2ntブログ

ムーンナイト・アフェア 6

「あと2回だね、祥子。僕にもっといい声を聞かせるんだ」 
もう一口、冷たい飲み物を飲むと男性は立ち上がり部屋の隅に置いてあったバッグをもってきたのです。
「ぁぁぁ・・とめ・て・・やぁぁ・・こんなまま・・また・・あぁぁぁ」 
玩具はわたくしが達した後も動きを止めることはいたしません。 
絶頂に喘ぎ息を切らす身体にさえ、変わらぬ淫らな責めを繰り返します。
「ツインローターすら知らなかったのなら、こんなものを見るのははじめてだね。祥子」 
男性はバッグの中から・・薄暗がりの中・・・いくつもの道具を取り出すのです。
それは、形だけでも十分淫らなものでした。
それにわたくしには何に使うのかさえわからないものまで・・・ありました。
ボールペンほどの太さのものから、直径5センチはあろうかというものまで・・・男性の塊の形をしたものが6本。
真珠の珠がつらなったものが大小の二つ。
楽器のマラカスのような先端だけがまるくなったもの。
鈴のついたクリップが二つ・楕円形の筒のついたクリップが二つ。
肩こり用のマッサージ器。
書道用のもののような筆が大小3本。
そして・・・先端が何本にも分かれた鞭・・・。

「いやぁぁ・・・」 
くちょ・・ちゅぷっ・・ 触覚と視覚と聴覚の全てが、わたくしを絶え間なく責め続けるのです。
「ぁあぁぁぁ・・・ぁだめぇぇぇ・・・」 
一度達したことで・・絶え間なく幾度もいきたがるはしたない身体は、身悶えするたびに食い込む縄にさえ・・・愉悦を煽られてしまうのです。
「あぁ・・ごしゅじんさまぁぁぁ・・いきますぅぅぅ・・」 
並べられた正体のわからない道具に対する恐怖感すら、不思議な刺激になっていったのです。
「まだだ、祥子」 
座卓の上から一つのモノを手に、男性がわたくしの側に近づきます。
「おねが・・い・・・で・・あひっっっ・・」 
ちり・ん・・・ 絶頂を哀願するわたくしの、縄で引き絞られた白い乳房の中心で堅く立ち上がる左の乳首に・・鈴付きのクリップがつけられたのです。
「ひぃい・・たぃですぅぅ・・・ゆるして・・ぇぇ」 
男性の繊細な舌の動きにすら反応する乳首への責めは、ひりつくような痛みを与え続けます。
「祥子、意識をローターに向けなさい。痛みを快感に溶かすんだ。祥子なら出来るね」 
男性の声は・・・催眠術のようにわたくしの意識の指向性を変えてゆくのです。
「ひっ・・・はぁん・・あぁぁ・・やぁ・・こんなの・・あぁ」 
ちりん・・ちり・ん・・・ 次いで右にも。
あぁ・・・ 左右の張り出したGカップの乳房の先端の2つの鈴が、わたくしの淫らな身悶えに合わせて可憐な音を響かせるのです。
「そうだ、ほらいきたいのだろう。こんなにぐっしょりとTバックを濡らして。はしたないね、祥子は。はじめての玩具でこんなにするなんて」 
片一方の鈴を指先ではじきながら・・・言葉責めを繰り返すのです。
鈴が人為的に揺らされる動きすら・・・乳首に妖しい痛みを加えるのです。
「だめ・・ぁぁ・・いきます・・・いっちゃうぅぅぅぅ」 
鈴の音が響く毎に、わたくしの身体の中の痛みは快感に塗り込められ、上書きをされてしまいます。
「もう痛みで感じてるね、祥子。淫乱!!いきなさい。いけ!」 
Tバックのレースをきつく引き上げるのです。
「あぁぁぁ・・いっ・・・くぅぅぅぅ・・・」 
ぎしっ・・ちりり・ん・・・ 大きく胸を喘がせて縛めに抗して跳ね上がる身体が、鈴をひときわ高く響かせました。

