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ムーンナイト・アフェア 11

「さぁ、お仕置きの時間だよ。祥子」 
男性は、わたくしの頭の横に並べた玩具を持ってまいりました。
「祥子は10回以上淫らな声を上げたね。だからこの一番大きなバイブとアナルパールを一緒に入れるんだ」 
直径が5センチほどの太く・長い根元が二股に分かれている玩具と、直径が2センチほどのいくつかの真珠をつらねたものをわたくしに見せつけるのです。
「・・やぁぁぁぁ・・・ゆるし・て・ぇ」 
初めて直に眼にする玩具は禍々しく、実際以上に大きく見えるのです。
それに・・・アナルにまでそんなものを・・・
「何を言っているんだ、祥子。僕のものもそうだが、これくらいの大きさのものなどいくらでも経験があるだろうに。アナルだって経験済みだろう」 
嘲るように男性が言い放ちます。
「・・いやぁ・・だめ・・で・すぅ」 
男性の肉体ではない・・異物で・・嬲られるなんて。
それもあんなに大きなもの・・・壊れてしまう。
 
「いいね、その怯えの表情。祥子はほんとうになんて表情をするんだ。眉を顰めた顔に精液を振りかけたくなる、そんな顔をする」 
手にしていた玩具をベッドに置き、また指をわたくしの柔らかな狭間に這わせるのです。
「ここは正直だよ、こんなに溢れさせている。ローションもいらないくらいにびちょびちょだよ、祥子。これだけ濡れていたらこれでも大丈夫だろう」 
男性の視線の真下に、上向きに晒された花びらを指で大きくくつろげます。
「はぁうっ・・・ぁあああああ・・」 
男性はあの太い塊の姿をした玩具の先端をあてがい、玩具自身の重さで沈み込ませるようにゆっくりと差し込んでゆくのです。
「あうっ・・・ん・んぁぁ・・・」 
一段と大きく張り出しているかりの部分が、わたくしの花びらを強引に押し広げ入り込んでゆきます。 
・・・くちゃ・・・ 
吊られ・言葉責めされて溢れさせてしまった愛液は、ごつごつした血管の浮き上がりさえも模した玩具にまとい付きすべらかさを増す役目を果たしてしまうのです。
「ふふ 祥子の花びらがこんなに大きくひらいて、ゆっくり飲み込んでゆくよ。ひくひくと・・はじめてのバイブはさぞや美味しいんだろうね。また涎のように蜜を溢れさせる。祥子の身体は本当に淫乱だね」 
言葉責めを繰り返しながら、少しずつ玩具に添えた手に力を加えてゆくのです。
「だんだん抵抗が大きくなるな、祥子。そんなに締めたらだめだろう。奥までほしくないのかい? さぁ あと一息だ。この大きさでも祥子の熟れた身体なら全部飲み込めるはずだ、ほら」 
くいっ・・・僅かに捻る様に押し込んでゆくのです。
「あぁぁぁ・・・ん・・・お・っきぃぃ・・」 
ずぅん・・・と一番奥に先端がぶつかりました。
「ずっぽり埋まったな。思った通りだ、どれ」
「あん・・・だ・め・・あぁぁん・・」 
くちゃ・・くちゅ・・・男性が玩具を出し入れするのです。
引き出すときは張り出したかりがわたくしの胎内をすべて掻き出し、押し入る時には襞奥の快楽のポイントまで広げ・・・容赦なく嬲ってゆくのです。
「ああ・・・はぁうぅ・・んんぁぁ」 
真下に自重も加えて送り込まれる玩具は、わたくしがもっとも弱い奥の壁を何度も何度も・・強く責めるのです。 
「祥子、そんなに締めたら動かせないじゃないか。ふふ、あの時もこんな風に花びらをまといつかせて僕のものを締め付けたんだね」 
「いやぁぁ・・・みないで・ぇぇ・・」 
胎内の圧倒的な存在感がわたしの思考を蕩けさせ、玩具が出し入れされている秘部を男性に見られていることすら失念していました。
吊られた両脚はすでに痺れ微かな痛みをもたらしてはいましたが、わたくしは手首に纏い付く赤い縄に縋るようにして・・・玩具に犯される初めての感覚に耐えていました。
 
