サファイアの夜 6
「元の主の名前を教えてもらおうか。」「・・ぃや・・」
「拒否は許さないと言ったはずだ。私の夜を独占するんだ。その原因になった男の名前ぐらい教えても罪にはなるまい。」
「・・・・・」
パ・ン・・・
「ぁう・・・」
黙ったままで首を横に振るわたくしにまたスパンキングが飛んだのです。
「それほど私は愚かな男じゃない。君との事も今夜あったことも、この場限り2度と口にはしない。それに、もう当分日本には帰ってこない身だからね。」
「あぁっ・・」
ぐいっ・・・男性が俯いているわたくしの髪を鷲掴みにし、窓へと・・真っすぐに向かせるのです。
「もう一度聞く。元の主の名を教えなさい。」
「こういちさん・・・です。高瀬康一さんとおっしゃいました。」
「そうか。その男の指が忘れられなかったんだな。」
「あっ・・・」
とん・・・ と男性はわたくしの背を突き飛ばしたのです。
思わずよろけたわたくしは両手をガラスに突き、揃えて立っていた脚をほんの少し開いてバランスを取るしかありませんでした。
「あ・ぁあ・あぁぁぁ・・・」
その隙だらけの、腰を突き出したわたくしの花びらの狭間を・・・細いTバックのクロッチをかいくぐって中指が沈み込んだのです。
すでに太ももまで湿らせるほどに愛液を溢れさせた蜜壷ははしたないと思うほどに、男性の指を飲み込んだのです。
「これが、忘れられなかった指か?」
「・・ぁあ・・・だ・め・・ぁぁ・・・」
男性の手でTバックは脇にずらされしまいました。かき回された蜜壷は、花びらから白濁した蜜を滴らせるほどに・・・激しく動く指に応えてしまっていたのです。
「もっとか?」
「ゃあ・・ぁぁ・・・・」
一度引き抜かれた指が2本になって奥まで差し込まれます。
男性の中指が最奥の子宮口に触れた途端、わたくしは膝を折ってしまったのです。
「ここが弱いのか?」
「ゆるし・・てぇぇぇ・・・」
ホテルの部屋の絨毯に・・・腰だけを高く上げて頽れたわたくしに、指がまた追いかけてくるのです。今度は3本になって。
「あぁ・・・い・っぱぁ・・いぃぃぃ」
出し入れされるしなやかで力強い指に・・・わたくしはあきれるほどに蜜を滴らせ・・・男性の指を押し戻すほどに・・・中から、不規則に締め付けていたのです。
「随分丹念に調教されているようだな。ここもか?」
「だめ・・ぇぇ・・・」
「息を吐け!」
半ば引き抜いた3本の指に小指を添わせるようにして、ねとつく蜜を纏い付けた男性は、そのままゆっくりと姫菊へ・・・小指をやさしく突き立てたのです。
あの方も・・・こうして指戯をなさいました。小指から薬指の先ほどまでで嬲り・・・排泄器官としての役割しか知らなかったわたくしの身体に、はしたない快感を植え付けて・・・そのままわたくしを捨てられたのです。
「ふふ、飲み込むな。」
「あぁぁぁ・・・・は・ぁぅ・・」
わたくしが息を吐出した一瞬に男性のほっそりとした小指の先は、姫菊のすべらかな内壁を通り抜け・・・第二関節近くまでを埋め込ませたのです。
「この指がいいのか?祥子。」
「あぁ・・・いい・・いいのぉ・・・・」
わたくしの身体は<祥子>と呼ぶ男性の声に、蜜壷を収縮させて・・・言葉よりも先に答えてしまったのです。
絨毯に顔を伏せ、男性に全てを委ねたわたくしは・・・あの方とそっくりな声と指に・・・酔っておりました。
「ここまで調教しておいて放り出すとは、残酷だな。」
「ああぁっ・・・」
蜜壷と姫菊を蹂躙されて溢れ出した蜜でぷっくりと大きく蕩けている真珠と、絨毯に擦り付けられて一層敏感になった右の乳房にまで・・・男性の手が這っていったのです。
「だ・め・・いぃ・・・あぁ・・おかしく・はぁぁん・・なぅ・・・」
「なればいい。なりたかったんだろう、祥子。この手で虐められたかったんだろう?どうなんだ、返事をしなさい!」
蜜壷とアナルの指は、間の薄い皮膚の存在を確かめるように淫らに動きます。中指は子宮口を撫で上げ・・・人差し指は数の子状の壁をこすり上げるのです。そして・・真珠と乳首は・・・答えが遅いと責め立てるように・・・指が与える事の出来る極限の快楽を送り続けるのです。
- 想像するだけで・・・
-
なんか・・感じてきちゃいますぅ・・・
言葉と手で弄られるの・・私も好きかも・・・(/ー\*) イヤン♪
2006/12/19 12:16| URL | トン [Edit] -
男は指先に火薬を隠し持っていたのですね。
祥子さんの情炎をさらに燃やす火薬を…。
果たしてこれは燃えつきるのでしょうか、
それとも…。
2006/12/19 21:42| URL | eromania [Edit] - 夜気が冷たくなりました
-
ようやく年末らしい夜になってまいりましたね。
風邪をお召しになりませんよう・・・あたたかくなさってくださいね。
トン様
うらやましいですわ。ご主人様にいつも・・・そんな風に可愛がっていただいているのですね。
今度お逢いになるときは、「おねがい」するのもいいのかもしれません。
『こんなふうに・・し・て・・ください』って。
eromania様
危ないお薬なのかもしれません。
わたくしは追いつめられて・・・どうなってしまうのでしょうか。
万一の時には助けてくださいませね。
2006/12/19 23:36| URL | 祥子 [Edit] - NoTitle
-
早速読みに来ましたよ。
今の焼き付いた俺の身体には、煽り立てられるほど刺激的な展開..
こんな風に祥子を苛めたらいい声を出すんでしょうねぇ..(クッ
2007/01/05 11:03| URL | melto [Edit] - melto様
-
ありがとうございます。
でも・・・声なんて想像なさったら、いやですわ。
恥ずかしいですもの。
2007/01/05 13:28| URL | 祥子 [Edit]
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