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SnowWhite 41

Tバックを奪われた下半身は、桜色のナイティとガーターベルトの中に漆黒の茂みを一層際立たせていることでしょう。そのただなかに差し入れられた高梨さんの指は、蜜でしとどに濡れそぼっているに違いないのです。
そして、シャッターの合間に摘まれ・揉み立てられる乳首は、きちんとナイティを身に着けているが故に唾液に透ける様が一層淫らにカメラの向こうの視線をそそっているような気がいたしました。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「ぁぁあ・・・いぃぃ・・やぁ・・・」
裾を踏まれたナイティは、わたくしの動きを押さえ込んでおりました。
ひたすら続けられるのではなく、シャッターの切られるタイミングに合わせて間を置いて与えられる快感は、フラッシュにあからさまに晒される羞恥とともにわたくしを身悶えさせるに充分だったのです。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「やっ・・・」
何度も頂きの途中まで押し上げたあとで、ふいに高梨さんはベッドの上から離れられたのです。
わたくしは、思わずベッドの上にうつぶせてしまいました。
身体の前面に散りばめられた・・・はしたない淫らな女の証をレンズから隠したかったのです。

ジィィ・・・パッ・カシャ
その動きの間も、カメラも閃光も一時も止みはいたしませんでした。
乱れた長い髪の隙間から、先ほど間接照明だとばかり思っていたものが・・・プロ仕様のフラッシュだとわかっただけでした。
「後ろ姿も綺麗だよ。祥子の背中に流れる黒のロングヘアは、まるで水墨画のようだよ。」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「それにその桜色に光る腰のまるみ・・・うつぶせて際立つ肩先から肩甲骨のライン・・・」
高梨さんの言葉に、自分が無防備に晒した姿を思い知らされたのです。
わたくしの豊かな乳房は、伏せた背中にも妖しい陰影を作り出していたようでした。
「だめだ!動くな。」
脚を引き寄せ、身体を縮こめようとするわたくしを、強い声が呪縛します。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「祥子の腰のくぼみからヒップにかけてのラインは、目の毒だな。」
ぐいっ・・・
ベッドの上に乗った高梨さんの剥き出しの腕が、わたくしの腰だけを強引に引き上げたのです。
うつぶせていたわたくしは、ナイティに包まれたヒップだけを高く上げるはしたない姿勢を瞬く間に取らされてしまいました。
「動くんじゃない」
せめて上体を・・いえ腕だけでも引き寄せようとしたわたくしに、有無を言わせぬ彼の声が飛ぶのです。
高梨さんの手は、腰を覆っていたストレッチサテンの裾を一気に捲り上げたのです。
「いゃぁぁぁ・・・・」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
ワン・・ワン・ワン・・ 
シャッター音の向こうに、白雪の鳴き声が小さくくぐもって聞こえます。高梨さんとわたくしの、次第に激しくなる声に眠りを醒されてしまったからでしょうか・・・。

SnowWhite 40

仄かな明かりの中、高梨さんの肩の輪郭と微かな表情だけがわたくしに迫り・・・そのままベッドへと倒れ込んだのです。

ちゅぅく・・・
「ん・・ぃやぁ・・」
高梨さんのたっぷりと唾液を乗せた唇が、ストレッチサテンごとわたくしのGカップの乳房の先端を舐ったのです。
唇に挟み込まれる圧迫感に続いて、じわ・り・・と暖かい液体がナイティに染み込むのがわかったのです。
「もっと声を出しても大丈夫だ。」
こりっ・・・
「あぁっ・・・」
既に幾度も上り詰めさせられたわたくしの身体は、高梨さんの甘噛みに、簡単にはしたない嬌声を漏らしてしまいます。
右と・・より感じやすい左を・・交互に・・・。唇を離された側は、暖められている室内でも濡れそぼった乳房の先端を一気に冷やし、その感触が一層わたくしを責めるのです。
「もっと、だ。」
「いやぁぁ・・・は・ぁぁぁ・・・」
ストレッチサテン越しであるだけ、高梨さんの舌の動きは大胆で乱暴でした。人間の舌とは全く違う生き物に・・・嬲られているかのように錯覚してしまうほどに・・・
わたくしの感じやすい昂りを唇で・舌で・歯で追い上げてゆくのです。
ただお髭のちくちくだけが・・・間違いなく高梨さんに愛されているのだと教えてくれるのです。
わたくしの上に被さる高梨さんの塊は、ありありと存在を主張する様に昂ってらっしゃいました。わたくしの太ももに押しつけられる熱さは、桜色のサテンに覆われた先端の冷たさと相対的に高まってゆくのです。

