モノクローム
ただいま配信中の<シースルーナイト>には、書き下ろし短編「モノクローム」が収録されています。こちらのブログにはアップしていない、美貴さんと石塚さんと---が登場するお話しです。
シリーズ4巻目の<唐紅>につながるお話しなので、機会があれば是非ご覧ください。
<21:00><シースルーナイト>月末配信スタートです
先般ご案内した、第二巻<21:00> 第三巻<シースルーナイト>の3月末配信がはじまりました。わたくしもスマホでGETしました♪
ジャンルが「官能」になっているため、一般書籍で検索すると出てこないこともあるそうです。
セーフサーチをオフにするとか、年齢チェックを受けていただかなければいけないので・・・
お手間をお掛けします。申し訳ありません。
でも、だからといって感じることのできないお話では何の意味も無いかと思い、今後もアダルトチェックを受けるレベルでの淫靡な作品をお届けしてゆく所存です♪
何卒、これからも応援よろしくお願いします。
コンテン堂
ひかりTVブック
紀伊國屋BookWebPlus
GALAPAGOS STORE
セブンネットショッピング
漫画全巻ドットコム
NEOWING
BookPlace
BookLive 読むコレ
ブックパス
SonyReaderStore
月末に配信開始してくださったサイトです。
検索してみてください♪

祇園白川は椿・雪柳・しだれ桜と春爛漫でした。
Twitterはじめました
どうしようかとずっと迷っておりまして・・・あまりマメにフォローできなくて
お叱りを受けることも覚悟したうえで
ツイッターはじめました
@syouko8138 です
と・・・ブログでつぶやいてみました(笑)

今年の京都御苑近衛邸址の桜です。
幽玄な桜の下に
昨日までの暖かさが嘘のような花冷えの日迎えに来た車が見慣れぬ街を通って連れてきてくれたのは
見事な枝垂の1本桜の下にたたずむ鄙びた庵

「大石内蔵助が蟄居していた庵だそうですよ」
「本当にひっそりとした場所だこと」
「今では住宅街ですが、あのころはなにもない場所だったでしょうね」
「目印は丘の上のこの桜だけ?」
「かもしれない。花の時期になると、夜毎忍んでくる女性もいただろうね」

「あん・・・」
しだれかかる桜の下の作られたかのような薄闇の中で
わたくしは唇を奪われてしまう
「だめ・・ん・・・・」
蟄居の<謹慎>のための場所で求められる快楽の・・・キス

お願い・・・見ないで・・・
車の運転席で待っているあの人にも
そして、ここに蟄居していたという方の霊にも祈ってしまう
「・・・ばちが・あた・・る・わ」

膝がくずれ落ちそうになるまで繰り返されたキスの後
連れて行かれたのはとある寺院の塔頭にある湯豆腐のお店
「肌寒い日だから湯豆腐で暖まりましょう」
そしらぬ顔でそういう男性を
目元を桜色に染めたまま責めるように見上げる
「祥子さんを求めて当たる罰ならいくらでも引き受けますよ。なぁ望月」
「はい。もちろんです」
対談-2 柏木様
対談お二人目は、妖艶な吸血小説を書き続けていらっしゃる柏木様です。わたくしにとって初めてブログにコメントをさせていただいた方にあたるかもしれません。それぐらい最初からご一緒させていただいた方です。
それでは、柏木様所有の宵闇迫る洋館の中で交わされた対談をお楽しみください。
祥子:いつもコメントありがとうございます。わたくしがブログをお休みしていた間もマメにご訪問いただきありがとうございます。
柏木様はブログの先輩でわたくしがはじめてMSNに<淑やか>を起ち上げたころにコメントさせていただいてからのおつきあいですが、あのころどんな印象を<淑やか>にお持ちでしたか?