「ふふ、もう一度だよ。祥子」 
男性の視線をさけるように背けていた顔を、顎を掴まれて上向けられてしまいました。 
「今夜は、いままで男の手だけしかしらなかった祥子に新しい喜びをあげるよ」
痛みと快感で涙の滴を溜めたわたくしの瞳を覗き込み、満足そうに語りかけます。
「これだけ逝き狂っているのに、瞳は高貴なままとはたいしたものだ。あの時も言ったがほんとうに囚われの女王だね」 
あぁん・・とって・・いたぃのぉ・・・はぁあん
「だめだよ。窓枠まで愛液で濡らしながら何を言ってるんだい、祥子。痛みにさえ感じるMのくせに」 
いやぁ・・・そんなこと・・いわないで・・・はぁぁん・・だめぇ・・
「ほんとうに玩具ははじめてなのか? オナニーでも使わないのかい?」 
はじめ・・てですぅ・・はぁぁ・・ん オナニーなんて・・あん・・つかいませ・・ん・・
「この淫乱な身体じゃ男が放っておかないか?祥子を抱きたいという男に不自由したことなどないのだろうな。どうだ祥子、答えなさい」 
あぁぁ・・そんなこと・・なぁ・い・・ですぅぅ
「吸い付く白い肌には、さぞかし男達の精液が塗り込められているんだろうな。清楚な風情なのに微笑むだけで劣情を誘う女。その肌を思うがままにしたくなる」 
いやぁぁぁ・・ゆるしてぇぇ・・はぁあぁぁん
「それとも男の唇か?今夜はキスマークはついてないな祥子。どうした、男に抱かれていないとはいわせないぞ。こんな熟した身体を甘い薫りで満たしていて」 
あぁぁん・・・だめぇぇ・・・
「ここか。ふふ、もっと押し付けたくて腰が勝手に動いているぞ、祥子。なんていやらしいんだ」 
ゆるしてぇぇぇ・・・いわない・・で・・あはぁん・・・
「ほら、こうか。せっかくのプレゼントがぐしょぐしょだよ、祥子の蜜でレースが光って見えるぞ。こんなパンティで帰るつもりか? この前の時みたいにノーパンで帰るか? ははは」 
やぁぁぁ・・・・男性は知らないはずの・・あの蝉時雨の夜の帰りの地下鉄での恥辱に満ちた陵辱を・・・思い起こさせるのです。
「こんなに食い込ませて。ふふ、また溢れさせたね。白く濁った愛液だよ、祥子」
くぃ・・くぃっとリズムを変えてTバックをあやつります。
「ゆるして・・・いきます・・ごしゅじ・・んさまぁ・・いかせ・・て・・」 
わたくしの声に男性は、縄に挟み込んだコントロールボックスのスイッチを一気に最強に引き上げたのです。
「はぁぁあああああ・・ん・んんぁぁあ」 
急に強まった振動は花びらの奥から・・真珠の芯から・・・わたくしの身体をいままでにない高みへ押し上げてゆきます。
「祥子!いけ!」 
バシッ!!・・・・バラ鞭を一閃。
引き絞られ鈴付きのクリップを付けられた、白いGカップの乳房に打ち下ろしたのです。
「ひいっ・・くっ・・・ああぁああ・・・」 
右のクリップを鞭で飛ばされ、紅い鞭後を白い肌に残しながら・・・わたくしはとてつもない絶頂を極めてしまったのです。

快楽系・・・という言葉が何を意味するのか、言葉ではなく身体で思い知らされたのです。
本来ならただの苦痛しか生みはしない敏感な場所をきつく挟むクリップも、先端が何本かに分かれた黒い革の鞭の一振りも、わたくしを信じられない淫らな昂りに誘っただけでした。
快感でぐったりと喘ぐわたくしは、漸く最初の縛めから解放されたのです。

どれほどの時間くくられていたのでしょうか。
強制的に意識が飛びそうなほどの淫悦を送り込まれて、わたくしの時間感覚はすでに麻痺をしておりました。
カナリアイエローのブラウスは強引に引き出される悦楽の汗に濡れ、黒のタイトスカートはたくし上げたままの横皺をつけておりました。
くくったときの逆の手順で解かれた縄は、窓枠に腰掛けた姿にされたわたくしの足元に何尾もの真紅の蛇のように横たわっておりました。
ブラウスの上から掛けられた縄は解いた後も、手首や二の腕や白い乳房の上下に縛めたままのように・・・同じ場所に赤い縄痕を残していたのです。
 
「痺れてはいませんか、祥子さん」 
男性は全ての縄を外すとわたくしの手首を優しくマッサージしてくれました。
「こんなに綺麗な紅い印が残る。あの夜胸につけられていたキスマークを付けた男性の気持が良くわかりますよ。あなたにはこんな痕を残したくなるんです」 
責めの時は容赦ない男性の口調が、日頃と同じ1人の男性に戻る一瞬は優しく紳士的に変わるのです。

わたくしは男性の前に、彼に贈られたランジェリーだけを身に付けた姿で立たされました。
はしたなく乱されていた黒のハーフカップのブラとTバックは、男性の手であらためて本来あるべき姿に整えられました。
そろいの繊細な黒レースのガーターベルトとバックシームの黒のストッキングは、一筋の伝線もせずいまだにわたくしの脚を覆っていました。
白い肌に黒のランジェリーと背中までの黒髪のロングヘア・・・そして上半身を横切る紅い縄痕だけがわたくしの身を飾る全てでした。
「祥子さんのランジェリーに彩られた真っ白い肌を見ると、あなたの情熱的な恋人の気持が手に取る様にわかりますよ」 
男性の指がゆっくりとひりつく縄痕をなぞるのです。
男性のマッサージで少し暖かさを取り戻したわたくしの右手を離すと、座卓からまた何かを取り上げたのです。
「・・・あっ・・」 
黒革の手枷を男性は掴んだままの左手首に・・・次いで右手に巻きつけました。
「あの夜、僕がほんとうにしたかった姿を見せてもらいましょうか。祥子さん」
男性は手を引いて窓から見えた中庭へわたくしを引き立てたのです。

