銀幕の向こう側 21
「君は、どこが一番感じるのかな?」「あぁん・・・ぁっ・・・」
あまりの繊細な振動は、指先で持っているのではなく・・・コードを持って垂らしているかのようでした。その震える塊を、男性はわたくしの真珠のあたりに・・・ランジェリー越しに残酷な小さな卵を触れさせるのです。
「言ってごらん」
「はぁぁ・・・ん・っ・・」
太ももの内側をつつっっっ・・・と・・・触れるか触れないかの距離で玩具が這ってゆきます。
「言いなさい。」
先ほどの刺激でくっきりと立ち上がってしまったに違いない真珠に・・・今度はしっかりと・・玩具を当て続けます。
「あぁぁぁぁ・・ん・・言えませぇぇ・・んん・・・・」
淫らなビブラートがかかったわたくしの喘ぎ声のような答えを聞いて、玩具はようやく真珠から離れていったのです。
「ふふ、クリトリスは敏感みたいだね。他はどうかな?」
「ひゃぁ・・っ・・・」
ビィィ・・ 遠ざかったと思った音が近づいた時には、わたくしのむき出しになった二の腕の内側に振動が触れたのです。
性感帯ではないはずの場所なのに、乳房と同じ柔らかで白い皮膚は機械的な振動にビクッ・・と反応してしまったのです。
わたくしは、恥ずかしくてまるで逝き切ってしまったみたいに激しく上半身を震わせてしまいました。
「ここは、どうかな?」
「ぁぁ・ぁぁぁぁ・・はぁうぅ・・・・」
ビィィィ・・ィィ・・ 振動は二の腕から腋の下を通って・・・仰向けに近い体勢で晒された・・・ランジェリーごしに乳房の下辺の丸みを内側に辿り・・・隆起を駆け上がって・・・乳首の上に留まったのです。
「あぁぁあぅん・・・だ・めぇぇぇ・・」
「こっちは?」
「やあぁ・・・」
ビィィ・・・ 今度は直接、左の乳首へと。ランジェリーの上からなのに、見えているかのように的確に触れるのです。きっとわたくしの身体は・・・はしたない反応を示しているのでしょう。
「ランジェリーの上からでこんなに感じるのかい。困ったほどに淫乱な身体だね。この分だと、全身が性感帯らしい。」
ビィィ・・・・
「はぁうっ・・・」
そして素早い動きで・・・男性の目の前に開かれたTバックにぎりぎり覆われている花びらの部分へと、振動が触れたのです。
なのに・・・。
「あはぁん」
ビクン・・ と身体を震わせ恥ずかしい声を出した途端に、男性は玩具の振動を止めたのです。ゆっくりわたくしから離れてゆく玩具は、モーターの振動が止まると視界を奪われたわたくしにはどこにあるのかさえ解りません。
それに、ようやく気付いたのですが、男性はいまはもう・・・スラックスすら身に着けていなようです。どれほど動かれても衣擦れの音さえしないのです。
「っ・・・」
あおのけられているわたくしの閉じた唇の上に・・・濡れた感触のプラスティックの球体が乗せられたのです。
「もう少し口を開きなさい。」
わたくしは・・拒否の言葉さえ出せませんでした。
なぜなら玩具は唇を滑つかせるほどに濡れておりましたし・・・漂う香りが・・そのぬめりの正体をわたくしに教えていたからです。
「もう一度言うよ。口を開きなさい!」
「ゃ・・・」
そろそろとわたくしは否定の言葉の形に少しだけ唇を開いたのです。
「そうだ。舌を出して!」
「・・・っゃぁ・・」
舌先に触れた液体の香りと味が・・・わたくしの予想を証明したのです。あまりの恥ずかしさにわたくしは、右へと顔を背けてしまいました。
濡れた球体はわたくしの唇から頬に・・・愛液のぬめ光る筋道を付け・・・そのまま頬の上に留め置れたのです。
銀幕の向こう側 22
「自分でも解るんだね、こんなに蜜を溢れさせて。恥ずかしい身体だね。」男性はわたくしが顔を伏せた右側に立っていらっしゃるようでした。
