<ムーンナイト・アフェア>今週中ごろから配信します♪
この間までの肌寒さが嘘の様に、一気に夏日が到来してきました。皆様体調はいかがでしょうか?
本来でしたら最も過ごしやすいこの季節に、淑やかな彩の中ではじめてのSMプレイを描いた<ムーンナイト・アフェア>の配信が開始されます。
多分・・・15日前後になるでしょうか。
先日、アップさせていただいたようにこちらも随分加筆修正しています♪
わたくしが、SとMの世界に堕ちてゆく様をどうぞご覧ください。
真夏のジャズライブの夜。祥子を淫らに犯しながら交わした約束を、黒衣の男性は忘れてはいなかった。三ヶ月後のジャズライブの会場で祥子に突きつけられたのは、高価なランジェリーなセットと、長谷川からのアブノーマルへの招待状だった。
わずかに月の欠け始めた夜、待ち合わせた祥子を襲ったのは想像を超えた命令と駆け引きと従順さを試され続けるSMの世界。
移動の車中からの羞恥に満ちた快楽責めはただのはじまりに過ぎなかった。
「祥子、俺は快楽系のSだ。決して君に苦痛を与えたいわけじゃない。素直に命令に従えば、今まで味わったことのない快楽を与えてあげよう」
肌の上を走る縄が淫楽に軋む音。空を切る革の鞭。絶え間ないモーター音が産む無機質な悦楽。すすり泣くような哀願と、一音一音とトーンを上げてゆく喘ぎ声。
「祥子、意識をローターに向けなさい。痛みを快感に溶かすのだ。祥子なら出来るね」
催眠術のような長谷川の言葉に、祥子は自覚していなかったM性を花開かされてゆく。
S性を追求しなければ満たされない男と秘めたM性に怯える女が過ごした、ただ一夜のラブ・アフェア。シリーズ初の本格SMに意欲的に取り組んだ第5巻。
(このキャッチコピーは過激すぎるので配信データには使えないかも・・・と(笑)なので、場合によってはこのブログ限定のキャッチコピーです)
唐紅からスタートしたフォトストーリーを今回も書き下ろしています。
お楽しみに♪
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閉じ込めて
はじめてあの女性をかいま見た時、欲しい と思った理由もなにもない
身体の芯が瞬間的に昂ったからだ
出来れば閉じ込めて私だけのものにしたい
誰にも見せず、私だけがあの女性をおもうがままにするのだ
もうあの黒衣の男にさえ触れさせない
口紅を塗らずともいつも紅く濡れたような唇に
昂った私のものを差し出せば
当たり前のようにその唇に舌に迎え入れてくれるだろう
どれほど濃厚な精を放っても喉の奥深く飲み込んでくれるだろう
あの女性をかいま見た日から妄想が消えない
どうすれば彼女を私のものに出来るのだろうか
出版社さんに怒られてしまうかも・・・
第5巻のフォトストーリーのお写真の中から2枚をブログをご覧いただいている皆様だけに
そっと・・・お披露目しちゃいます。
なんだか妄想をかき立てられませんか?
ショートショートとしてお届しているストーリー。
電子書籍では、こんなに素敵なお写真で綴らせていただいています。
編集さん ごめんなさい。
残念ながら・・・お写真は期間限定になってしまいました。
他にも素敵なお写真が第5巻には掲載されています。
ぜひ、お手元でお楽しみください♪
代わりにはといっては何なのですがGWの京都乙訓寺の牡丹です。
艶やかに咲き誇っていました。
第5巻<ムーンナイト・アフェア> 5月配信決定です♪
GW皆様はいかがお過ごしですか?こちらのブログからの電子書籍もいよいよ第5巻になりました。
5月の中頃から、皆様のご愛用の書店より配信が開始されます。
ちょっと表紙がミステリアスな感じだと思いませんか?
お話を読んだカメラマンの方が、だったらこれでどう?とご用意くださったのがこの表紙でした。
蝉時雨の庭で登場した長谷川さんとの、はじめての本気のSMの一夜です。
「祥子はMだね」とおっしゃる長谷川さんに、わたくし自身が本当にMなのか?
「痛みを快楽に溶かすんだ」と言われて、そんなことが出来るのか?
と半信半疑ながらも次第に長谷川さんとの一夜に染まってゆく心の動きを、今回は随分と加筆修正させていただきました。
単なる責めのオンパレード的なSMの羅列ではないお話を目指してみました。(どこまで出来ているか??は読んでのお楽しみということで)
ということで、今回も大幅加筆修正でバージョンアップした<ムーンナイト・アフェア>をお楽しみいただければと思います。
そうそう♪
今回もフォトストーリーを書き下ろしてます。
お写真がトリッキーなんですが・・・すごかったです。
花の気配が消えても
本来ならそろそろ半袖が恋しくなる季節目の前の景色は新緑を鮮やかさを増しているのに
彼女の肩はトレンチコートに被われている
木陰でしゃくなげが色鮮やかな花を咲かせるように
人目に付かない庭の片隅で
トレンチコートの下の彼女の白い肌と
贅をつくしたランジェリーをここで暴きたくなる
ふたりきりになれる場所まであと数分なのに
昼日中の妄想と空想は私を暴走させてゆく
彼女は知らない
私の中に巻き起こっている欲情を
先に届けてあるトランクに詰められた
彼女のために用意した数々の責めの道具のことも
私の嗜好を知っているにも関わらず
彼女は今日も静謐そのものに見える
肩にとまろうとする蜻蛉さえも優しく迎入れる
この表情を私だけへの哀願に変えさせたくて
この場所を用意した
時間はたっぷり ある