柏木:うわぁ、懐かしい記憶を・・・ 笑
先輩だなんて気恥ずかしい限りで、ほんのちょっとのことじゃないですか。
^^;
あのころは自分のブログ立ち上げて間もなくのことだったのですが、三ヶ月経ってどこからもなんの反応もなかったので、そろそろやめちゃおうか?なんて思っていたのですよ。
そうしたら祥子さんが、スッ・・・とお見えになったのです。
わが目を疑いましたね。あのときは。 笑
折り返しさっそくお伺いしてみたら、艶めかしくも秘めやかな吐息さえ聞こえてきそうな、言葉の絵巻が綿々と・・・
びっくりしましたねえ。ネットの小説でここまで読ませるものがあるのだなあって。
祥子:淡々とお話させていただいていた印象だったのですけれど、柏木さんはそんな風に思っていてくださったのですね。
柏木:PCの灯りって、普通の本を読むときに比べると目に来るものですから、あまり長い小説はそれまでちゃんと読破できることがほとんどなかったのです。読み切る前に目が疲れて、そっちのほうが気になっちゃって。
けれども祥子さんワールドでは、時間が過ぎるのを忘れてしまいましたね。
上品な口当たりに秘められた淫らさの熱度といい、文学的な格調高い表現力といい、ほかとは段違いだなあって。
たしか最初に拝見したのが、今回電子出版第一号となった「オペラピンクのランジェリー」だったと記憶しています。
ブログの背景も淡いピンク色でして・・・「オペラピンク」とは微妙に色違いなのかもしれないのですが、とてもしっくりときましたね。
文章と背景の色とが、艶めかしさ・奥ゆかしさ・上品さの度合いとほどよくマッチしていたと思います。
祥子:ありがとうございます。もう、偶然が重なっただけなのですが。
そんな風におほめいただくとこそばゆいです。
柏木:ちなみに、祥子さんが小説ブログを始めようと思われたきっかけは何ですか?
祥子:長いお話を書くことが出来るかな?って試してみたかったからです。普段お仕事で書かせていただくものは、どうしても簡潔なものになってしまうので。
でも一人で黙々とだと、途中で飽きて辞めてしまいそうでしたので、いっそブログで毎日少しずつ続ければ書けるかな??と思ったのがはじまりでした。
もっと言えば、ブログならいつでも閉めてしまえるし・・・といった気持ちもありましたしね(笑)
柏木:文章からお察しするに、かなりの文学少女だったと思います。いままで読んでこられた小説の中で、これがイチオシというものはありますか?できれば古典的な小説だと嬉しいです。
祥子:父が初めて子供向きでない本を与えてくれたのが、パールバックの<大地>でした。その影響で一時は中国の古典小説を読みあさっていて(笑)。一番好きだったのは<紅楼夢>ですね。真心を見せろと言われて、胸に刃を刺して・・・死んでしまう下りは忘れられません。
アレクサンドル・デュマ・フィス<椿姫>、アンドレ・ジッド<狭き門>もいまでも何度も読み返す本です。
柏木:ご自身で初めて小説を描かれたのは、何歳くらいのことですか?たぶん・・・ブログが初めてではないと思いますので。^^
祥子:実はこのブログが初小説なのです。
柏木:えっ?!
祥子:それまでは、そんな小説なんておこがましくて(笑)。いいところ学校のゼミのレポートと卒論くらいなものです。
柏木:そうだったのですか。てっきり随分前から書かれていたのかと思っていました。
祥子:ご自身の書かれているブログの独特の世界観(吸血&寝取られetc.)が素敵ですが、そういうテイストを淑やかに持ち込めたら・・・と思われたことはありますか?
柏木:えっ???本当ですか・・・?ぜひぜひっ! (*^^)v
でもね、正直申し上げますと、初めて祥子さんのところにあがったときに抱いた感想は、
「いつ吸血鬼が登場するのだろう?」だったのですよ。^^
柏木のところなんかに来てくださるのだから、きっとそういう方面に知識・関心のおありなかたなのだろうって、独り決めしていたのですね。
もっとも、読み進むにつれて、吸血鬼に優るとも劣らない殿方たちが、あとから続々と登場してきましたけれど。(^^)
とくに21:00の彼のひょう変ぶりは吸血鬼っぽくって、素敵です!
祥子:ありがとうございます。高梨さんは・・・柏木さんの中では吸血鬼的なキャラクターだったのですね。
Vampirism(ヴァンパリズム)という行為がリアルに表現できればチャレンジしてみたいですが。どうも具体的な行為になると犯罪化しそうで(笑)
夢オチでも許してくれますか?
柏木:ん〜〜それは・・・。
祥子:柏木さんのブログで以前わたくしを主人公にしたお話を書いていただいたことがありますが、柏木さんの翔子さんと<淑やか>の祥子さん、どんなところを意識して書かれましたか?