「君の白くて滑らかなその顔中に蜜を塗り付けて、玩具を綺麗に拭ってくれてもいいんだよ。でも、それはあまりに屈辱的だと思ったから、君の口で綺麗にさせてあげようと思っただけなんだがね。気に入らなかったらしい。」
ビィィィ・・・ 一番弱い振動なのかもしれませんが、わたくしの頬の上で、球体がまた動き出したのです。
「自分で汚したものは自分で綺麗にしなさいと、君なら躾けられているだろう。君の顔を自分の愛液まみれにして拭うか、君の唇と舌で綺麗に舐めとるか。どちらにする?」
またモーターが止められました。
男性はわたくしの答えを待ってらっしゃるのです。
わたくしは、ゆっくりと顔を正面へと戻しました。
今度は先ほどと違って玩具は軽くわたくしの頬から離れてゆきました。そして、正面を向いたわたくしの唇が丁度キスを受け入れる時のように開くと、そこにすっと・・・硬質な球体を戻されたのです。
「いいこだ。綺麗にするんだよ。」
ちゅぽ・・くちゅ・・ 男性はわたくしの唇が球体をすっぽりと含んだのを確認すると、鎖骨の下あたりにコントローラーを置きました。
口の中に広がる淫媚な香りと味は・・・わたくしを一層辱めてゆくのです。
ビィィィ・・・ 舌の上でまた振動が始まったのです。
わたくしは振動を感じた途端、あまりにも淫媚すぎる男性の悪戯に一瞬舌の動きを止めてしまいました。まさか、細かく的確な震えが蜜を拭うわたくしの口の中でまでも犯してゆくとは思ってもおりませんでした。
まだ、ランジェリーを身に着けたまま・・ほんの少しも乱されてさえいないのです。
なのに・・・あぁぁ。
わたくしの身体は、男性に口戯を差し上げている時と同じ様に、脚を広げられた姿勢のままで新たな蜜を流しはじめてしまったのです。こんなになってしまうなんて、なんてはした・な・・い。
唐突に鎖骨の上のコントローラーが取り上げられると、モーターが止められました。
「綺麗になったみたいだね。」
プラスチックの塊がゆっくりと引き出されてゆきました。
「ご褒美を上げよう。」
男性の手がわたくしの・・・1人掛けソファーの肘掛けに上げられた脚に触れました。
「私が離れても、このままの姿勢を続けていたね。君は本当に従順ないいこだ。痺れてはいないかい?」
ふるふる・・とわたくしは首を横に振りました。
膝の上の男性の手は膝裏にまわり、わたくしの脚を右・左の順に下ろして下さったのです。脚には、そう・・・正座をした時と同じような痺れがありました。でもこの程度ならほんの数分、いまのような姿勢をしていれば元に戻るでしょう。
「そうか、よかった。」
ソファーの背にもたれかかるようにしていたわたくしの上体を首筋に手を添えて真っすぐにしてくださいました。
「ありがとうございます。」
浅く、背筋を伸ばして腰掛けた姿勢に・・・ようやく戻れたのです。
わたくしの姿勢が安定したところで、男性の腕はわたくしから離れてゆきました。
正面に感じていた男性の身体の熱も遠のいていったのです。
「手はどうかな。」
次の声はわたくしの背中で聞こえ、後頭部で一つに括られた手首のいましめが、ふっと緩んだのです。シュル・・・シルクのスカーフが手首を滑り落ちてゆきます。
「大丈夫です。痺れてもないですし、痛くもありません。」
「そうだね。大丈夫のようだ。」
そう仰りながらも、男性はわたくしの手首を片手でがっしりと掴んで離してはくださいませんでした。
ソファーの背もたれに、手首を縛めていたスカーフが掛けられる気配がします。
「あっ・・」
すると、わたくしの手首を掴む男性の手が二つになり、頭の後にあった手首を左右に割ると改めて背後に組み直させたのです。
「もうしばらく、手首は括ったままだよ。ご褒美はあげるが、私にオナニーを見せなかったお仕置きはまだ続いているんだからね。」
まだ・・・あんなに屈辱的で羞恥に満ちたはしたないことをさせても、まだ終わりにはしていただけないのです。
