花の気配が消えても
本来ならそろそろ半袖が恋しくなる季節目の前の景色は新緑を鮮やかさを増しているのに
彼女の肩はトレンチコートに被われている
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木陰でしゃくなげが色鮮やかな花を咲かせるように
人目に付かない庭の片隅で
トレンチコートの下の彼女の白い肌と
贅をつくしたランジェリーをここで暴きたくなる
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ふたりきりになれる場所まであと数分なのに
昼日中の妄想と空想は私を暴走させてゆく
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彼女は知らない
私の中に巻き起こっている欲情を
先に届けてあるトランクに詰められた
彼女のために用意した数々の責めの道具のことも
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私の嗜好を知っているにも関わらず
彼女は今日も静謐そのものに見える
肩にとまろうとする蜻蛉さえも優しく迎入れる
この表情を私だけへの哀願に変えさせたくて
この場所を用意した
時間はたっぷり ある
<唐紅> 4月後半配信開始♪
寒暖の差が激しい毎日にあたふたしているうちに、<唐紅>の後半のサイト様からの配信がスタートしました。皆様がご愛用されているサイト様にも並んでおりますでしょうか?
ご覧になられた方は、是非ご感想をお聞かせいただけると嬉しいです♪
望月さんの執事っぷりが(執事ものの官能小説ではないんですけど(笑))とても萌えです。
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コンテン堂
ひかりTVブック
紀伊國屋BookWebPlus
GALAPAGOS STORE
セブンネットショッピング
漫画全巻ドットコム
NEOWING
BookPlace
BookLive 読むコレ
ブックパス
SonyReaderStore
ご紹介いただきました♪
先週よりmasterblue様のブログで、わたくしのシリーズ化した電子書籍を一緒に検索していただける紀伊国屋書店様へのリンクを設置いただいております。<唐紅>が1週間前に配信されましたが、すでに第五巻<ムーンナイト・アフェア>の出版も決まっています。
以前ご紹介いただいていたサイトではなかなか全ての巻をチェックできないということで、お手間をお掛けしてしまいました。
masterblue様、いつも本当にありがとうございます。
わたくしはそろそろ第6巻の準備です。
これからも応援お願いいたします♪
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この春は
早い時期から、思ったより沢山の桜のお写真を、お届けすることになりました。ほとんどが今年の桜です♪
例外は<幽玄な桜の下に>で、わたくしがわがままを言って昨年のお写真を使わせていただきました。
お楽しみ頂けましたでしょうか?
もうすぐ、新しい季節が足早に訪れて来そうです。
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春の足音
圧倒的な色香で咲き誇る八重桜もひと雨ごとに豊潤な花びらを散らしてゆく
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ふたりの歩く石畳を彩るように
庭園の苔に憩うように
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桜並木の下を
隣を歩く彼女のランジェリーを奪い取って
戯れるように歩いたのは何年前になるだろう
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年齢を重ね 逢えない日があっても
彼女の魅力はなぜか増すばかりだ
桜の儚い花びらが誇り高い赤い椿になったように
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いまは、芽生えたばかりの若芽のごとき
瑞々しい微笑を無邪気に向けてくる
ここが由緒ある寺院の庭園であることが恨めしくなる
いつもの街ならこのまますぐに
香しい温もりのランジェリーを奪い取ってしまうのに
コラボレーション♪
昨年末から、こちらのブログや電子書籍の表紙・フォトストーリーなどでコラボレーションをお願いしている写真家のM.OOKI様。精力的に撮影もこなされながら、最近twitterもはじめられました。
時々わたくしのtwitterにも掲載している写真のロケ地の話などつぶやいてくださっています。
興味のある方は、
@mookiphoto
につぶやいてみてください。
いろいろな質問にも丁寧にこたえてくださると思います。きっと♪
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新しい配信先が増えました
アマゾン、楽天kobo、Apple Storeにも配信可能になりました。順次アップして参ります。
と出版社のアットマーククリエイト様から連絡をいただきました。
いつからの配信になるのかはまだはっきりしませんが、より多くの皆様にご覧いただくチャンスは増えそうです。
詳細が判り次第、またこちらでもご紹介いたします。
