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初雪 13

「美貴様、宜しいんですね」
「祥子さんの麗しい声と香りを僕たちも堪能させていただきますよ」 
3人の男性が鷹揚に頷いて乾杯の仕草でグラスをあげるのです。

「では」 
シェフはわたくしの身体を、テーブルとテーブルの間にある窓際へと連れて行きました。
わたくしを出窓のスペースに立たせ、手首を縛めたストッキングの端を・・・頑丈な真鍮のカーテンレールへと結びつけてしまったのです。
出窓には天井にスポットが仕掛けられておりました。
わたくしの身体は都心の宝石をちりばめたような夜景を背景に・・・ライトで白い肌をことさらに際立たせさせられたのです。

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「赦して・・・おねがい・・・」 
わたくしは陵辱するための舞台のようなその場所で・・・ライトに晒されながら今夜初めてお逢いしたシェフに犯されるのです。それも3人の男性に娼婦のように鑑賞されながら。
羞恥のあまり感情が高ぶってしまったのでしょうか。涙が頬を一筋つたってゆきました。
「聞けません。祥子様が私に思い通りにしていいとおっしゃったのですよ」
シェフはわたくしのウエストに手を回すと、ガーターベルトのスナップを外したのです。
「これはもう必要ありませんね」 
「あ・・・」 
Tバックのウエストから4本のストラップを丹念に引き出して・・・美貴さんに手渡します。
わたくしはまた一つ・・・身につけていたものを剥がれてしまったのです。

そして・・・その手はTバックのウエストにも容赦なく掛けられたのです。
「やめて・・・おねがい」
つぶやくようなわたくしの声にシェフの手が止まりました。
「まだ早いですね。このランジェリーには、もっとソースを和えたほうが良さそうです」
腕を吊られたことで引き上げられた乳房に指をくいこませ、躊躇うこと無くねぶりはじめたのです。
「はぁ・・あぁぁ・・だめ・ぇ・・」
空調の効いたホテルのレストランとはいえ、そこは窓際だったのです。
高層ビルのガラスごしに、ひしひしと冷気はわたくしの身体を覆っておりました。
男性たちの責めに火照っている身体の奥と対照的に、肌はひっそりと冷やされていたのです。
「あぁあ・・ぁん やっ・・はぁぁん」 
シェフの口唇の熱はまるで熱蝋をたらしたようにわたくしを責めるのです。
「太ももよりも柔らかく魅力的ですね それにこんなに白くて大きくて・・なのに感じやすい」 
ちゅぱ・・・一瞬強く・・身体をひくっと反応させてしまうほどに・・・なのに痕を一切残さない。そんな愛咬をシェフは・・・愛撫に身じろぎするたびにたふたふと揺れる・・・Gカップの白い肌に繰り返してゆくのです。
「祥子様の乳首は慎ましやかですね。こんなに大きな乳房なのに、敏感そうな姿をしている」
こんな風に口にしながら、わざと乳首を避け・・その分堅くしこる乳首を欲望に滾る視線でねめつけながら・・・吊り上げられた乳房の下辺やずっと晒されていた脇の膨らみまでも啄むのです。
「やぁ・・ん・・は・・ぁぁぁ・ん・・」
レストランに向かった時からいままで、言葉責めと敏感な性感帯を外した肌への刺激をつづけられていました。
「はぁぁ・・ん・・」
加えて適度なアルコールで感度を高められたわたくしの肌に、シェフの唇はじっくりと官能を炙るような愛撫を加え続けるのです。
「祥子様、いい香りです。感じてらっしゃるんですね」 
じわじわと与えられる快感は、必死に閉じ合わせた脚の奥で・・・わたくしに愛液を溢れさせてしまっていました。

「あぁぁ・・ん・・だぁ・・め・・」
その上3人の男性に視姦されていることさえ忘れてしまうほどに焦らされて・・・いけないと思いながらも・・シェフの舌による快感の芯への刺激を・・・はしたない身体は求めてしまうのです。
「ゆるし・・て・・・おかしく・・なりま・すぅぅ」
「これでどうですか」 
シェフの大きな手が両の乳房をぎゅうっと引き寄せ・・・二つの乳首を同時に・・かぷっ・・と噛んだのです。
「ああああっ・・・い・・ぃぃぃ」
甘噛みの衝撃と、ずっと焦らされた敏感な乳首の先端を舌先でねぶられる快感に、わたくしは・・・逝ってしまったのです。 コメント
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