椅子に座ったままの姿勢で、男性は改めてわたくしの両手の自由を奪ってゆきました。
先ほどとは違い手のひらを外に向けた形で重ねた手首だけを・・・シルクのスカーフが括ってゆきます。柔らかく・食い込んだりするわけではないのに、ほんの少しのゆるみもなくきっちりと括られてしまいました。
「したがって、目隠しもそのままだ。いいね。」
嫌でも・・・反論して何かが変わる訳ではないのです。
一度、この男性に委ねてしまった以上、わたくしに拒否権はないのですから。
ソファーの後にあった男性の気配がまた、ふっ・・・と消えました。
銀幕の向こう側 23
「立てるかな?」わたくしは、びくっと身をふるわせてしまいました。男性の声がしたのは、わたくしの正面・・・それもすぐ近くからだったのです。
「はい、大丈夫です。・・あ・ぁっ・・・」
目隠しをされたまま、自らの感覚にしたがって真っすぐに立ち上がろうといたしました。
でも・・・痺れていた脚が、縛められた腕が、奪われた視界が・・・わたくしのバランスを微妙に崩したのです。
よろめいた肩を、男性の腕がしっかりと支えてくれました。
「大丈夫だよ。私が側に居る。落ち着いて立つんだ、いいね。」
「・・・はい」
肩を抱き・寄り添った男性が、既にボクサーパンツだけの姿であることにその時はじめて気付いたのです。
お見かけした穏やかでジェントルな外見に相応しい、しなやかな肌と柔らかな体毛をされていることもこうして身体を密着させて少しだけ感じ取ることができました。
男性の体臭は・・・まだシャワーを浴びてらっしゃるわけでもないのに・・・ほとんどせず、そのせいでしょう、男性化粧品の類いの香りもいたしません。
体温は、エアコンの効いた部屋で少し冷たくなった私の肌に、暖かいと感じさせるほどの熱を備えていらっしゃいました。
そして、わたくしの腰に触れたボクサーパンツの中の男性は・・・まだかすかとはいえ確実に昂りを示していたのです。
「こっちだよ。おいで。」
肩と腰に手を添えて、男性はわたくしを少しずつ歩かせていったのです。
1人掛けのソファーを窓の方へ2歩。ソファーの背の方へ3歩、そしてまっすぐ。
「ここに脚を広げて立つんだ。」
途中ベッドに触れることも、備え付けのキャビネットにもクローゼットにも触れること無く、わたくしは真っすぐに歩いた右側の壁に・・・背を持たせかけさせられました。
「もっと脚を開くんだ。」
「・・はい」
男性の再度の声に、わたくしは脚を肩幅ほどに開いたのです。
「そう、いいこだ」
ビィィィ・・ん・・・ 先ほどのあの玩具のモーター音が再び響いたのです。
「やぁぁっ・・・」
逃れようとした肩を男性の右手が抑えます。
「ご褒美を上げようというのに、暴れるなんていけないこだね。」 ビィィィ・・・ 耳元近くにあった機械音が次第に下がってゆきます。
「ぁぁあっ・・・・」
今度は男性はなんのためらいもなく、振動するプラスティックの球体をランジェリーごしにわたくしの真珠へと当てたのです。
あまりに・・・淫らすぎる快感でした。
立ったままで・・・両脚の内ももと・・・背筋を這ってゆく痺れるような淫楽。
わたくしは突然の強制的な快感誘導に、声を抑えることすらできなくなっておりました。
「そんな声を出したら、廊下を通る人に気付かれてしまうよ。ここは、ドアのすぐ側なんだからね。」
コン・コン・・ わたくしの右耳の近くで・・・男性がわたくしたちの部屋のドアをノックする音が聞こえました。こんなに、扉の近くに・・・だなんて。
「ゃぁぁ・やめてぇぇ・・あっ・・ぁぁんん・・」
声を殺せとおっしゃりながら、男性はTバックの描く綺麗な二等辺三角形の一辺のラインを指で持ち上げます。そして、漆黒の茂みを越え女性の大切な部分を守る丘の奥へと・・・男性の右手の指は容赦なく振動する球体を押し込んでいったのです。