よろしくお願いします。
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こんなベンチでゆったり読んでいただけたらうれしいです
<唐紅>配信開始いたしました
今朝ほど思いついて検索をしてみましたら、どこでも読書様で既に配信が開始されていました。他の配信先様からは週明けのお届けになるかと思いますが、どうか楽しみになさってください。
今回は初の長編なので<唐紅>1作ですが、はじめてフォトストーリーをプラスしてみました。
残念ながら女性のお写真ではありませんが(笑)
よろしければ、手に取っていただければと思います。
徹夜明けの仕事が終わった夕刻。祥子はあのバーを訪れてしまう。まだ早い時間なら、オペラピンクのランジェリーを奪われた夜のようなことは起こらないだろうと。たった30分のブレイクタイムは、セルシオを操る運転手とともにその主を祥子の元に呼び寄せてしまう。
「祥子さんは伝言を聞いていて、またあの店に来て下さった。これからご一緒することになるのもご承知の上で、ね」
錦秋の箱根にある高級温泉宿で祥子の為に用意された贅をつくしたもてなしと、羞恥と、緊縛と、淫靡な悦楽。
執事のようにかしずく運転手と思いのままに貪り快楽の波で翻弄してゆく主と呼ばれる男性。二人の間で身も心も揺れる一夜を描いたシリーズ初の長編。
書き下ろしフォトストーリー<しられたく・な・い・・・のに>を含むノンストップ・エクスタシーの第四巻。
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ケータイ恋愛小説pink
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どこでも読書
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18禁の内容ですので、セーフブートを解除する・年齢承認を受けるが必要になると思います。
検索は、ジャンル<官能> 出版社<アットマーククリエイト>でかけていただくほうが発見しやすいかもしれません。
そのなかから、作者<加納祥子> 書名<唐紅>を探してみてください。
よろしくお願いします。
散り敷く桜に
嵐の様な雨風が去った次の日遅咲きの山桜だけが残る紫花菜の野へ
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まるでいただいた着物の柄ね
隣をゆったりとした大股で歩く男性を見上げて微笑む
一夜の間 わたくしを嵐のように貪った唇が
いつもより紅く見える
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この次はもっと艶やかなものでいいですね
柔らかく微笑む声が斜め上から降り注ぐ
だめよ もう似合わないわ
そんなことはないです
確信に満ちた声がわたくしを包む
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白いきめの細かい肌だから・・・
その先を場をわきまえて言い淀む
何度着付けても 何度帯を締め上げても
何度この肌に印を付けても
驕らないその人柄がわたくしを惹きつけてやまない
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昨夜残した痕は
桜の花びらのような儚い薄紅がひとつ
まるで今の穏やかな空のように
第4巻今月発刊です♪
3ヶ月連続発刊が決まりました。4月の配信は、第4巻<唐紅>です。
まさか・・・いえ、いよいよここまで来ました♪
元々、淑やかな彩でも初の長編だったのですが、校正するたびにどんどん加筆することになり、10ページ以上増量しています。
望月さんの執事度がアップしてたり、美貴さんの主らしいちょいSな傍若無人さ(ファンの皆様ごめんなさい)がプラスされていたり。
増量分の8割はエロ成分で、残りの2割は心理描写で構成されています。
書き下ろしのショートショートも巻頭に付けました(笑)
4月の中旬の配信を予定しています。
配信先については、また改めて告知いたしますね。
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↑今度の表紙はコレ♪
幸福なベンチ
駆け足で通り過ぎようとする春をとどめる曇り空の日曜日きっとここなら・・・と誘った染井吉野の森
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いつ降り出してもおかしくない雨のかわりに
盛りを迎えた桜がはら・・は・ら・・・と音も無く散ってゆく
この道をあの女性が歩いてくるんだ
そう思うだけで昂ってしまう自分の若さに苦笑いする
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約束をしたベンチにまだ彼女の姿はない
ここで出迎えるより・・・
いっそ向こうの花越しから
あの人がここに来るのを待ってみようか
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桜の古木に紛れるにちがいない
黒ずくめの姿を花叢に隠して
幸福なベンチをそっと見つめる
あと数分であの女性が訪れるベンチを
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