初雪 16
「そろそろ頃合いのようですね」わたくしの身体を窓の方に向けるのです。目の前には硝子越しに都心の夜景がきらめいていました。
「ここに上がってください。祥子様」
先ほどの台に、わたくしの膝を誘うのです。
わたくしは手首を縛められ・・・吊り下げられておりました。
氷責めで、先ほどから力の入らなくなっている身体をシェフに助けられて・・・膝立ちで・・・台の上に登らされたのです。
「脚を開いてください。祥子様、もっとです。」
3人の男性に背を向けて・・硝子に映る乱れ髪のわたくし自身のはしたない身体を見つめさせられながら・・そろり・と脚をひらくしかなかったからです。
「もっと!!」
バシッ・・ シェフのあの大きな手がわたくしのヒップをスパンキングするのです。
「ひ・・っ・・」
小さく悲鳴をあげて、わたくしは肩幅ほどに膝を開いたのです。
「身体を倒して。そう、窓にその破廉恥な巨乳を押し付けるんです」
シェフの手で背を押されてわたくしは冷たい窓ガラスに・・・Gカップの白い乳房を・・・乳首を押しつぶすように押し付けられてしまったのです。
「窓の外からみたいもんだな」
石塚さんがつぶやきます。
「超一流ホテルのメインダイニングの窓に、両手を吊られて裸でバストを押し付けて跪く女の姿が見える。近くに高層マンションでもあったら・・・大変ですね」
山崎さんがさきほどのTバックを手に・・・わたくしのはしたない様をあえて言葉にするのです。
「いやぁ・・・」
「もっとです!」
バシッ・・ 2度目のスパンキングが飛びました。膝を窓際の台ぎりぎりまでシェフの手で下げさせられ・・・背を反らす様にして上体を倒させられたのです。
「あぁまるで蜜がけした果物のようですね。ぷっくりと膨れて美味しそうだ」
「一口楽しみたいね」
「そんなことをしたら我慢できなくなってしまいますよ」
なんのことを言っているのでしょう。
「今夜のメインディッシュです」
シェフの指がわたくしの柔らかな合わせ目をぱっくりと開いたのです。
「だめ・・・ぇ・・」
背面の3人にはわたくしの恥ずかしい部分が丸見えになっていたのです。バストが窓に押し付けられる冷たさばかりに気を取られて・・・腰を突き出した姿勢になっていることに気がまわっていませんでした。
とっさに姿勢を戻し・・膝を合わせようとしました。
「そのままです!!」
バシッ・・ 3度目のスパンキングが白いお尻に飛びます。
「ゆる・・し・て・・・」
戻しかけた膝をシェフの手で前よりも開かれ・・・背をしならせるように反らせた姿にされてしまいました。手を括られ・・・吊られているために、わたくしは夜景の窓に映る自分の姿と・・・4人の男性の視線から意識を逃がすこともできなかったのです。
「美貴様、どうなさいますか?」
シェフの指はわたくしの花びらを触れるか触れないかの繊細な指使いで嬲りながら・・・問いかけるのです。
「いいんですか?そんな風に聞いて。今夜は祥子さんを独り占めしたいと先ほど仰っていたじゃないですか」
ふふ・・欲情の絡んだ含み笑いが響きます。
「そうしたいのはやまやまですが・・・皆様もそろそろ限界かと思いまして」
「はは バレバレですね。見るだけじゃ我慢できなりそうですよ」
「わたくしだけ楽しませていただいてお三方とお部屋に戻られたら、祥子様を酷くお責めになりそうな予感がします」
「そうだな。朝まで寝かせないかもしれない」
「祥子様も消耗なさってますから、どうですか。ここで皆様も楽しんでいかれませんか?」
「やぁぁ・・・」
ホテルのメインダイニングで・・・こんな淫らな姿を晒すだけでは飽き足らず、シェフだけでなく3人の男性達にも犯されろというのです。