ムーンナイト・アフェア 7

玉砂利の敷かれた小道を、スリッパを履いた男性がわたくしの手を引き、先になって歩いてゆきます。
わたくしはストッキングのまま・・・まだ度重なる絶頂でふらつく脚で、よろよろと付いてゆくしかありませんでした。
高い天井よりもほんの少し小振りな3本ほどの植樹の中心に、樹皮のままの直径50センチほどの柱が立っておりました。
「なにを・・なさるの?」 
男性はその柱の前にわたくしを立たせると、ざらつく樹肌を背にさせて・・・カチッ・・と・・・両手の手枷を後ろ手に樹を抱えさせて止め付けたのです。
「ふふふ 洗練された南天の床柱とは違うがね、祥子。まるで野外の庭園に下着姿で君を放置したようだよ」 
手枷を留めた時のまま、柱ごとわたくしを抱くように腕を回し、耳元に熱い言葉を囁くのです。
「・・いやぁ・・・許して・・」 
まだふらついている足元は、真っ白な背に荒い木肌を擦り付け繊細な肌を責め立てるのです。
「この姿も乙なものだな。先ほど君をしばった縄を片付ける間、その姿で僕を楽しませてくれ」 
ふふふ 男性は振り返りもせずに先ほどの部屋へ戻ってゆきました。
 
「・・んん・・」 
白い玉砂利の足元は、シームストッキングだけの足元を不安定に・ピンポイントに責め立てます。
初めて長谷川さんに括られた、あの夜のお茶室の南天の床柱の倍は太さのある樹は、両手を後に回したわたくしの胸をよりいっそう前へとせり出させるのです。
繊細なレースで作られた黒のハーフカップブラは、Gカップの白い乳房を大人しく収めておくことができなくなっていました。
片方はさほど大きくもない乳輪の上端をのぞかせ、わずかに大きな左の乳房は屋外での露出放置を連想させる男性の言葉がもたらした羞恥に、堅くしこった乳首を・・・すべて晒してしまったのです。
「はぁぁ・・・・ん」
絶頂の余波を長く残す女性の身体は、醒めやらぬ余韻を新しい疼きに変えてわたくしを責めるのです。
すでに濡れそぼるTバックからガーターベルトに吊られたストッキングの上端まで・・・しっかりと閉じ合わせた太ももをしっとりと愛液で湿らせておりました。
 
「いい眺めだよ、祥子。もう少し待っていてくれ」 
先ほどまでわたくしが拘束されていた窓から、男性がその手に縄を捌きながら声を掛けるのです。
「本当に夜の公園に、そうして放置したくなるな」 
男性は・・・いままではいつもわたくしの耳元でばかりお話をされていました。さほど大きくもない声でなさる鋭い命令ばかりでした。 
数メートル離れてわたくしに発する声は朗々と響き、まるで別の男性のようでした。
「やめて・・許して・・・」 
男性が何かを口にする時、それは単なる気まぐれを越えたものになることをわたくしはもうこの身を持って知っておりました。
「祥子はたくさんのホームレスのような男達に見られる方が感じるのかい?」 
じゃり・・玉砂利を手になにかを持った男性が近づいてきます。
「いやです・・おねがい・・そんなことしないで・・」 
はしたない身体を、それもランジェリーだけの姿を身動きできない状態で屋外で晒すなんて。それを見もしらぬ男性達に劣情の籠る視線で犯されるなんて・・・想像もつかない辱めです。
「だめ・・だめ・ですぅ・・」 
そして、そんなことになったらこの男性に対するかのように決して<晒すだけ>で済みはしないのです。 
鳥肌の立つような想像が、わたくしの身体の芯を熱く痺れさせたのです。 
そしてまた、じゅわっ・・と愛液を溢れさせてしまうのです。
 
「祥子、またフェロモンの薫りが濃くなっているよ。こんな庭ではしたないね」 
近づいた男性の手には、数本の書道の筆が握られていました。
「そんな男達にこの極上の身体を与えるなんてもったいないことはしないさ」 
わたくしの顎を掴み上げ、微かに怯えを浮かべた瞳を覗き込みます。
「それとも想像してこんなに濡らしたのかい、祥子」
「はぁう・・・あぁ・・」 
唐突に引き上げられたTバックは、疼きを溜めて膨らんだ真珠を責めてわたくしの口からはしたない喘ぎ声を響かせるのです。
「この声すらもったいなくて聞かせられないね。先ほどのBMWの運転手もあのホテルの支配人も、手が出せないのをわかっているから聞かせたまでさ」
「いやぁ・・・」 
あのホテルで、こうして襖の向こうに支配人がいると知っていながら・・・男性に嬲られて達し・淫らな声を上げ続けてしまったことを思い出させられてしまったのです。
「支配人は君に失礼なことを言ったりはしなかったろうね」 
「・・・はい」
「それならいい。彼には祥子を手に入れる資格なぞないからな。こんな極上のM女、僕が独占したいくらいだ」
「んくっ・・・くちゅ・・・」 
樹に後ろ手に止めつけられたまま唇を重ねました。
男性の舌が荒々しく口腔を這い回りわたくしの唾液を吸い上げるのです。
「ふふ 唾液まで甘い香りがするな。祥子の側に立っているだけで昂りがおさまらなくなる」 
唇を離し・・・わたくしの腿にブラックデニムの下の熱い昂りを押し付けてから、一歩離れたのです。