柏木:いやいや、よく憶えていてくださいました。A^^;
わたしのブログの中でどうしても祥子さんをモデルにしたくなって、こっそりとおイタをしたのですね。
本家に比べるともう、お恥ずかしい限りの出来なので、内心ココで話題にされるのはちょっと・・・なのですが、
二次創作のつもりで描いたものなので、できる限りニュアンスを似せようと思って描いたつもりです。
想像のなかの祥子さんを自分の頭のなかでありありと思い描いて、祥子さんになり切った気持ちで描きました。
そのわりに、似ても似つかないモノになってしまったかも?ですけれど。 苦笑
名前をわざと「翔子」としたのは、祥子さんファンに見つかってお叱りを受けちゃいけないと思って、とっさに隠したのですな。
幸か不幸か、どこからもお叱りもお褒めも頂戴せずに、今日に至っております。A^^;
祥子:柏木さんが男性として一番昂ったお話はどれですか?
柏木:それはね。ウフフ。^^
ストッキングフェチな柏木ですから、やはり祥子さんがストッキングを破かれるあのシーンですヨ。
祥子:「初雪」のレストランのシーンですか。それとも往きの道の駅とか。
柏木:あと、「オペラピンク」で男たちが、祥子さんのランジェリーやストッキングをせしめていってしまいますよね?
あのくだりの、オトナないやらしさが、じつに好みなのです。
下着ネタは扱いを違えますとお話の品を落とすようなことになりがちなのですが、さすが祥子ワールドでは大人の色気を巧みに描いていらっしゃいますものね。
はしたなくって、ゴメンなさい。^^;
祥子:いえ、とても柏木さんらしくて、ほっとしました。柏木さんのブログでもそういったシーンは多く登場しますものね♪
ところで、柏木さんは<淑やか>を衣装責め小説とかつて命名して下さいましたが、祥子の着衣でお好きなものがあればお聞かせください。
柏木:ストーリーで言いますと、まさにこれかな。
>Tバックにブラにスリップにガーターストッキング。
>黒の胸元の大きく開いたカットソーとスリットの深いタイトスカート
はい、いみじくも今回の電子出版第一作となりました、「オペラピンクのランジェリー」のお洋服です。
オトナの女性のスカートはタイトに限りますし、黒という色の選択もいいです。
あと、
>スリットの深い
というところがなんとも、男心をくすぐられますねぇ。
祥子:スリットの深さですか・・・まさかそことは。
柏木:あっ、ガーターストッキングはむろん、言わずもがなですが。^^
ストーリーから離れるかもしれないのですが、柏木の好みとしては、パリッとしたスーツ系が好きですね。
祥子さんご自身がおそらくキャリアウーマンでいらっしゃるでしょう?それもかなりのステイタスをお持ちでいらっしゃるような。(あ・・・リアルについてのお尋ねは、禁句ですよね?でもそういう雰囲気が文章を通してありありと伝わってきますので)
小説に登場する祥子さんのファッションは、身の丈に合っておいでと言いますか、キャラクターと衣装とがマッチしていると言いますか、そんな感じがいたします。
個人的な願望としては、ブラックフォーマルをお召しになった祥子さんが、身に着けた衣装と場所柄を気にしながらはしたなく乱れていって・・・みたいなノリのお話を読んでみたいですねぇ。(^^)
祥子:「唐紅」は黒のスーツにシルクの白いブラウスでしたね。
お話のはじまりは。ただし、あの方達に掛かるとすぐに好みの衣装に着替えさせられてしまうので印象は薄いかもしれませんね。
柏木さんの一番お気に入りのお話はどれですか?どんなところが好きですか?
柏木:意外なのですが、望月さんがさむーい雪に埋もれるようにして祥子さんをまもるくだりなのです。
あっ、小説単位のお尋ねでしたね?
じつは「初雪」は、柏木にとって、くり返し読むにはちょっときつい分量なのです。ですからもっとも印象深いのはこの「初雪」なのですが、くり返し読むのは「オペラ」とか「21:00」とかが多いですね。
タイトルも、どちらも印象深いです。電子出版でこのあたりがセレクトされたのは、題名の効果もちいさくはなかったのではないでしょうか?
祥子:ありがとうございます。「21:00」はまさに柏木さんのおっしゃる通りです。
柏木:あと・・・ほんとうに一番好きだったのは、もう幻となってしまったお話なのです。(これも長編なのですけれどもね)
信州の自然を背景にした、あの流れるように清冽な文体が、いまも忘れられません。
祥子:恐れ入ります。あのお話は別のブログでひっそりと書かせていただいていたものです。覚えていてくださる方がいらしてとても嬉しいです。
柏木:<淑やか>の対局にあるようなお話でした。でも、どちらも良かったのですよ。
祥子:ありがとうございます。ブログはもうないので、ご紹介できないのが残念です。
柏木:いままでお描きになってこられた<淑やか>のなかで、いちばん気に入りの作品はどれになりますか?