「明日は早めに出る予定なので、ここで僕たちも満足させてもらえるならその方がありがたいですね」
美貴さんがまるで深夜のルームサービスを頼むかのような口調で言うのです。
「お一人一品ということでしたら、いかがでしょう」
初雪 17
「いいですね。それでは僕から」山崎さんが手にしていたTバックとグラスをテーブルに置くと・・・わたくしに近づいてきたのです。
「やめて・・くだ・さ・・あぁぁぁ・・・」
すべすべとした手が両のふとももに置くと、その場に跪きわたくしの真珠からアナルまでをぺろぉっ・・と舐め上げました。
「ぁぁ・・ゃぁああああ」
花びらの外縁を舌先で撫で下ろすと・・・真珠を吸い上げるようにして舌先でれろれろとねぶるのです。
快楽の芯を放置されたままで嬲られ続けていたわたくしの身体は、恥ずかしいほどに山崎さんの舌と唇に反応してしまったのです。
「飲み切れないほどに愛液が溢れてきますよ。ランジェリーをぐしょぐしょにするほど濡らしていたのにまだ枯れないなんて、相変わらず淫乱ですね。祥子さん」
「あっぁぁん・・」
くちゅ・・ ただ言葉責めを繰り返すだけではなくて、わたくしの名前を呼びながら淫らなのはわたくしなのだと言い聞かせる・・・はじめての時と同じでした。羞恥に白くなろうとする意識に理性を取り戻させながら、中指をすでに蕩けている花びらの間に差し入れるのです。
「こんなにまとわりついて。蠢いてますよ、祥子さん」
わたくしの身体は中の壁を確かめる様に動かす指先にまで・・・反応してしまっていました。止めることのできないわななきを知られてしまう恥ずかしさに、身悶えしていたのです。
「あぅぅん・・やぁ・・」
指一本とはいえ・・・ようやく一番埋めてほしかった場所に与えられたものに・・わたくしの身体ははしたなく反応してしまいました。
「もっとですか?」
指をもう一本増やすと・・溢れた蜜でぬめる真珠をなおも舐め回すのです。
「はぁぁ・・ん・・んん・・・」
感じやすい一点を責める舌の動きに、わたくしはいっそう淫らに山崎さんの2本の指を締め付けてしまうのです。
「うっ・・やぁぁぁ・・だ・めぇぇ・・・」
山崎さんの舌は真珠を離れ、じゅ・・ぶ・・・じゅぶ・・と突き入れる指の上にひっそりと控えていたアナルへ移って行ったのです。
「おいしいですよ、祥子さん。こんなにひくひくと僕のキスを求めてるじゃないですか」舌先を尖らせると、密やかな中に唾液を送り込む様に舌をつかうのです。
「ちがう・・ぁ・あ・・あぁぁん」
アナルを嬲ることは・・・美貴さんの嗜好だったはずです。なのに今夜はとうとう山崎さんにまで弄られてしまったのです、
彼の舌の熱い感触はアナルの薄い皮膚にそのまま快感を送り込むのです。
「祥子さんのここは、いつもこんなにも美味しいんですね。そして今夜も・・・綺麗になさっている。あぁ舐めるほどにこんなに素直に柔らかくなって、どんどん僕の舌を奥まで受け入れますよ。僕たちと楽しんだあと、何人の男性にアナルをゆるしたんですか?」
花びらに差し入れる指を3本に増やし・・・親指で真珠をいらって・・・舌先をアナルに這わせながら・・・言葉責めをするのです。
「美貴様、今夜も・・・とはどういうことですか?」
先ほどまで山崎さんの座っていた席に移られたシェフが隣りの美貴さんに尋ねるのです。
「あぁ・・やめ・・て・・ぇ・・・いっちゃ・・やぁぁぁ」
「祥子さんはね、アナルの中までいつも綺麗なんですよ。どんな美人でもそこまで嗜みのいい人は少なくて、辟易するんですけがね」