「これだけでそんなに感じていたら、この後身が持たないよ、祥子。相変わらず敏感だね」 
そして、ずい・・と改めて奥まで玩具を差し入れたのです。
花びらの奥深くだけでなく、玩具は濡れて大きくふくらんだ真珠の上にまで覆いかぶさっておりました。
「あうっ・・・はぁぁん・・・」 
ひと際高い喘ぎ声を上げてしまいました。
男性がスイッチを入れたのです。唐突に玩具が胎内と真珠の上で全く違う動きをはじめました。
「ぁあぁぁん・・・ぃゃあ・・」 
うぃん・・うぃん・・・ただでさえ大きな玩具は、うねるようにして花びらの奥をその太さ以上に押し広げてゆきます。 
「んぁああ・・・」 
びぃぃぃん・・・真珠の上の柔らかな感触はさきほどのプラスチックの小さな卵と同じ動きで、でも舌のようなぬめっとした感覚のまま休むことなくもっとも敏感な淫楽の芽を責め立ててくるのです。
「・・はぁぁん・・やぁぁ・・・」 
うぃっ・・・
「そんなに締め付けたらだめじゃないか、祥子。困ったやつだ、力を緩めなさい。玩具が壊れるだろう」 
男性の声に・・・わたくしは無意識に収縮させていた蜜壷の力を解きました。
「・・あぁはぁぁん・・ゆるして・・」 
うぃん・・・うぃん・・・ 何度も繰り返し呼び覚まされる快感は、わたくしの胎内を男性に犯されているときと同じに蠢かせ、ともすると玩具を押し出しそうになるのです。
ところが吊られた姿勢がそれを許してはくれません。
僅かに浮き上がった玩具は、その重みでまたわたくしの奥まで・・・より深く潜り込んでしまうのです。
「ふふ まだ半分くらいのパワーでしかないんだがな。いいぞ何度いっても、きちんと僕に許しを乞うてからならな」 
男性は手の中にあったコントロールボックスを、ガーターベルトのウエストに挟み込みました。
吊られる痛みは真珠を直接責め立てられる快感に溶け込まさせられ・・・身悶えするたびに腕は引かれ・・縄はさらに白い手首の肌に食い込むのです。
 
「あっ・・・」 
冷たいローションの感触がわたくしのアナルに触れたのです。
「や・・めて・・・もう・・許して」 
男性が言葉通り・・・わたくしの身体を両方、玩具で犯すつもりだとわかったからです。
「わかっているよ、祥子。経験はあるんだろうが・・・いつもじゃないね、この収縮は。だからちゃんとほぐしてあげるよ」 
言葉通り男性の指が、ローションのぬめりをかき回す様にゆっくりとわたくしのアナルを愛撫しはじめました。
「この前はここまで可愛がってあげられなかったからね。きっと祥子のことだ、こちらもすばらしいんだろう。アナルに玩具を入れるのははじめてかい?」 
わたくしの顔を覗き込む様に・・・改めて質問するのです。
「・・あん・・・はじめて・・です・ぅ・・」 
掠れる声でわたくしは答えました。そう言えば少しでも優しく・・・手加減していただけると思ったからです。
「アナルの経験はあるんだろう」 
男性の瞳が好奇心に光ります。
わたくしは・・あまりのはしたない質問に・・・・答えることができませんでした。 
「祥子 答えなさい」 
男性の指がすっとすぼまりに押し入れられます。 
「あうっ・・・はい、ござい・・ま・す」 
急な侵入にきゅっと力を入れ、男性の指を締め付けてしまいました。
「だろうな、祥子の熟れた身体を前にして味わいたくないなんていう男がいたら逢ってみたいものだ」 
男性は締め付けを楽しむ様に指をそのままの状態で動かしました。
 