祥子:そうですね。意外と外伝の「レンジローバーの帰り道」かもしれません。第一作のオペラピンクから登場した3紳士を描くのはとても楽しかったです(笑)。
柏木:山崎さんが語り部のあれですね。
祥子:そういう意味で言えば「初雪」なのかしら。もう一つの外伝や「夢のかよひ路」にもつながっていますしね。あの1年はほとんど「初雪」絡みしか書いていなかったかもしれません(笑)。
でも、どのお話も思い出深くて。甲乙付けがたいです。
柏木:ははは、そうかもしれませんね。
祥子:柏木さんのお気に入りのキャラを教えてください。お気に入りポイントも♪
柏木:というわけで、前の質問で口をすべらせちゃったのですが、やっぱり望月さんですね。
誠実さと頑丈さがいいです。
あと、あくまでわき役に徹しようとする奥ゆかしさも。
彼の前歴って、あまり語られていないですよね?どこかに出ていたっけな。
ああ、不勉強丸出しですね・・・ 苦笑
以下は柏木の勝手な思い込みなのですが、
もともと望月さんはれっきとした旧家の生まれで、ところがその後いろいろなことがあって不遇に落ちて苦労してきた人なんじゃないかと思っているんです。
だから祥子さんの世界の文化のことも理解できるし、いっぽうで自分の立場を痛々しいくらいに弁えてしまっていたり、人の痛みも我が身のことのようにきちんとわかってしまえる人に育ってしまったのでは・・・と。
ほかの殿方はいずれも社会的ステイタスが高く、そのうえかなりのお金持ちでいらっしゃるようなので、そうではない柏木といたしましては、男として軽ぅ~く嫉妬しております。 笑
祥子:閑話休題のキャラクター人気投票後の履歴書のこととか、忘れていらっしゃいますね(笑)。
実はちょっと違うのですけど。
柏木:いやはや、失礼しました。お許しを。
重ねてお怒りを買うことを覚悟で訊いてはいけない質問しましょうか。
おおぜいの男性に囲まれている祥子さん。もしも同時にプロポーズを受けてしまったとしたら、どなたの愛をお受けになりますか?
祥子:そうですね。どなたのプロポーズもお受けしないかもしれません♪
柏木:同じく禁じ手の質問かもしれないのですが・・・山崎さん、美貴さん、望月さん・・・数々の登場人物がいらっしゃいますが、どなたもとてもリアルな人柄をお持ちですよね?身近なかたとかで、モデルにされた実在の方とかって、いらっしゃるのでしょうか?創作をするうえで、実在の人物をモデルにされるのかまったくの想像から描き進めていらっしゃるのかを知りたかったので。
祥子:ん〜。パーツとしてのモデルはリアルに存在します。
たとえば、お人柄とか。職業とか。性癖とか。決まった方をお名前だけ変えるというよりは、そういう様々な方達を再構成して<淑やか>の殿方は出来ている感じです。
なんとなくお金持ちだったり、会社的に偉かったりするのは・・・わたくしのわがままを叶えるための仕様なので、ご容赦ください(笑)。
柏木:なるほど。それは納得ですが・・・いや、しかし。
祥子:柏木さんが<淑やか>のいいと思うところはどこですか?