「そういうことでしたか。しかし皆様にアナルの趣味があるとは思いませんでした」
「やぁ お恥ずかしい。まぁ、これほどの女性だと全てを味わいたくなる、ということですよ」
「そのお気持ちも解りますね」
ははは・・・ チン・・笑い声とバカラのグラスを重ねる怜悧な音が響きます。
「ぁ・あぁぁぁ・・・」
いっぱいに広げられた胎内と感じやすい真珠とアナル・・・・3カ所を同時に責められてわたくしの耳にはもう二人の声は聞こえてはいませんでした。
羞恥の極みである排泄器官をねぶられて、わたくしは乳房をますます窓に押し付けるように身悶えしてしまったのです。
すっと・・・山崎さんの指と舌がわたくしから離れたのです。
「や・・・ぁ・・」
のぼりつめかけていた快感を中途で放り出されたのです。はしたないとわかっていながら身体は彼の舌を追ってしまったのです。
「ごちそうさま、美味しかったですよ」
濡れそぼった唇を拭いながら、山崎さんは平然とシェフに挨拶をしているのです。
「言っておきますが、アナル愛好家はこの美貴だけですよ。もちろん祥子さんのものなら僕も試してみたいですけれどね」
いままで・・・わたくしの排泄器官を嬲りつつけた唇と舌で、そのようなことを仰るのです。わたくしをこんなままで放って・・・ひどいですわ。
ご存知なのでしょうに・・・わたくしがこんな状態なのを。
「こんなに滴ってるのに、もったいないことするなぁ」
二人の姿を打ち消すようにわたくしの背後に立ったのは石塚さんでした。
わたくしは石塚さんも愛撫にいらしたのだとばかり思っていました。
まさか・・・シェフより先に交わるつもりだなんて・・・
「あうっ・・」
わたくしの予想に反して、くっと背を押すと熱い塊を花びらの間に押し入れたのです。
「あっあぁぁぁぁ・・・」
先端の張ったおおきなかりが・・・わたくしを押し広げて、ずぅぅっと奥まで入って来たのです。
「妬けるな。山崎にこんなにされて、とろとろじゃないですか。祥子さん」
ずっくりと塊を抜き差しするのです。
「あぁ・・ぁはぁぁん・・」
わたくしは絶頂寸前で放置された体内をかき回される快感に、身を浸してしまったのです。石塚さんは硝子に押し当てられた乳房さえ、荒々しく揉み立てるのです。
「ぬるぬると一気に奥まではいりましたよ。ほら、こんなふうに!」
ずん・・・最も弱い奥を突き上げるのです。
「やぁぁあ・・・」
そのひと突きで・・・わたくしは逝ってしまったのです。
「こんな誰にみられているかわからない高層ホテルのレストランの窓際で・・・胸を揉まれて逝くんですね、祥子さん」
腰の動きが激しくなってゆくのです。逝ったばかりで収縮をくりかえす胎内を抉られるように・・・突き上げられてしまいました。
「いわない・・でぇぇ・・・」
「露出が好きなら、明日はたっぷりと楽しませてあげますよ。祥子さん」
「ちがう・・ぁ・・あぁぁぁ・・」
近くに高層の建物はないとはいえ・・・もしあの東京タワーに人がいる時間ならば・・・見られてしまいかねない場所だったのです。展望台の望遠鏡ごしに・・・わたくしがはしたない姿で犯されているところを。
「夢にまで見た祥子さんの身体だ。あのあと祥子さんを思い出して何度も逝ったんですよ」
打ち付けるような腰の動きが・・・止まらないのです。
「いい・・あの時のままだ。いくぞ・・・」
「あぁぁ・・・いくぅぅ・・・」
体内の熱い塊が一段と太さを増したのです。抉り抜かれる快感に・・・わたくしは一層高い頂点へとおしあげられたのです。
「きつい・・こんなに締めて・・・祥子・・いけ!!」
「あぁあぁぁぁ・・・」
最奥を突きあげられわたくしは達してしまったのです。
