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ムーンナイト・アフェア 3

「それでいいんだ。祥子」 
男性の口調がわずかに変わりました。
わたくしはまだ・・・車の中の指戯に身を震わせておりました。
なのに、男性の右手はまだ・・・濡れそぼった真珠の上を去りません。
「祥子、よかっただろう。でも言葉遣いがなってないね。いくときはきちんと僕に許しを乞うんだ。いかせてくださいと」 
「あうっ・・・」 
人差し指と中指で達したばかりの真珠をはさみこむのです。
「わかったな。祥子」
「・・・はい」 
強い刺激に跳ねた身体を横目で確かめて、また中指だけの柔らかなタッチにもどるのです。
「それと今夜だけでいい、僕のことはご主人様だ。言えるね」 
また少しづつ指が・・・さきほど達してあらたに溢れた蜜をまとい付けて・・・真珠の上を舞う速度を早めます。
「ぁあはぁん・・・は・ぁい・・あぁ」 
おさまりきらない快感を、男性の指はまた煽るのです。
「そうだ、素直になりなさい。今夜は祥子のM性を全て見せるんだ。僕の前では偽らなくてもいい、さぁいきなさい」 
「はぁ・・ぁぁ・・あ・・いっても・・あん・・いいです・・かぁ・・ご主人様ぁ」 
2本の指が蕩ける愛液をまとわせて、真珠の表面を撫でまわすのです。
「まだだ」 
言葉とはうらはらに愛撫は執拗さを増してゆきます。
「ん・・あぁ・・・はぁん・・いって・しま・い・・ますぅ・・」 
シートベルトに抑えられた身体から生み出される淫らな感覚に、耐えられずに悶えるように動いてしまいます。
車が減速するのが・・・自らのはしたなさに耐えられなくて・・・瞳を伏せた身体にも伝わります。
「おね・・が・い・・ですぅ・・・ご主人さまぁ」 
車が停まりました。
「いきなさい。祥子」 
真珠の下部の花びらの蜜を掻きあげる様にぬめりを広げ、おもうがままに激しく指を動かすのです。
「あぁっ・・・いくぅぅっ・・・」 
わたくしが達すると同時に助手席側のパワーウインドを下げたのです。隣のBMWの運転席の窓が開いているのを知っていて。
「右をごらん、祥子」 
理性まで白く霞むような絶頂に漂いながら瞼を上げたわたくしの視線の先には、BMWの運転席にいる40代の男性の好色な視線がありました。
 
「いやぁ・・ん・・・」 
反射的に顔を背け、運転席の男性を見つめます。彼の指はまだわたくしの真珠の上におりました。
「祥子のいやらしい声が聞こえたんだろう。フェロモンの薫りまで届いたかもしれないな」 
信号が変わったのにあわせて、車を発信させながらそう続けるのです。
「ゆるして・・くださ・い・・」 
立て続けの快感に胸を喘がせながら、やっとそれだけをつぶやきました。
「その表情だ。ランジェリーをこんなに濡らすほど何度も達して、なのにまだ聖女のように眉をひそめてみせる」 
また・・わたくしを・・・あんなに達した身体を・・嬲りはじめるのです。
「BMWの男がどんなに祥子を見つめても、指一本触れさせたりはさせないさ。愛欲に堕として淫らに何度でも哀願させてやる」 あぁ・・・また・・だめ・ぇ
「あなたは僕のS性をこんなに刺激する。はじめてあなたを見たときからそう思ってたんです」 やめ・・て・・ゆるし・・て・・あぁ・・また・・ごしゅじんさまぁ
「いきなさい。祥子、いくんだ」
「あぁぁ・・・・いきますぅぅ」