「あん・・・」 
男性の左手が右の乳房を・・・筆の穂先で佩いたのです。
「祥子、ゲームをしよう。僕がこの3本の筆で15分間君の身体を可愛がることにする わかるね。この感触だ」
「ゃあぁ・・・」 
敏感は左の乳首を佩くのです。
「15分間君がその魅力的な喘ぎ声を我慢出来たら、今夜はもうこれ以上のことはしない」 
あんな感触で肌を愛撫されて声を上げないでいることなんて・・・
「声を一回上げるごとに後でお仕置きが待っているからね」 
「っく・・・」 
今度は左脇腹です。
「祥子は玩具の経験がないって言っていたね。声を上げたらバイブ責めにしよう、声を上げるたびに君を責めるバイブが太いものになるんだ。一番太いものまでいっても声を殺せなかったらアナルバイブもプラスしてあげよう」
「いやあぁぁぁぁ」 
疲れをしらない容赦のないプラスチィックの振動の、凶悪な快感の記憶がわたくしの花芯に蘇ります。
「大丈夫だよ。優しく責めてあげるからね。ローションも用意してある、こんなに濡らしていたら必要ないかもしれないがね」 
ふふふ・・・男性の声がSの色を強めてゆきます。
 
「15分だよ、祥子。その魅力的な声を・・あの夜のように抑えてごらん」
「ん・っく・・・」 
書道の太字用の筆がさらっと・・・ハーフカップのブラに収まらない敏感な左の乳首をなぶるのです。
「もうこんなにしてるのかい」 
筆を立てるようにして乳輪のへりを・・・つぅぅぅっと・・・なぞるのです。
っく・・・っと上体を波打たせてしまいました。
紅い縄痕の残る手首が、今度は革の手枷に食い込むのです。
「こっちはどうかな」 
半分だけ覗く右の乳輪を引き出す様に・・・下から上へと軸を押し付ける様に筆を動かすのです。
「っっっ・・・ん」 
強い刺激に反射的に引いた背は、檜の樹皮のざらっとした感触に小さな痛みを加えられます。
「祥子は首筋も敏感だったね」 
右手に筆を持ち替えて、左手でわたくしの長い髪を手に絡める様にしてまとめると、耳の裏からつつっっと筆をはしらせます。
「・・・ん」 
筆がこんな淫媚な感触だなんて・・・声を抑える為にわたくしは唇をきつく噛み締めたのです。
「がんばるじゃないか」 
筆先は耳たぶから巻貝のような耳の内側をなぞるのです。
「・・っく・・・」 
筆先から少しでも逃れようと、わたくしは水鳥のように首をそらせることしかできませんでした。

ムーンナイト・アフェア 8

シャ・・キ・・ 繊細で高価なブラの左の肩紐が切られました。
シャキッ・・・ そして・・・右も。
「仕方ないね、ランジェリーを取らせてもらうよ。もちろん替わりのものは用意している 安心しなさい」 
そう言うと鋏を腰のポケットに仕舞って、男性は背中のホックを外したのです。
はら・・り・・・ シームストッキングの足元に、繊細なレースで創り込まれたハーフカップの黒のブラが落ちました。
たゆん・・・ 支えを解かれたGカップの・・・縄目を紅く浮かせた乳房ははしたなく揺れてしまいます。
「・・んぁあん・・」 
揺れに合わせる様に両の乳首の上を走る筆の感触に、わたくしは淫らな声を出してしまいました。
「ふふ その声が聞きたかったんだよ、祥子。この高価なランジェリーさえお前の声の価値と比べたら足元にも及びはしない」 
ちゅっ・・・戯れのように朱をはいたわたくしの頬に軽い口づけをするのです。
「もう・・・許して・くだ・さ・い」 
あまりの感触にわたくしは哀願の言葉を口にしてしまいました。
「いまの言葉は外しておいてあげよう。あと10分だ。耐えられるだろう、祥子」 
今度はブラに覆われていた下乳のあたりを、筆の中程から先だけでなぞるのです。
「ん・・・はぁ・・・」
「そうだ。誇り高い君の、その快楽に抗う切ない顔が僕を余計に昂らせるんだ」 
背けた顔をその手で引き戻して、強引に唇を貪るのです。
「ここまでしてまだ堕ちないのか。祥子」 
右の乳房の下辺から腹部を通ってTバックの上端までを一気に撫でるのです。
「・・っく・・ん」 
血が滲むほどに・・唇を噛み締めねばなりませんでした。
「こうしたら、どうかな?」 
解き放たれた二つの乳首を2本の筆が同時に襲うのです。
「あぁぁぁぁ・・だめ・・ぇぇ」 
糸を引くような細い喘ぎを・・・わたくしはとうとう漏らしてしまったのです。
「敏感だね、こんなに大きな胸なのに祥子の乳首は」 
乳輪からきっちり2センチ外側をくるり・・と筆が這うのです。
「ん・・・くん・・んんんん」
「まだ耐えるんだね、祥子。困った子だ、仕方ないね」
そういうと私の肩を抱くかの様に立ち、寄り添っていた男性は、彼の脚で・・・しっかりと閉じ合わされていたシームストッキングに覆われたわたくしの脚を・・・・肩幅まで開かせておしまいになったのです。
「あん・・・やめ・・て」
「また声を上げたね。もう許してはあげないよ」 
男性はそのまま両脚の間に膝を差し入れるのです。抗議の声すらカウントされてしまうなんて、わたくしはもうどんな抗いも・・・言葉にできなくなってしまったのです。
「んん・・ん」 
いやです・・・その意味を込めて激しく首を振りながら、わたくしはなんとか太ももを閉じ合わせようといたしました。
「ふふ いいんだよ、祥子の『嫌』という声さえまるで蜜に濡れているような気がする。もっと聞かせなさい、僕がお仕置きをする楽しみが増えるだけだからね」 
わたくしの声が・・・たとえすすり泣くように抗う声でさえ、男性の劣情をそそるものだとはその時まで思ってもいなかったのです。
 