「うっ・・・ああ・・」
石塚さんは塊を抜くと、わたくしのヒップに・・・どろっと熱い精液をかけたのです。
「今夜はあなたはシェフのものですからね。僕たちのは明日からたっぷり注いであげますよ」
ぐったりと官能に白く蕩けるわたくしの耳元に・・・名残惜しげに白い乳房をもみしだきながら石塚さんが囁きます。
ありがとう・・・ という石塚さんの声とともに、熱いタオルがわたくしの腰を拭うのです。
その感触に眼を上げたわたくしは・・・硝子に映るシェフの姿をみとめたのです。
「ゆるし・・て・・・」
このまま立て続けに犯されるのかと・・・思ったのです。
シェフはわたくしの手首を吊っていたストッキングを解きました。
支えをうしなったわたくしの身体は、ぐったりとシェフの手に抱きとめられたのです。
初雪 18
「祥子様、いい声を聞かせていただきました。山崎様に嬲られる様も、石塚様に犯される祥子様も素敵でした」力なく垂れるわたくしの顔をあおむけて口づけました。
シェフはお客様用の椅子に腰を下ろすと、わたくしを広げた彼の脚の間に座らせるのです。
「今夜はまだどなたのものも口にされてはいないのでしょう。祥子様、その唇で私を感じさせてください」
わたくしは言われるがままに・・・窮屈そうに盛上がったシェフのファスナーを引き下ろし・・・すでに昂っている熱い塊を両手で引き出したのです。
それはひくひくと脈打っていました。
堂々たる体躯に相応しい・荒々しいものに、わたくしは恐る恐る唇を寄せたのです。
・・・くちゅ・・・ シェフの先端は薄い皮膚が熱く・溢れる液体ですでに滑っていたのです。
わたくしは自らの舌で潤した唇を、やわやわとまんべんなく全体に這わせてゆきました。
時に唇を被せた前歯で甘噛みをし・・時には唇の狭間からちろちろと出す舌で男性の敏感な部分を一瞬だけねぶるのです。
「美貴様、この方はフェラチオだけでも絶品ですね。こんなに上品な方なのに、一体・・・うっ・・どういう女性なのですか」
わたくしは唇から・・・柔らかく沿わせる舌での奉仕に変えてゆきました。
たっぷりと唾液を載せた舌で先端から・・・幹の付け根までを万遍なくソフトクリームを舐めとるように、ぺろぺろと舐め下ろしてゆくのです。
「優秀なキャリアレディのようなのですけれど、僕たちもまだこの方の正体を教えていただいてないんですよ。残念ながら」
愉快気な声で美貴さんが答えています。
「随分親しくしてらっしゃるようですが・・・」
舌での愛撫を続けながら、わたくしはシェフのスラックスのベルトを外し、ウエストを緩めました。
・・・そして、トランクスの前立てからやわらかい皺袋を引き出したのです。
シェフは会話をしながらもわたくしの行為の意図を理解してくださったのでしょう。腰浮かせて、協力してくださいました。
「僕たちはお逢いするのは二度目なんです」
山崎さんの声がします。
・・・ちゅ・・ぷ・・・ 右側の袋を口に含みました。
皺を伸ばす様に表面に舌を這わせ、芯にある小さな卵のような塊をやさしく刺激しました。
「美貴は僕たちを出し抜いて祥子さんと逢ってるから、今回で3回目だよな」
石塚さんの声です。
・・・ちゅぱ・ぁ・・ そのまま付け根の窪みを舌で幾度も舐め上げ・・・幹に添えた左手の親指で・・敏感な裏筋を撫で上げます。
「前回もきちんと誘ったのに、忙しいといって来なかったのは君たちじゃないか」
ははは・・
「だから今回は君たちの言う通りに、こうやって祥子さんをお誘いしたろう」
・・・くぽぉぅ・・・ 手の中で太さを増した塊を・・・わたくしはようやくすぼめた唇の中に飲み込みました。
