたのです。
「だめだ!」
「あぅ・・ゆるし・・て・・・」
高梨さんの右腕がわたくしのロングヘアを掴み、背けようとした顔を引き立てるようにしたのです。
ただでさえみっしりと埋まった塊は質量を増して、柔らかな子宮へとめりこむほどに一層深く突き立てられたのです。

「最高だ、祥子!」
ジィィ・・・パッ・カシャ 
ベッドサイドの白木のラックから、至近距離でシャッター音が響きます。
「やっ・・・」
「気付いているか、祥子。祥子のここは、カメラのシャッター音に反応して酷く締まる。」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「ぁ・・ぁあぁぁぁ・・・ちが・うぅぅぅ・・・」
ぐりぐりと、高梨さんが塊をわたくしの再奥で抉るのです。
「さっきから逝きたくなるのを我慢してるんだ。」
次に掴まれたのは、シーツを握りしめていたわたくしの両腕でした。
後ろから貫かれたままで、後ろ手に肘を取られ・・・絶頂のすぐ近くまで押し上げられたままの、危うい理性を曇らせた表情を、間近なカメラへと向けさせるのです。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「思った通りだ。こんな官能・・・二度と撮れない。」
「あっ・・・」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「や・め・・・て・・・ぇ」
ナイティの左肩だけを・・・Gカップの乳房が露になるまで一気に剥き下ろされたのです。淫らに鴇色の先端を昂らせた身体から背けた横顔さえも、高梨さんのカメラは容赦なく捉えてゆきます。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「あな・・た・ぁぁ・・」
フラッシュを浴びて・・・言葉にできないまま、わたくしは背後の高梨さんの肩に頭を預けるように達していました。熱い塊を押し込まれたままの蜜壷から、蕩け切った愛液が溢れ・・・太ももを伝ってゆきます。
「っく・・・締まる。」

突き飛ばされるように上体を倒されたのと、激しい抽送が始められたのはほとんど同時でした。
「ぁぁ・・・ぃくぅぅぅ・・・・」
「まだだ!」
シャッター音もフラッシュも途絶えた闇の中で、二人の身体の狭間からは淫らな水音だけが響くのです。
低く流れるエリック・サティと、遠くに聞こえる白雪の鳴き声と。
わたくしの喘ぎは、立て続けの責めにもう掠れていたのです。
「ゆずる・・・さん・・・ぁ・ぁあぁ・・ぁぁ」
「逝くぞ!祥子!」
「いくぅ・・ぅぅ・・・・い・っちゃ・ぅぅぅ・・・・・」
ぱん・ぱん・・・ぱん!
スパンキングのような激しい肉音を立てた抽送とともに、胎内に注がれた高梨さんの熱い精液を感じたのが、その夜のわたくしの最後の記憶でした。 コメント
同時に……
 何という手練れ!
 祥子様は少し早めに、高梨さんはその感覚を祥子様に与えながら上り詰め、お二人同時に最高の境地へお達しになったのですから……。
BGMは祥子様が寝室へ入ったときから低く流れていたサティ。ピアノ曲のジムノペディかグノシエンヌ。そして伴奏には低く聞こえる白雪のうなり声。
 あまりの感覚に我を忘れてしまう祥子様。男として女性に与えうる最高の境地をお与えになった高梨様。私のような未熟なものにはとても至らぬ世界です。この後、我に返った祥子様に対して、高梨さんは第2弾を仕掛けるのか、あるいは後戯を楽しまれるのか、アズユーライクの思いでしよう。
 ふー、羨ましい……。

2007/03/30 08:37| URL | オーバーチュア  [Edit]
うお!?
中田さんですね!? (中田氏)
あたたか あたたかな所にそのまんま・・・フォッ!  ああ・・・そのまんま

ドキドキドキ・・・


2007/03/30 14:16| URL | よしちょ  [Edit]
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2007/03/30 19:52| |   [Edit]
こんばんは。
全体を通して、ラヴェルのボレロがイメージに登ってきました。
何度も繰り返すシャッター音に、徐々に高まって行く祥子さんが重なり、さらに白雪の鳴き声も重なり、クライマックスに追い上げられ・・・
そして、高まりのきわみで終わった後の、濡れたひそやかな音。
音が主役、それに翻弄された祥子さんでしたね。
このお話は、まだ続くのでしょうか。

2007/03/30 20:56| URL | masterblue  [Edit]
熱い第一夜
オーバーチュア様
高梨さんの冷静さは本当に驚くばかりです。
でも、お仕事でされているとはいえ、お写真を撮るという事に対する彼の情熱をわたくしはかいま見せていただいたような気がいたします。
熱くて・長い・・・夜でした。

よしちょ様
ふふふ、そうなんです。
でも、ちゃんと赤ちゃんができないようにしておりますから心配はしないで下さいね。
それに、出来れば男性にこうして楽しんでいただきたいからこそ・・・きちんと、信頼出来る方とじっくりとお付き合い・・をすることにしているんです。

masterblue様
はい、まだ続きます。
この一夜でもまだ前奏だと申し上げたら驚かれてしまうでしょうか。
明日の夜はもっと・・・。
と言いながら、季節は容赦なく刻々と過ぎて・・・でもお付き合いくださいませね。

2007/03/31 17:49| URL | 祥子  [Edit]
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