「ん・・っく」 
筆は男性の膝で割られたわたくしの濡れた太ももをなぞります。
「ストッキングの上端まで湿らせて、本当に祥子は淫らな女だ」 
書道の筆ならではの獣毛のこしが・・内股の白い肌をやんわりと押すのです。
「だんだん滑りがわるくなるね。祥子、蜜が筆に絡み付くよ」 
「・・・っっっくぅ」
男性のわたくしを嘲る言葉さえ、後ろ手に回され突き出す様にそらされた乳房を嬲るようです。
180センチちかい身長の男性の視線は、快感に身体をひくつかせるたびに揺れる白い乳房とその先端の鴇色の乳首を舐めるように這っておりました。
「強情だね。祥子は」 
右手の筆がぬめる内股を、左手の筆が揺れる乳首を同時に佩くのです。
「・・・っぅんん」 
ぎしっ・・・大きく戦く身体に、手首を縛める金具と木肌のままの柱が違和感のあるきしみを上げるのです。
「こんなに感じやすい身体をして・・・こんなに濡らして。でも声を抑えるなんて。この後のキスは君の血の味さえ楽しめそうだね、祥子」 
そう言いながら男性は、それまで太ももに這わせていた筆をTバックごしにわたくしの真珠に這わせたのです。
「んくっ・・・」 
どれだけきつく下唇を噛み締めても、はしたない身体を突き抜けるおののきは和らいではくれません。
 
「祥子、素直に声をあげなさい」 
わたくしの耳元で男性が囁きます。
あんな・・・玩具で花びらの奥まで犯されるなんて、ましてアナルまで・・・
涙に潤む瞳で男性を見上げながら言葉もなくわたくしは首を横に振りました。
さらさらと男性の胸元をわたくしの黒髪が打ってゆきます。
「もう一度言うよ。祥子、素直にならないのかい?」
「んん・・ん・」 

シャキ・ン・・・ 鋏の感触を冷たいと思う間もなく、Tバックの右のウエストが切られていました。
「祥子が強情だから、せっかくのプレゼントがこんなになってしまったよ」 
シャキン・・左のウエストも・・・。
中途半端に膝を割られた姿勢は、繊細なレースの花びらに接していた部分を晒して・・・わたくしの腰から垂れ下がっておりました。
「どれ」 
手を伸ばし黒いレースを引くのです。
「ふふふ こんなに濡らして。いけないね、祥子は」 
クロッチの部分に・・・まるであの夜のように・・・男性は舌を這わせるのです
「んん・・・」 
やめてください!と叫びたいほどの辱めでした。 
でも・・・わたくしは声を上げる事ができません。
「今夜のように、何度もいったあとの愛液はまるでクリームソースのようにまったりと香しいよ。祥子」 
わたくしの膝をもう少し開かせて両脚を割り込ませると、男性は足元に膝をつきました。
「んん・・ん」 
脚を閉じることができないだけでなく腰を引かれているのです。
背を触れると傷つきかねない柱にもたれかけさせないとならないほどに、不安定な姿勢を強いられたのです
「ここは細筆だね」 
ちゅぅるん・・・わたくしの柔らかな狭間を左手で開くと、濡れ光る真珠の上を細筆でなぞります。
「・・っあぁぁ・ぁっ・・・」 
細く・ほんのかすかな接点で柔らかな毛先が敏感な珠を刺激するのです。
「ひと撫ででこんなに蜜を含んだよ」 
濡れそぼった筆先を乳首に這わせます。
「・・・んくっ・・」 
おのが身体から溢れさせた愛液を塗りたくられるはしたなさが、わたくしをいたたまれなくするのです。
「今夜は一晩中君を可愛がってあげるよ。この前の夏の夜と違って時間はいくらでもあるからね、祥子」 
細筆をまた、ガーターベルトとストッキングだけに彩られたわたくしの太ももの狭間に向けるのです。
「・・・んゃぁ・・っ・・」 
筆先だけで小振りなピンクの右の花びらの縁をなぞるのです。
「蜜が溢れてくるよ、祥子。ほら」 
会陰を抜けて今度は左の花びらの縁を真珠の付け根まで・・・
「んん・・・んぁぁ・・・」 
どんなに抑えても噛み締めた歯の間から喘ぎがもれてしまうのです。
「灯りの下で見る祥子はきれいだよ。こんなに慎ましく清楚な姿だとは思わなかったよ」 
また左の花びらを会陰に向けて筆先だけでなでおろすのです。
「・・っくぅぅふ・・・」 
幽かで淫らな感触と、最も感じる部分への刺激の寸止めと、止まらない筆の動きから逃げたくて、わたくしは腰を動かそうとしてしまいます。
「ふふ 腰を振っておねだりかい?祥子、そんなに動いたら僕の手に蜜がしたたってしまうよ」
「・・んんん・・んん・・」 
わたくしが声を出せないことをしりながら、敢えて破廉恥に嬲るようないい方をするのです。黒髪を振り乱すほどに首を横にふるしかないのです。
「ほら こんなにしたたらせて」 
筆先が花びらの数ミリ内側を、つっ・・・と走ります。
「はぁあぅっ・・・」 
視覚で認知できたのなら、ほんの僅かな場所の移動だたのでしょう。
でも、感じることしかできないわたくしには、まるで内襞の手前まで筆先でかき回されている様にさえ思えたのです。
「そうだ、その声をもっと聞かせておくれ」 
柔らかな筆は、それでもペースも筆圧も変えることなくわたくしの花びらの内・外をゆっくりと這い回るのです。
「・んん・ぁぁ・ぁあぁぁ・・」 
声が・・一度堰を切ったように漏れた声を止めることは、大変難しくなってしまいました。
「そんなに押し殺したら、もっと淫らに聞こえるじゃないか、祥子」 
中筆に持ち替えて・・・ちゅる・・んっ・・とまるで舌で舐め上げるように花びらを一枚ずつなぞるのです。
「あう・・ん・・ぁぁぁ」 右の花びらの内側。
「・・ん・やぁぁあ」 右の花びらの外側。
「はぁぁ・・ぁぁん」 左の花びらの外側。
「あぁぁ・ん・・ゆるし・て・ぇぇ」 左の花びらの内側。
「あっ・・・いくっ・・ぅぅぅぅ・」 
左手の細筆で疼くままに放置されていた真珠を一撫でされて、わたくしははしたなく達してしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 9