「いちばん最初にお逢いした時もこのホテルだったんですよ」
「っくぅ・・・そうだったんですか」
ゆっくりと唇を上下させ・・それに合わせて口腔で舌を前後左右と満遍なく塊に這わせてゆくのです。
「チェックインした時はもう深夜でしたから、こちらには伺いませんでしたけれどね」
・・・くちゅ・・ちゅ・・・ 次第に頭を上下させるスピードを上げてゆきます。時には鼻先をシェフのトランクスに埋めるほどに・・・喉奥深くまで飲み込みました。
「あの夜の祥子さんも素敵でしたよ。僕たちは忘れられなくてね、こうしてまたお誘いしたのですよ」
山崎さんの声が後から聞こえてきました。すべすべとした手を伸ばして、わたくしの腰を撫で回しているのです。
「うっ・・・私も祥子様のことが忘れられなくなりそうですよ。こんなフェラ」
シェフの手がわたくしの崩れた髪の中に差し入れられます。
「そうでしょう。でも祥子さんの身体は・・口以上ですよ」
「随分濃厚な一夜を過ごされたのですね。石塚様」
・・・ん・・くぅぅ・・食材を捌く大きな手がわたくしの頭を掴み・・・さらに奥へと・・・大きな塊を飲み込ませようとするのです。
「先ほどお話したじゃないですか。祥子さんは心を許した相手には、全てを許してくれる女性なんです。僕たちは得難い女神を手に入れたんですよ」
ぱさっ・・・ 石塚さんがわたくしの髪をかろうじてまとめていたプラチナのかんざしを引き抜きました。やわらかく長い黒髪が彼の手をなでて・・・白い背に落ちてゆきます。
「うっ・・このまま逝ってしまいそうです。私のお造りしたジビエたちも、こんな思いをしながら祥子様に召し上がっていただけたなら、本望でしたでしょう。」
シェフの手がゆっくりとわたくしの頭を上げ、唇から塊を引き抜いてゆきます。
「美貴様はどうなさいますか?」
隣に座る美貴さんにシェフが改めて尋ねました。
「今夜は祥子さんの唇を楽しませていただきますよ」
今夜のメインゲストとなったシェフへの配慮からでしょうか。それとも先ほどまでのシェフへのわたくしの奉仕をみていたからでしょうか。
「私のは美味しかったですか?」
こくり・・と頷くわたくしに満足そうに微笑むと、シェフは乱れたわたくしの前髪をかきあげて、隣の椅子に座る美貴さんの足元に委ねました。
「祥子さん、シェフと僕の二人で可愛がってあげますからね」
美貴さんは椅子に浅く腰掛け・・・あの長く中太のかたまりを・・・自ら引き出したのです。
「祥子様、腰を上げてください」
「ぁぁ・・・」
首に巻いた、首輪のようなベルベットのチョーカーのペンダントヘッドが・・・Gカップの白い乳房と一緒に揺れました。
全裸で・ホテルのメインダイニングの床に四つん這いにさせられて・・・上下の口を犯されてしまうのです。
それも、さきほどまでドレスを纏い・盛装していた隣のテーブルの足元で・・・です。
その姿はまるでテーブルクロスの下に隠された、淫らな肉奴隷のように思えたのです。
美貴さんの塊はもう充分に堅く・・・わたくしを狂わせる質量を備えていました。
「祥子さん。僕を見てください。そうです」
すぐに咥えさせるのかと思ったのです。
なのに美貴さんはわたくしの手を取り、ご自分の膝に上体をもたせかけるかのような姿勢になさいました。
初雪 19
「この体勢では・・・難しいですか?シェフ」わたくしの瞳を見つめたままで、シェフに問いかけます。
「いいえ、大丈夫です」
そう答えながらわたくしの脚の間に大柄な腰を割り込ませ・・・両手で白くまぁるい尻肉を割るのです。
「やぁぁ・・・」
後から犯すためのシェフの動きに、わたくしは思わず顔を伏せてしまいました。