「はしたないね。そんなに、大きな声を出して。」
「はぁっ・・・あああぁぁ・・ゆるしてぇぇ」
直接に真珠に触れた途端、プラスティックの淫具はわたくしを快感で打ちのめしたのです。
「こんなに濡らしているのに、ゆるして・・だと?」
男性の指は入ってきた時と同じにTバックから抜き出されました。
銀幕の向こう側 24
ウエストに何かが・・・ローターのコントローラーらしきものが・・・挟み込まれました。「脚を閉じるんだ。」
先ほどと・・・逆の命令です。が、男性の目の前で脚を開いたままで立っているという姿に抵抗があったわたくしは、さっ・・ときつく脚を閉じたのです。
「ああっ・・・やぁ・・・」
寄せ合わせられた太ももは・・・振動するプラスティックの塊をより強く真珠に押し付ける役割を果たしておりました。突然の快楽にわたくしは淫らに腰を突き出し・・揺らしてしまったのです。
あまりの刺激から少しでも楽になりたくて、そっとほんのすこし、脚を開こうとしたのです。
「膝を緩めるんじゃない。」
微かな脚の筋肉の震えに気がつかれたのでしょうか、男性の声が飛んだのです。
「君はそんな女じゃないだろう。初めて逢う男の前で、秘めておくべき場所をいつまでも平気で晒せるような、そんな女じゃないね。」
「・・・は・い」
「私に証明してごらん。どんなに堕とされても淫らな仕草など決してしないプライドの高い女だと。」
「ぁぁぁぁ・・・っく」
「そう、もっときつく脚を閉じるんだ。さっきベッドの上で私の手を拒否したときのように、ね。」
「・・はぁぁん・・あぁぁ・・」
わたくしは自らの貞操観と男性の仕掛けた玩具の快楽の両方から責め立てられておりました。
いままで、淫らな姿を晒せと命じた方は数多くいらっしゃいました。
でも・・・こんな風に、わたくしの想いを逆手に取って責められた方ははじめてだったのです。
「私からのご褒美を拒否しようとした罰を与えないといけないね。」
男性の左手がわたくしの右肩に掛かる2本のストラップを同時に引き下ろしたのです。
「やぁっ・・・」
「ほぉっ、見事な大きさだね。最近はランジェリーにパッドを入れて胸を底上げしてみせる女性も多いが、君の場合はこの大きさのカップにさえ窮屈そうに押し込んでいるようだね。」
男性の濡れた・・・先ほどわたくしの茂みの中にまで差し入れられた・・・指が、立ち上がったはしたない乳首をなぞります。
「あぁぁ・・・ん・・」
玩具の振動で与えられた快楽は、わたくしのランジェリーに押し込められた乳房へも間違いなく這い登っておりました。
「サイズを教えてほしいね。何カップなんだい?」
今度は男性の指がその淫楽を迎えより大きな快楽へと変える為に、新たな刺激を・・強弱を付けて送り込むのです。
「はぁぁ・・ぉ・おねがい・・です。ゆるして・・・」
目隠しをしたままでも・・・いまのわたくしの姿がどれほどにはしたないものなのかは想像がつきました。
藤色に黒のレースがトリミングされたキャミソールも・ブラのカップも右側だけが乱暴に引き下ろされているのです。
そこからまろび出ている薄明かりに浮び上がる白い乳房・・・。
「GかなF以上なのは間違いなさそうだが。いいね、東洋人ならではのつつましい乳暈ときっかりとした乳首。この大きさの乳房をみたら、西洋人のようなもっと大きなものを想像させられるが、幸せな裏切りだね。」
くちゅ・・男性の舌が乳首の上を這ってゆきます。
「あぁぁっ・・・」
「ふふ、敏感だね。より好ましい。ここはどうかな。」
ちゅぅぅ・ぅ
「やぁ・・ぁぁぁ」
男性の唇が、乳房の谷の乱されたランジェリーに埋もれる際の肌に吸い付き・・・ねぶるのです