どのような道をどう辿ったのか・・・どのくらいの時間走っていたのかさえ、わたくしにはわからなくなっておりました。
ただ、男性の言う通り車の中で10回ほどは達せられたでしょうか。
いつ窓を全開にされるかと恐れ、声を抑えたままでも喉がからからになるほどに喘がされたようです。
「祥子、そろそろ着くから身支度をしなさい」 
男性の右手はその言葉と同時に、ようやくわたくしのはしたない場所から離れてゆきました。
「・・・はい」 
身を起こしランジェリーと、捲り上げられていたスカートを整えようといたしました。
ぺろっ・・・ 男性の舌音がするのです。
「祥子の愛液でこんなに僕の指がふやけてしまった。美味しいよ、祥子」 
右手の人差し指と中指を運転しながら男性自身の舌がねぶるのです。
「やめて・・・ください」 
あまりの恥ずかしさに思わず彼の右腕を抑えてしまいました。
「ふふ こんなに車内を祥子のフェロモンで満たしておいて何を言うんだい。僕をこんなにしておいて」 
彼の右腕を抑えたつもりの左手を、反対に押さえ込まれて男性の股間へ導かれてしまったのです。
そこはもう・・・熱く堅く・・昂っておりました。
「僕の指をこんなにしたお仕置きをしなくちゃいけない。祥子、わかっているね」 
大通りから民家の並ぶ一方通行の道を、左手だけの運転で器用にクリアしてゆきます。
「ゆる・・し・て」 
わたくしは力なく答えることしかできませんでした。
 
「さぁ ここだよ。いつもの部屋があるといいが」 
押さえ込んでいたわたくしの左手を自由にすると同時に、彼がそう口にしました。
そこは生け垣に囲まれた・・・宿のようでした。
ただ、離れの様な平屋の建物が5つほど並び、それぞれに駐車スペースがあったのです。
車を停めるなりこの宿の主なのでしょうか年配の男性が運転席の窓をノックします。
彼は車を出てゆき、2分ほどたって戻ってまいりました。

「さぁ 可愛がってあげるよ。祥子」
コメント
素敵な薔薇ですね。
祥子さん、こんばんは。

忙しくてご無沙汰の間にテンプレート変っていましたね。(汗)
それで最初解らなかったのですが、トップの薔薇画像に矢印が行くと花の香りが漂うような白い綺麗な模様が浮かび上がり素敵ですね。
祥子さんのイメージカラー真紅の薔薇すごくお似合いです。

今ふと妄想してしまいました。
祥子さんの真っ白な乳房を真紅の薔薇縄でトゲを避けながら縛リ始めたが、最後の結び留めが甘く緩んだ拍子に乳房から一筋の鮮血が・・・。
傍らには真っ赤に目を充血させた柏木さんの姿が・・・。

すみません勝手に妄想してしまい柏木さんまで登場させてしまって・・。(汗)
私もテンプレート変えたくなりました。
縄が舞うようなテンプレートが欲しいですね。(笑)
                       ・・縄指導・・

2006/02/14 19:46| URL | 縄指導  [Edit]
縄指導様
こちらのテンプレートをご覧頂いたのは初めてでしたか。
わたくしも一目惚れをしてしまって
この前の21:00のスタートに合わせてテンプレートを変えてみました。
縄指導様にもお気に召していただいてうれしいです。

薔薇縄・・・とげが肌を刺す痛みを
コメントを読ませていただきながら幻覚のように感じてしまいました。
縄指導様に縛められて、流れる血を柏木様に啜られる
お二人に囲まれたらわたくしははしたなく乱れてしまいそうですわ。

2006/02/14 23:04| URL | 祥子  [Edit]
このお話、好きです。
わたしも祥子さんのように、
囚われて、愛する人に熟されてみたいです。
あくまでも、空想です。
きゃあ。

2013/03/13 00:47| URL | 月の音  [Edit]
月の音様
長谷川さんのような方
素敵ですよね♪
S とおっしゃる方になかなか安心して身を任せることは難しいものです。
でも、出逢えたらすべてを委ねたくなるに違いありません。

長谷川さんの前のわたくしのように。

2013/03/13 08:48| URL | 祥子  [Edit]
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