「僕から眼をそらすんじゃありません。祥子さん、いいですね」
美貴さんは両手でわたくしの顔をはさみ・・・顎を引き上げるのです。
「こうして・・っくっ」
シェフの逞しいものが、わたくしの中に抉るような微妙な角度で押し入ってきました。
ぬりゅっ・・・大きく熱い塊を、ほとんど抵抗も無く飲み込まされてしまったのです。先ほどまで何度も繰り返された絶頂と言葉責めは、わたくしの花びらから新たな蜜を溢れさせていたからです。
「あぁああっ・・・」
顔をそむけることもできないまま・・・他の男性に突き入れられる瞬間の淫らな表情を晒してしまったのです。
瞳を閉じてせめて食い入るような美貴さんの眼から逃れようとしました。
「だめです。祥子さん、僕を見て。シェフに嬲られて逝く表情を全て僕に晒して下さい。祥子さんの逝き顔が見たいんです」
がっしりと指先を埋める様に腰をつかみ腰をつかうシェフに眼顔で合図をすると、ゆっくりとわたくしの上体を引き上げてゆくのでした。
椅子に座る美貴さんに膝立ちで抱きとめられたまま・・・後からシェフに突き上げられ嬲られる・・そんな姿にされてしまいました。
「はぁ・・あぁぁん・・ゆるしてぇ・・」
大きく逞しい塊をわたくしの奥まで押し入れると・・・シェフの両手は腰からわたくしのGカップの乳房に移りました。
「見事なバストですね。柔らかさも・感度も。こんなに乳首を堅くして」
奥のもっとも感じる部分を捏ね回す様に・・・腰を丸く動かしながら・・・シェフの指先はわたくしの堅く立ち上がった乳首をも指先で捻り回すのです。
「あぁ・・ああん・・・よわい・のぉ・・だ・めっ・・・」
感じやすい・・・このレストランに来ると決められたときから・・・ノーブラでたふたふと揺れる様や立った乳首を人目に晒されて疼きづつけていた乳房を、芯まで揉み込む様に愛撫するのです。
「いい 祥子様の中が乳首を刺激するときゅっと締め上げる。うっ、なんて反応なんだ」
わたくしの身体は乳房と花びらの奥の二つの快感の芯をシェフに責め上げられて、胎内でひくひくと動く堅いものを無意識に締め付けてしまいました。
「はぁう・・ゆる・して・ぇぇ・・・」
乳首をつまみ上げられるたびにぴくん・・と跳ねる身体を、美貴さんは全身で味わっているようでした。
「そんなに眉を顰めて。シェフのはそんなにいいんですか?祥子さん」
満足げな表情を浮かべながら、官能に霞んで行くわたくしの瞳を見つめ続けるのです。
「あ・・あ・あぁぁ・・・」
せつなく切れ切れに上げるわたくしの声は、美貴さんの唇で覆われてしまったのです。
ちゅ・・・くちゅ・・はぁぁ・・あ・・ちゅく・・・ 喘ぎと舌と唇が戯れる音を交互に響かせてしまいます。
シェフの手はまたわたくしの腰に移り・・・わたくしの乳房は美貴さんの堅くそそり立ったものの先端をたゆん・・と柔らかく撫でるように揺れ続けていました。
「あぁぁ・・んく・・」
シェフの腰が一段と早く・・奥まで打ち付けるように動きはじめたのです。
高まる喘ぎさえ美貴さんは唇を塞ぎ・・・全て飲み込もうとするかのようにわたくしの口腔を繊細な舌先で嬲るのです。
初雪 20
「祥子様、あぁ いい。こんなに締め上げて。なんて身体なんですか」シェフの声にも快楽の色が濃くまとい付きます。
「美貴様、祥子様の中にさせていただいていいのですか?」
「ええ どうぞ 祥子さんもそれがいいでしょうから」
わたくしの身体の中の塊が熱と堅さを増してゆきます。
「あぁぁ・・・ん・・いぃぃぃ」
質問の間すらシェフは腰を動きを止めようとしないのです。美貴さんの唇が離れたとたん・・わたくしははしたない声を上げてしまったのです。