「もっと!」
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「ぁあぁぁ・・・ぁ・・んぁ・ぁぁ」
高梨さんの上体が離れ、左膝がナイティごと太ももの狭間をくじった時・・・わたくしは高い喘ぎ声を上げてしまったのです。
快感に閉じた瞼越しにも、強いフラッシュの明かりがわかりました。
「いやっ」
「だめだ!」
ジィィ・・・パッ・カシャ
高梨さんの手がわたくしの両手を左右に押さえ込みます。
先ほどよりも数倍強い光の中で、わたくしは彼にねぶられた乳首が桜色のナイティから物欲しげに・淫らに・・・透けていることに気付いてしまったのです。
ジィィ・・・パッ・カシャ ジィィ・・・パッ・カシャ
「ゆずる・さ・ん・・・だ・め・ぇぇ」
「言ったはずだ。もっと恥ずかしいことになるって、な。」
今度は、まぁるくわたくしの蜜のしみをつけたナイティの裾まではだけ上げるのです。
自由にされた腕は、なにを覆い隠せばいいのか・・・わからなくなっていました。

SnowWhite 39

ジィィ・・・カシャ
ただでさえ、高梨さんの声はわたくしの理性を奪う深くて丸い声でした。
その声の響きとシャッター音は、きっちりと装ったナイティの下の身体を内側から蕩けさせてゆくのです。

秋に美術館で初めてお逢いしてお名刺をいただいた後で、わたくしは書店で彼の写真集をいくつも目にすることができました。
彼の写真の中の美しい女性は、どなたも大変魅力的でありながら決していやらしくはなかったのです。ただ、高梨さんがおっしゃるように、レンズを見つめる女性の瞳はどなたも濡れた様に光っておりました。
どんなにマニッシュなスーツで装っていても、どれほどきっちりと襟を合わせた和服をお召しになっていても、思わず抱きしめたくなってしまうたおやかさが漂っていたのです。
「俺は商品には、手は出さない。」
春にお逢いした時、世界中の街にいる恋人を切って来たという高梨さんに、綺麗な女性に囲まれていればそれでよろしいでしょう?と、いじわるを言ったことがございました。そのとき、きっぱりと・・・高梨さんはそうお答えになったのです。
誰1人抱いたりはしない、と。「たとえ据え膳でもね。」
カメラの前に立つ快感を知っているプロだから、彼の愛撫がなくとも、高梨さんの深くて丸い自分だけに語りかけてくれるような声と、肌の上をなぞるような視線に、彼女たちは反応してしまうのでしょう。

高梨さんの、柔らかな瞳に映るわたくしの表情は・・・あの写真集の女性たちのように・・・

わたくしは、とうとう押さえていた高梨さんの左手を離してしまいました。
「心配しなくていい。下劣な行為のあからさまな写真が欲しいわけじゃない。もちろん、この家からは一歩たりとも外には出さない。」
こくん・・・
高梨さんの言葉に首を縦に振ったのです。
「でも、お願い。こんなに明るいのは・・・いや。」
メインベッドルームは天井のシーリングライトが、最初より少し光量を落としているだけでした。部屋の三方にある間接照明は、全く使われていなかったのです。
「午後のベランダであんなに激しくしたのに、か?」
ふるふると・・・首を横に振りました。
あの桜の日のことは。首輪を付けられ、牝猫のように扱われ、あまりに破廉恥な姿をレジデント棟16階の超高層ビルの望遠鏡の前に晒したあの日とは・・・。
「今夜は・・優しく・・愛してくださるって・・・」
「ああ、そのつもりだ。」
「だったら・・・」
「もっと恥ずかしいことになるぞ。」
「えっ・・・」
「それでもいいなら、祥子の望み通りにしてあげよう。」
高梨さんが何をおっしゃっているのか、わたくしにはわかりませんでした。
それでもさっさと、サイドテーブルの上にあるコントローラーでシーリングライトの調光を落としていただいたことで、わたくしはようやく堅くしていた身体を高梨さんに委ねたのです。

SnowWhite 38

カシャ・・・ カシャ・・・ カシャ・・・
高梨さんの昂った声よりも・・・その時のわたくしの耳を刺激していたのは、デジタルカメラのシャッター音でした。
プロのフォトグラファーの指が一枚一枚切ってゆく、そのリズミカルな音がわたくしの内をざわめかせていることに、そしてその事実に戸惑っている自分自身に気付いてしまったのです。