ぎっ・・しっ・・・ 手首の枷だけに全体重を預けて、わたくしは身体中を波打たせるように逝き果てたのです。
樹肌に直接触れていたわたくしの背には、すでに細かなかすり傷がいくつも出来ていたことでしょう。
「ふふ 筆の軸まで祥子の愛液でぬるぬるになってしまったよ」 
男性は細筆をわたくしの目の前に掲げてみせると・・・舌先を出して指まで滴っている白濁した愛液を・・・ぺろ・ん・・と舐めて見せたのです。
「・・あぁぁん・・やめ・て・・」 
「こんなにフェロモンの効いた美味しい蜜は久しぶりだ。美味しいよ、祥子」 
わたくしの眼を見つめながら、ゆっくりと男性は味わうのです。
「おねがい・・しないで・・いゃ・・」 
樹に後ろ手に括られて、ランジェリーを鋏で切り落とされながら・・・筆で辱められて・・・達してしまった証の淫らな蜜。
その味を・匂いを目の前で確かめるなんて。
重ねて嬲られる羞恥を、男性は休むことなくわたくしに与え続けたのです。
「どんなに舐めても、まだ穂先はこんなに濡れているよ」 
愛液を塗り込めて行くように、敏感に立ち上がったままの乳首に・その周囲の乳輪に・・・執拗に筆先を這わせるのです。
「やぁぁぁ・・ん」 
わたくし自身の愛液のぬめりと少し冷たい感触が、また・・疼きに火をつけます。
「こんなルージュも祥子には似合うだろう」 
わたくしの顎を引き上げて最後に筆に残った愛液を、噛み締めて血の滲んだ唇に塗り付けると・・・男性は筆を捨てて強引にわたくしに唇を重ねたのです。

手枷の留め具が解かれたのは、わたくしの唇に塗られた淫らな愛液の香りを男性がキスで全て貪った後でした。
「革の手枷にしておいて正解だな。手錠なら一週間は痕が消えないところだ」 
手首からバックルに止められた枷をはずし、革の上下で擦れて紅くなった部分を優しく愛撫してくださるのです。
中庭から最初の窓を通り過ぎた先にある、部屋のベッドの上でした。
「祥子が強情だからだぞ。素直に声を出せばいいんだ」
「ぃや・・・」  
わたくしは黒のレースのガーターベルトとバックシームのストッキングだけの姿のままでした。
淫らさを前面に出してはこない男性に両手を委ねて、甘えるように首を横に振ります。
「あんなに何度もいって疲れただろう。ふふ 背中もまるで何度も鞭打たれたように真っ赤にして」 
樹皮のままの柱は男性の与える快感に打ち震えるたびに、白く薄い背と腰の皮膚をそのささくれで擦りたてていたのでした。
男性の指がわたくしの背の赤い痕を、つっ・・・となぞるのです。
「・・・はぁう」 
「こんなに敏感なくせに、あんなになるまで我慢するからだよ。祥子」 
今度は横座りした右脚の内股を撫でおろすのです。
「・・・ぁん・・」 
背を撫でていた手をしなやかな髪に絡めると・・・強く引き・・また唇を重ねるのです。
「ふふ フェロモンのルージュのキスもいいが、祥子の甘い唾液のほうがそそるな。疲れただろう、少し休むといい」 
男性の手は優しく、ベッドカバーの上にわたくしの身体を横たえました。
 
一夜のうちにこんなに何度も集中して達したのは初めてでした。
男性から視姦されることもなく1人にされた僅かな時間。
わたくしは微かな火照りと痛みと疲労感から、夢と現の間を彷徨っておりました。