喘ぐわたくしの乳房を今度は美貴さんの手が掴み、彼の長く熱い塊をはさみ扱き上げるすのです。
「だめです、祥子さん僕を見ていてください。ふふ僕にあたる乳首が気持いいですよ」
先ほどまでシェフに揉みしだかれていたGカップのバストは、感じやすくなり先端ははしたなく立ち上がっていたのです。
「おむね・・やぁぁぁ・・・」
指先で佩かれても喘ぎがもれてしまう乳首の先端を、男性の熱い塊が擦り立てて行くのです。
「祥子さんの胸だとパイずりもこんなに楽しめるんですね」
わたくしが乳房から受ける快感を、嘲る様に猥俗な言葉でさらに責め立てるのです。
「はぁぁぁああ・・だめぇぇぇ」
一度は解放された乳房への刺激を再開されて・・・わたくしの身体は一気に頂上へ追い立てられてしまったのです。
「僕を見て!祥子さん、見るんだ!!」
「あぁぁぁ・・い・いくぅ・・いきます・・ぅぅぅ」
「ああ・・」
腰と乳房へ添えられた二組の指がわたくしの皮膚にめりこんでゆきます。
ベルベットのチョーカーからGカップの胸元へと美貴さんの熱い精液が吐出されてゆきます。
「いくっ!!」
ひくつくわたくしの胎内には、シェフの真っ白な精がたっぷりと注ぎ込まれてしまいました。
わたくしはぐったりと・・・山崎さんのすべらかな手に抱きかかえられVIPルームへと連れていかれました。そこにはいつのまにかわたくしの着ていたドレスとパンプスが運び込まれていたのです。
でも・・今夜のランジェリーはそこには何一つなかったのです。
「これをお使いください」
シェフはいくつもの熱いおしぼりを席まで運び、わたくしと男性の方達の身繕いに供してくださいました。
はしたない体液の染み付いたおしぼりを・・・明日どう処理されるのでしょうか。
「祥子様 ご用意はいかがですか?」
「・・・はい」
わたくしは髪を手櫛で整え・・・何一つ・・ベルベットのチョーカーさえも身に付けていない身体に、ダナキャランのドレスだけを纏いショールを肩に羽織りました。素足にパンプスを履き、快感の余韻にふらつく脚どりのままでVIPルームを出たのです。
「大丈夫ですか?」
腕を貸してくださったのは美貴さんでした。
「ええ・・・でもこのままでは恥ずかしいわ」
何一つランジェリーを身につけていない肌をやわらかなシルクが舐めてゆくのです。
「このままのほうがいいですよ」
つぅぅっ・・・山崎さんの手がいつもならガーターベルトに触れる腰から太もものラインを撫でてゆくのです。
「あん・・・だめ・・」
先ほどまでの快感の波はまだわたくしから完全に去ってはいなかったのです。
ピクッ・・と身体をふるわせてしまいました。
「望月くんに言ってパンストだけでも届けさせておけばよかったかな」
「・・だめ・・やめて・・・」
閉店後とはいえホテルのメインダイニングなどという公共の場所で、シェフにまでこの身を嬲られていたのです。そのはしたない姿を運転手の望月さんに見られることなんてできませんでした。
「ドレスの下はパンストの直履きというのもそそるな」
「・・・だめです・・」
わたくしのドレス姿を舐める様に見下ろす石塚さんの眼が、ドレスの下のそんな姿を想像していることはすぐにわかりました。
視線を遮るように、腕を貸してくださる美貴さんの背中に一歩かくれたのです。
「美貴にはそんなふうに甘えるんですね。祥子さんは」
「あん・・そんなこと」
「美貴ばかり祥子さんの胸の感触を楽しんでるなんてずるいぞ」
「山崎になら替わってもいいぞ。石塚は今夜はお行儀がわるかったからな」
ははは・・・愉快そうな声で美貴さんが笑うのです。