「祥子力を抜きなさい。バイブを壊す気か?」 
男性の指とともに締め付けた、玩具の機械音が止まっていたことにも気づいておりませんでした。
「あふぅぅ・・ん・・ぁぁ」 
締め付けを緩めるために吐いた息さえ、喘ぎの色を帯びてしまいます。男性の指はアナルの中でゆっくりとまぁるく動いてゆきます。
「このバイブを壊したら、お仕置きとして大根ほどに太いディルドウを飲み込ませるよ 祥子。君のこの締まりのいい花びらが裂けてしまうかもしれない。わかったね、祥子」 
大根・・・そんな太いもの・・・入らない・・・
「やぁぁぁ・・・ゆるしてください」 
この方が口にするのです。想像も付きませんが、きっとそんな途方もないものすら・・存在するのです。
「祥子、アナルをほぐすのに力を入れたら君が痛みを覚えるだけだ。僕は祥子を傷つけたくない。いいね、感じてもいい。そうだ力を抜くんだ、いくときはちゃんと言いなさい。わかったね」 
こんなにはしたない姿のままで玩具による快楽責めを続けながら、男性はわたくしに言い含める様にやさしい声をかけるのです。
「あん・・・は・い・・・はぁぁぁ」 
アナルの指がゆっくりと出し入れされます。
引き抜かれ押し込まれる時には少しだけ深く、時にローションを足されながら・・・幾度も・・・根気よく繰り返すのです。
 
「少しずつだ、こうして柔らかくなってゆく。いいだろう、祥子」 
第二関節まで沈めた指を、そのままゆっくりと回してゆくのです。
「あぁぁぁ・・・いって・しまい・・ますぅぅ」 
濡れそぼった真珠も、押し広げられた花びらの奥も・・・疲れをしらない機械の愛撫に忍耐の限界を迎えていました。
合わせて妖しいアナルを広げられる感触が、わたくしを追い込んだのです。
「よし このままいけ!祥子」 
アナルの指を出し入れしながら、ガーターベルトのスイッチボックスをマックスにしたのです。
「あああああぁ・・・いくぅぅぅ」 
男性の塊の姿の玩具に犯されて・・・わたくしはとうとう達してしまったのです。 コメント
祥子様
この場面は何度読んでも自分の秘部を熱くさせてしまいます。
玩具は機械だから疲れを知りませんものね・・・
ずっと敏感な真珠を責められ、花びらの奥を責められ快楽地獄の
ような状況は想像出来ない快楽でしょうねえ。

まだアナルパールがあるのに・・・・

2006/02/20 20:22| URL | 桜草  [Edit]
桜草様

人肌の暖かさ・柔らかさしか知らなかったわたくしには
玩具と呼ばれるもののの冷たい肌触りには最初とても抵抗があったのです。
ですが・・・男性の手で操られる玩具は
それ自体が意志を持っているもののように動いて・・・逝かされてしまって。
わたくしを一層の恥辱に貶めてゆくのです。


2006/02/20 20:53| URL | 祥子  [Edit]
(* ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
祥子さん。

菜月のブログに来てもらってとても嬉しい限りです☆
祥子さんの表現・・・すごく気に入りました。

実は菜月は電子書籍にはまっていて・・・。
SMの書籍なんですけど、いつも感動して泣いてしまいます。

祥子さんのも携帯読めるとよいなぁ♪
すごく気に入っちゃいました。

また、菜月のブログにも遊びに来てくださいなぁ(*^_^*)

2006/02/20 22:27| URL | 菜月  [Edit]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

2006/02/20 22:46| |   [Edit]
菜月様
いらっしゃいませ  コメントありがとうございます。
電子書籍ですね。
一度考えたのですが・・・わたくしのマシンがMacなので
Windows専用ソフトしかなかったようなので投稿できなかったんです(笑)
いつか出版できたらいいのに なんて儚い夢は持っているんですけれど♪
こちらのブログも携帯でご覧いただけると思います。
よろしければURLを入れていただくか
検索サイトからお越しになってみてくださいませ。
これからもよろしくお願い申し上げます。

2006/02/21 09:23| URL | 祥子  [Edit]
祥子様

はじめまして。コメントいただき、ありがとうございます。
祥子様の小説もとても官能的で体中が暑くなってしまいました。

また続きを読ませていただきます。



2006/02/21 10:44| URL | 愛華  [Edit]
愛華様
コメントを頂戴出来てとてもうれしいです。
ありがとうございます。
長い物語ですのでお時間のある時にでも
少しずつお楽しみいただければと思います。

2006/02/21 12:44| URL | 祥子  [Edit]
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