「祥子・・・」 
いつの間に意識を失っていたのでしょうか。
わたくしは男性の声で目覚めました。
けだるさの残る身体には布団が掛けられていました
「ごめんなさい、わたくし眠ってしまっていたみたいですね」 
思っていたよりも長い時間を一人微睡んでしまったこと、その身体に男性が布団をかけてくださっていたことに、女としての羞恥心を隠すことはできませんでした。
「そのままでいい、手を出しなさい」 
起き上がろうとしたわたくしを男性は制しました。
その声には、もうあの主としての氷の冷たさが加わっていました。

「・・・はい」 
逝き疲れ・力を入れることもままならない両手を素直に差し出しました。
先ほどまでの行為で、抗いは男性の加虐心を煽るだけだとわかったからです。
「いいコだ、祥子」 
ベッドに腰掛けた男性の側には2枚のタオルと3本の縄がありました。
わたくしはきっと・・・また・・・縛められてしまうのです。
わたくしの両手首を一つにして掴むと頭上に引き上げタオルを巻きました。
「あうっ・・・」 
「これ以上痕がついたら可愛そうだからね」 
そうおっしゃいながらも縄を取り上げるのです。
手首に回したタオルの上で縛った縄を締まりすぎないように留めつけると、ベッドのヘッドボードに結びました。
 
「あん・・・」 
ばっ・・・両手を拘束してから、わたくしの身体を覆っていた布団を剥ぎ取るのです。
仰向けに横たわり、自らの重さで撓っていた白いGカップの乳房は、腕とともに引き上げられ・・・身体の上で淫らなフォルムを晒しておりました。
白い腹部の下には、黒のレースのガーターベルトとバックシームの黒のストッキングしか身につけておりません。
「なにを・・・なさるの」 
とっさのことに、はしたない茂みを隠そうと引き寄せた左膝に男性は手を掛けたのです。
折り曲げた膝の内側にもタオルが当てられました。
その上にも赤い縄が掛けられ、留め付けた縄尻を輪にしたのです。
くいっ・・ 引き上げられた先には、太い黒光りする梁に、いつのまにか取り付けられた金属の滑車がありました。
「やめて・・ください。あぁぁっ・・・いたぁ・い」 
ジャラ・・ジャラ・・ 金属音を響かせて男性はチェーンを引き下ろしてゆきます。
それにつれて縄尻を掛けたフックは、少しづつ上がってゆくのです。
タオルを当て6本の縄で巧みに膝をキープしているとはいえ、自らの体重を膝の一カ所に掛けられる痛みは想像を越えておりました。
柔らかな膝の裏の皮膚に縄は容赦なく食い込み、上へ上へと引きつらせてゆくのです。
「ゆるして、いた・・い・・」 
腰が完全に浮き上がるまで引き上げると、ようやく男性のチェーンを引く手がとまりました。
わたくしは背と頭だけを布団に付け、左脚を吊られたために両手は一層きつく引き上げられた姿になってしまったのです。
片側だけ吊られた脚は、淫らな花びらをあらわにするはしたない姿を晒してしまいかねません。
必死に右脚を吊られてしまった左脚に引き寄せるしかありませんでした。
「お仕置きの時間だよ、祥子」 
男性のあの声が・・・冷たく次の痛みと淫楽の時間が始まることを告げたのです。
 

ムーンナイト・アフェア 10

「いたいんです・・・おねがい、下ろして」 
吊られてまだ1分と経ってはいないでしょう。
タオルを重ねているとはいえ、全ての体重を掛けられた1本の縄の締め付けは予想を越えるものでした。
「僕は苦痛系ではないはずなんだがね。祥子の痛みに歪む顔と震える声、そそるね。鞭を持って来てもっと哀願の声を出させたくなる」 
第二釦まで黒のシャツの胸元を開けただけで、男性はまだブラックジーンズを身に付けたままでした。
わたくしに君臨するかのようにベッドサイドに立ちはだかります。
「おねがいです・・あぁぁぁ・いたい・・」 
縄で引き延ばされ、下半身を吊り上げられたガーターストッキングだけの姿がどれほど淫らなものなのか、想像することさえできません。
ただ、意志の力で脚を引き上げ閉じておかなければ露になってしまう愛液にまみれた花びらを、どうあっても晒したくない・・・その思いだけで必死に右脚を引き寄せておりました。
「祥子ごらん、僕がこんなにさせられてるんだ」 
ブラックジーンズのファスナーを、はちきらせてしまいそうに盛り上げる塊を誇示するように手を添えるのです。
「もう10人以上のMを所有したことのある僕が・・だよ。全く極上のMだな、祥子は。吊っただけでまだ何もしていないのに、表情と声だけで・・・こんなにもそそる。もうすこし経験がなければ、この場でその姿の君に奉仕をさせて精液を飲ませているところだよ」 
顔のすぐ側に膝を突き、右手で苦痛に歪むわたくしの頬をなでるのです。
「ぁぁ・・あぁぁ・・・ゆるし・・て」 
近づいた男性に、早くこの責めから解放していただきたくて、ただ・ただ・・許しを乞う言葉を連ねることしかできませんでした。
「そんな性急なことはもったいなくてできないがな。この昂りのままもう少し楽しませてもらおう」 
そういうと男性は最初の部屋に戻っていきました。
 
