2ntブログ

新しい配信先が増えました

アマゾン、楽天kobo、Apple Storeにも配信可能になりました。
順次アップして参ります。

と出版社のアットマーククリエイト様から連絡をいただきました。
いつからの配信になるのかはまだはっきりしませんが、より多くの皆様にご覧いただくチャンスは増えそうです。
詳細が判り次第、またこちらでもご紹介いたします。
よろしくお願いします。

     1304131639.jpg
こんなベンチでゆったり読んでいただけたらうれしいです

<唐紅>配信開始いたしました

今朝ほど思いついて検索をしてみましたら、どこでも読書様で既に配信が開始されていました。
他の配信先様からは週明けのお届けになるかと思いますが、どうか楽しみになさってください。
今回は初の長編なので<唐紅>1作ですが、はじめてフォトストーリーをプラスしてみました。
残念ながら女性のお写真ではありませんが(笑)
よろしければ、手に取っていただければと思います。


徹夜明けの仕事が終わった夕刻。祥子はあのバーを訪れてしまう。まだ早い時間なら、オペラピンクのランジェリーを奪われた夜のようなことは起こらないだろうと。たった30分のブレイクタイムは、セルシオを操る運転手とともにその主を祥子の元に呼び寄せてしまう。
「祥子さんは伝言を聞いていて、またあの店に来て下さった。これからご一緒することになるのもご承知の上で、ね」
錦秋の箱根にある高級温泉宿で祥子の為に用意された贅をつくしたもてなしと、羞恥と、緊縛と、淫靡な悦楽。
執事のようにかしずく運転手と思いのままに貪り快楽の波で翻弄してゆく主と呼ばれる男性。二人の間で身も心も揺れる一夜を描いたシリーズ初の長編。
書き下ろしフォトストーリー<しられたく・な・い・・・のに>を含むノンストップ・エクスタシーの第四巻。

     第4巻表紙2


ケータイ恋愛小説pink
ケータイノベルズ
TOP BOOKS
いまよむ for Android
Mobi-book
BOOKSMART Powered by Booker's
BOYS倶楽部
どこでも読書
エルパカBOOKS
honto電子書籍ストア
18禁の内容ですので、セーフブートを解除する・年齢承認を受けるが必要になると思います。
検索は、ジャンル<官能> 出版社<アットマーククリエイト>でかけていただくほうが発見しやすいかもしれません。
そのなかから、作者<加納祥子> 書名<唐紅>を探してみてください。
よろしくお願いします。

散り敷く桜に

嵐の様な雨風が去った次の日
遅咲きの山桜だけが残る紫花菜の野へ

     1204227068.jpg

まるでいただいた着物の柄ね
隣をゆったりとした大股で歩く男性を見上げて微笑む
一夜の間 わたくしを嵐のように貪った唇が
いつもより紅く見える

     1204227244.jpg

この次はもっと艶やかなものでいいですね
柔らかく微笑む声が斜め上から降り注ぐ

だめよ もう似合わないわ

そんなことはないです
確信に満ちた声がわたくしを包む

     1204228129.jpg

白いきめの細かい肌だから・・・
その先を場をわきまえて言い淀む
何度着付けても 何度帯を締め上げても
何度この肌に印を付けても
驕らないその人柄がわたくしを惹きつけてやまない

     1204227367.jpg

昨夜残した痕は
桜の花びらのような儚い薄紅がひとつ
まるで今の穏やかな空のように

第4巻今月発刊です♪

3ヶ月連続発刊が決まりました。
4月の配信は、第4巻<唐紅>です。
まさか・・・いえ、いよいよここまで来ました♪

元々、淑やかな彩でも初の長編だったのですが、校正するたびにどんどん加筆することになり、10ページ以上増量しています。
望月さんの執事度がアップしてたり、美貴さんの主らしいちょいSな傍若無人さ(ファンの皆様ごめんなさい)がプラスされていたり。
増量分の8割はエロ成分で、残りの2割は心理描写で構成されています。

書き下ろしのショートショートも巻頭に付けました(笑)

4月の中旬の配信を予定しています。
配信先については、また改めて告知いたしますね。

     第4巻表紙2
     ↑今度の表紙はコレ♪

幸福なベンチ

駆け足で通り過ぎようとする春をとどめる曇り空の日曜日
きっとここなら・・・と誘った染井吉野の森

     1303313123.jpg

いつ降り出してもおかしくない雨のかわりに
盛りを迎えた桜がはら・・は・ら・・・と音も無く散ってゆく

この道をあの女性が歩いてくるんだ
そう思うだけで昂ってしまう自分の若さに苦笑いする

     1303313043.jpg

約束をしたベンチにまだ彼女の姿はない
ここで出迎えるより・・・
いっそ向こうの花越しから
あの人がここに来るのを待ってみようか

     1303312343.jpg

桜の古木に紛れるにちがいない
黒ずくめの姿を花叢に隠して
幸福なベンチをそっと見つめる

あと数分であの女性が訪れるベンチを