「ゆずるさん・・・」
「ん?なんだい。」
ようやく、この姿での撮影に満足なさったのでしょうか。高梨さんはカメラをサイドテーブルに置くと、あのリモコンを手にしてわたくしの側に戻ってらっしゃいました。
シャッター音が止まっただけで、ほんの少し、わたくしの鼓動も収まるのです。
はしたない姿をカメラに収められることに、感じてしまう自分をとうとう確信してしまいました。
「おねがい・・」
パジャマの上着を脱いで、わたくしを抱きしめようとする高梨さんの左手を両手で包んだのです。その手の中には、ベッドの上を写す様に仕掛けられている5台のデジカメのリモコンが握り込まれていました。
「ここから先は、お写真は・・・ゆるして・・」
「写真がどうした。」
「もう・・・ね」
「祥子のここが感じ過ぎるからか?」
「あぅっ・・・」
空いたままの右手が、ナイティのストレッチサテンを押し上げるGカップの乳房を握りしめるのです。
「カメラに写されることで感じたのか。」
「はぁっ・・・ちが・・ぁぅ・・・」
ジィィ・・・カシャ
ぴく・ん・・・ たった一回のシャッター音で、わたくしは身体を慄かせてしまったのです。
「敏感だね、祥子」
ジィィ・・・カシャ
「ぃゃ・・・・ぁ」
さきほど、わたくしを口戯で追いつめた時に機能していたカメラなら、いま切られたデータにはベッドの上に横座りしたわたくしの頭頂くらいしか写ってはいないでしょう。
ジィィ・・・カシャ
「ぁん・・・」
なのに、高梨さんはわたくしのことを試す様に、間隔を開けてシャッターを切ってゆくのです。

「嬉しいよ、俺のカメラに感じてくれて。大丈夫、恥じることはない。どんなプロのモデルでも、いやプロのモデルほど俺のカメラには感じてくれる。カットを重ねるごとに、眼差しも身体のラインもどんどん綺麗に艶かしくなる。それが俺のカメラだ。」
ジィィ・・・カシャ
「ん・ぁ・・・」
「思った通りだった。祥子には素質がある。ほら、身体がどんどん震えて、感じているんだろう。それでいいんだ。」

SnowWhite 37


「ん・ん・・・・だめ・・・」
胸元から差し入れた手で、ストレッチサテンとレースのなかでつぶれてしまいそうなGカップの乳房の形を整えるのです。室内の空気に晒されたままだった乳首に高梨さんの熱い手が触れただけで、わたくしの唇からは甘い声が洩れてしまったのです。
くっきりと立ち上がった乳房の先端は、きちんとナイティに覆われたことで・・・落とした影が一層淫らさを強調するようでした。
「腰を下ろしなさい。」
わたくしは跪いた姿勢から、ゆっくりと左側に脚を流す様に腰をおろしました。
先ほど高梨さんの手で引き下ろされ不安定に膝に絡み付いていたTバックは、脚を動かしたことでナイティの裾の中でまた少しふくらはぎへと下がってきていたのです。
「どれ・・」
「やっ・・・」
遠慮なく裾をくぐって高梨さんの手がわたくしのパンティを手にします。
それだけ身につけさせられていたガーターストッキングの滑らかさが、高梨さんに淫らさの証のような濡れたTバックを与えて・・・わたくしの形ばかりの抵抗を台無しにしていました。

でも、手にしたランジェリーを高梨さんはなんの躊躇もなくサイドテーブルのブラの上に置いたのです。
そして、裾をもう一度整えるとカメラを手にして・・・再び・・・。
カシャ・・・ カシャ・・・ カシャ・・・
「背筋を伸ばして、そう。」
スタジオでモデルに指示をするようにわたくしに掛ける高梨さんの声は、まるでわたくしにイラマチオをさせているときのような熱に包まれていました。
カシャ・・・ カシャ・・・
「ゆずる・・さん・・・」
「そんな心細げな声をあげてどうした、祥子。まさか、毎晩ブラジャーで身体を締め付けて眠っている訳じゃあるまい。」
カシャ・・・ カシャ・・・
どうして、そんなことがわかるのでしょう。
わたくしは自宅でも最低限のランジェリーしかナイティの下には身に付けませんでした。時には・・・なにも身につけないことも・・・。
「・・・はい」
「ならいつもと一緒だろう。それとも、あんなに小さな布切れが1つないことがそんなに一大事か?そんなに、泣きそうな顔をすることはないだろう。」
ふる・・ふる・・ わたくしは首を横に振ったのです。
高梨さんが口にしたものが、愛液と唾液にまみれたTバックであることはすぐにわかりました。
たしかに男性と二人きりで部屋に居る時の装いとして不自然なことはなにもありませんでした。いつも、二人きりになると最低限のランジェリーだけの姿に剥かれて・・・高梨さんの座るソファーの下の床に大きな猫のように侍らされることを思えば、きちんとナイティを身に着けた一見外からはなんの淫らさも感じさせない姿でいられるだけノーマルだと言えるかもしれません。
ナイティの下が、ガーターストッキングだけというはしたなさも、心もとなくはありましたが、いままでに全く経験がないわけではありませんでした。
「祥子の泣きそうな表情も、いい。同じ顔を俺の身体の下でさせたくなる。」