次に戻って来た手に握られていたのは、2本の縄とタオル・・・そして男性の塊の形をした3本の玩具でした。
「いやぁぁ・・・」 
男性の言った<お仕置き>の言葉が蘇ります。
「せっかく楽にしてあげようと思ったのに。嫌なのか、祥子は」 
わたくしの哀願の言葉の意味を十分に知ってらっしゃるのに・・・わざとそのようなことをおっしゃるのです。
一瞬、わたくしはこの吊られる辛さから本当にこれで解放していただけるのか、と思いました。
左脚のふくらはぎから先は、もう感覚が鈍るほどになっていたからです。
「おねがい・・・下ろして・・」 
わたくしの顔の脇にみせつけるように玩具とローションのボトルを並べる男性に、もう一度哀願したのです。

「楽にしてあげよう」 
ゆっくりと優しく男性が微笑んだのです。
手にしていた縄を一本・・・梁へ投げ上げました。
滑車から右に1mほども離れた場所にある窪みに、すっぽりと収まります。
「あっ・・・」 
わたくしは男性の目論みを・・・察してしまったのです。
「もう一つ滑車があるといいんだが、一つしかないからね」 
梁の縄端を輪にいたします。 
必死で閉じていた右脚を、男性の手が強引に引き下ろしたのです。
「いゃぁっ・・・」 
「祥子、静かにするんだ。」 
このままでは・・・両脚を広げた形に吊られてしまう・・その羞恥にわたくしは脚を元に戻そうといたしました。
男性は右脚の足首に腰を下ろし、抗おうとする動きを封じ込めるのです。
左脚と同じようにタオルを当てて縄をかけます。
結んだ縄の先を梁からの輪にかけると・・・くいっと引き上げました。
「あぁぁぁ・・・やめて・・ぇぇ」 
両脚の膝を肩幅ほどに開いた形で、わたくしの黒のレースのガーターストッキングに彩られた下半身は吊り上げられてしまいました。
右脚にも・・・赤い綿縄は食い込み・・・新たな痛みが走りましたが、両脚に体重が分散された分、さきほどからの苦痛は不思議と弱められておりました。
 
「ふふ 黒のシームストッキングのY字吊りか。もっと本格的にしたいが・・・初めてならここまでだな」 
両手をベッドのヘッドボードに結わかれ、左右の脚を梁から吊られ・・・わたくしはもっとも隠しておかねばならない秘めた花びらまで・・・男性の視線と天井からのスポット照明の下に露にされてしまいました。
「やめて・・みない・・で・・・」 
あまりの羞恥に、自由にならない吊られた膝をできるだけ合わせようと身を捩っても・・・男性の視線を遮ることさえできません。
「そうして抗ってみせなさい、祥子。艶かしく身体を捩る姿さえ、白い肌が光を反射して僕をそそるだけだ。ほら、白いバストが揺れてるよ」
「ぃいやぁぁぁ・・・」 
縄を掛けている時の沈黙の反動のように・・・男性の責めの言葉がわたくしに降り注ぎます。
ベッドの脇に立つ男性の視線が、わたくしの身体を這い上がり・・・一点で止まります。
「こんな邪魔なもの綺麗に剃り上げてしまいたいな」 
わたくしの柔らかな狭間を覆う漆黒の茂みを、男性の手が撫で上げます。
「だめ・・・そんなこと」 
男性が予告していた玩具の責めだけではなく、こんな淫らな姿にまで吊られたのに。
それでも飽き足らないというのでしょうか。
「真っ白な身体にここだけ・・・無粋だとおもわないかい、祥子。僕だけのMなら他の男にその身体を晒せないようにつるつるに剃り上げて、僕だけが陰りのない真っ白なこの身体を鑑賞するんだ」 
隠すことも、太ももを合わせることで遮ることも出来ない男性の手は、大胆に・・・そして優しくぷっくりとした合わせ目をなぞるのです。
「しないで・・・いや・・・」 
剃毛をほのめかす男性の瞳に顕われた本気の光に、わたくしは怯えました。
「こんなに愛液をたっぷりと溜める狭間を、毛一筋にすら遮れないようにして責める。想像するだけでたまらないよ、祥子」 
くちゅ・・・ほんの少しだけ狭間に男性の指が潜り込みます。
「いっ・・や・あぁん・・」 
僅かな微睡みの時間に平静を取り戻した身体は、吊られ・視姦され・言葉責めにあうことでまたしても・・・愛液を溢れさせはじめていたのです。
「ほら・・・また滴りそうだよ、祥子。どれだけ濡らしたらきみの花びらは蜜を止めるんだい」 
花びらから抜いた指を、わたくしの白い乳房になすりつけるのです。
「また薫りが濃くなっているね。フェロモンに酔ってしまいそうだよ」 
見せつける様に鼻先に指を近づけるのです。
「このアンダーヘアがなければ、祥子の下半身は愛液が溢れてぬるぬるになってしまうだろうに」
「だめ・・やめて・・・」 
男性の声が真剣味を帯びるほどに、わたくしは怯えを深くいたしました。
この方が口にしたら、それはいつか実現させるということを意味するからです。
「言ったでしょう、祥子。剃毛は僕だけのモノになった証です。いまのあなたに強制したりはしませんよ」 
そう言いながらも手は愛液を含み始めた茂みを撫で続けているのです。
「あなたの豊かな黒髪なら、この豊かなアンダーヘアは当たり前です。このままでも愛液で濡れ光って綺麗ですよ。祥子が僕だけのMになった時は容赦しませんけれど・・ね」