「色白だから、くっきりと紅い印が付くね。きれいだよ。」
ビィィィ・・・ 言葉を終える前に・・わたくしの喘ぎを絞り出させる様に・・・プラスティックの玩具の振動を強めるのです。
「はあぁあっ・・やぁぁあ・・・」
男性の右手は、わたくしの肩を押さえつけたままでした。
左手だけが露にされた乳房から首筋・・・そして喘ぎの止まらない唇へと気まぐれに動き回り、身動きの出来ないわたくしを玩具と共に責め続けたのです。
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「こんなに全身が敏感なら、この身体に溜め込まれる疼きも相当なものだろうね。」「いやぁっ」
そんなこと・・そんなはしたない身体じゃ・・な・い・
「いけないと解っていながら、このまま溺れてしまいたくなる。罪作りな女性だね、君は。」
きゅっ・・男性の指が、まだランジェリーに包まれたままの左の乳首をひねり上げます。
「ああっ・・ゆるし・・て・・」
痛みに震え、一層きつく縒り合わせた太ももが、強い振動を与える玩具をもう一度強く花びらと真珠に押し当ててしまうのです。
「ぃやぁぁぁぁ・・・はぁぁ・・いぃぃ・・」
わたくしの身体は絶頂を堪えようとカタカタと震え出していたのです。
「そんなに大きな喘ぎ声を上げて私以外の人間に見られたいのかい。仕方ないね。」
「ちがう・・ぁ・ぁぁいやあっ」
次の瞬間、わたくしの右側の空気が大きく動いたのです。部屋の扉が・・・開け放たれたようです。
「・・んん・・んぁ・・しめてぇぇ・・」
喘ぎを漏らさないように噛み締めた唇の下で、わたくしはこのとんでもない行為を止めようとしたのです。
わたくしの右の乳房や腕には、室内のものとは違う温度の空気の流れが触れていました。
「見られたいんだろう。君がこのまま逝ったら閉めてあげよう。」
「お・ねがぁぁいぃぃ・・ゆる・してぇぇ・・・」
「そんな声を上げたら聞かれてしまうよ。」
どんなに堪えようとしても、発する言葉に艶めいた響きを抑えるなんてもう出来なくなっていました。
チン・・ 先ほどわたくしたちが降りたホールの方角から、エレベーターが到着した音が聞こえてきました。
「逝きなさい。逝ったら閉めてあげるよ。逝かなければ、誰が通ってもこのままだ。君の綺麗で淫らなこの姿をラッキーな果報者に見せてあげようじゃないか。」
「ゆるし・・て・・ぇぇ・・」
コツ・カツ・・コツ・カツ・・・コツ・カツ・・・ 2つの重い足音がこちらに近づいてくるようです。あれは・・男性でしょうか。
「大丈夫だよ。ここのホテルの従業員はよく躾けられている。見て見ぬ振りくらいしてくれる。お客は、こんな時間だ。君に興味を示すだろうが、ホテルの従業員と一緒なら不埒な真似はしないだろうさ。」
ビィィィ・・・・ モーター音が開いた扉からも漏れてしまいそうで・・す。
音を響かせたくなくて一層強く脚を閉じまると・・また。
「ぁぅうん・・・」
腰をくぃっと淫らに振ってしまいます。
熱を持ったTバックの下の真珠は・・一層大きくなって玩具の振動をより敏感により確実に受け止めてしまっていました。
「はっ・・ぁぁぅ・・ん・・ゆるして・・ぇ・・」
コツ・カツ・・コツ・カツ・・・ 長い廊下を足音が近づいてきます。
「ほら君が望んだ観客がそろそろこの開け放った扉に気付くころだ。」
カチ・・・ わたくしの耳元でスイッチ音がしました。
「明かりの下だと君の乳房は一層引き立つね。」
「ゃあぁぁぁ・・・」
男性は、薄暗く落としていた室内の照明のうち、扉の所に付いているスポットのような照明を点けたのでした。
「もう随分濡らしているようだね。君のフェロモンで目眩がしそうだよ。」
「ぃゃぁ・・・」
吐く息にも吸う息にも、もう喘ぎを混ぜ込まずにはいられなくなっていました。