柏木:小説本文についてはきっと皆さまとりどりに高い評価のあるところだとおもうのですが、柏木的に<淑やか>の居心地良さを最も感じますのは、ブログとしての全体のバランス感覚ですね。
小説サイトのお客さまはそのサイトの鏡のようなものなので、格調高い文章のあるところにはやはり、お目の高い紳士淑女が集います。
コメント欄の受け答えには、まるで百人一首のようなお歌を贈答しているみたいな、当意即妙のやり取りがつづいていて、そこがなんともいえず好ましかったです。
ちょっと話題とそれるかもわかりませんけれど、「淑やかな川柳」のブログなどはその極みだったですね。客層がよろしいと、あんなふうにお客さまとのコラボみたいな企画もありなのだなあって、感心しながらも眩しく拝見いたしておりました。
柏木は短編小説が好きで、自分が描いているものもほぼすべてが短編なのですが、川柳というのは突極の短編小説だと思うんですね。さらにいえば、コメント欄というのもうまくすると、合作の短編小説にさえなるのだなあと感じていました。ただ、川柳ブログのほうは、管理人さんのご負担があまりにも大きくて、よくあそこまで続いたなあって今では思っています。
祥子さんのブログでは、学ばせていただくことがほんとうに多いです。
祥子:恐れ入ります。そう言っていただけるなんてなによりです。
それに<淑やかな川柳>も楽しかったですね。ルールも季語も無視でしたけれど(笑)。
柏木様これから読んでみたいキャラとかお話とか・・・あったら教えてください。
柏木:そうですね。いちど吸血鬼モノに挑戦されてみては、いかがでしょうか?^^
ゼヒ期待です☆
祥子:がんばってみます。犯罪にならない方向が見つかれば・・・
でも良く見てみたら、ムーンナイトアフェア9で長谷川さんがこんなことしてるのですよね。
>わたくし自身の愛液のぬめりと少し冷たい感触が、また・・疼きに火をつけます。
>「こんなルージュも祥子には似合うだろう」
>わたくしの顎を引き上げて最後に筆に残った愛液を、噛み締めて血の滲んだ唇に塗り付けると・・・男性は筆を捨てて強引にわたくしに唇を重ねたのです。
これってちょっとバンパイアっぽいと思いませんか?
柏木:言われてみれば・・・( ^ ^ )
今回は電子出版ということなのですが、将来本として出版されるお考えはおありですか?ハードカバー・挿絵入りで読んでみたいなあ^^という、欲ばりな願望を昔から持っているのですが。
祥子:電子出版させていただいただけでも果報者だと思っていますが(笑)。
書籍としての出版も、もしお話があればお受けしたいですね。正に夢の様なお話ですが♪
電子書籍でお目にとまるといいですね。
柏木:祥子さんが舞台として選ばれているのは都会の美術館、コンサート、はては軽井沢・・・と、多岐にわたっていますが、アウトドアとインドアとでは、どちらがお好きでいらっしゃいますか?小説を描く上ではもとより、お差し支えなければ実生活でも。^^
祥子:50:50でしょうか。以前からです。インドアもアウトドアも大好きです♪
柏木:ありがとうございました。
祥子さん、実はこの後お隣の館で宴があるのですが・・・。もうこんなお時間ですし、ご参加になっていかれませんか?
祥子:いえ・・・えっ・・・それは・・・
対談-1 HAIREI様
電子出版をさせていただいたおかげで、コミュニケーションレスになっていた皆様との会話が再開しました。そこで、最近またお話させていただいているお友達の皆様との<対談>をさせていただくことにしました。
第一弾は、こちらにイラストを下さっているHAIREI様です♪
今回の企画に快く参加していただきました。
では、まったりとした<対談>をどうぞお楽しみください♪
祥子:おひさしぶりでございます。
ブログにはいつもお邪魔させていただいております。
今回も対談をご快諾ありがとうございます。
HAIREI:こんにちは、おひさしぶりです。
対談ですか…面白そうな企画ですねぇ♪よろしくおねがいします。
祥子:ところで結構初期のMSNブログの頃から来ていただいた記憶があるのですが、HAIREIさんの初淑やかはいつごろだったのですか?
HAIREI:初淑やか、か……
もう、だいぶ前の事だから記憶はあやふやになってしまっているけど…
MSNでブログやっていた時に見た新着記事の紹介リンクからだったような…だけど
真夜中に聞こえたあの鋏の音は残っているよ。
祥子:そういえば、あのころメッセンジャーでお話していて、淑やかにお越しいただいたときに響いた「鋏の音」のことおっしゃっていましたものね。
そんな不思議な感覚があるのだと、はじめて気づかせていただきました。
HAIREI:何気ない出会いが……結構、長い付き合いになりましたね。
MSNから始まった「淑やか」ブログ管理で一番苦労した時など、今だから語れる裏話のようなものはありますか?
祥子:裏話というか苦労話といえば、わたくしを男性だと思い込まれていらっしゃった方のことは本当にどうしてさしあげたらいいのかわからなくて。あの時は、本気でブログを閉めようかと思いました。
結局あれがきっかけで、長編のアップをやめてしまったのですけれど。
あとは、HAIREIさんや皆様にささえていただいて、楽しく続けさせていただいている感じです。
HAIREI:ああ……あの時ね。
祥子:気を取り直して♪
淑やかではHAIREIさんにはずっとイラストを描いていただいてありがとうございました。ブログではとても好評でした。いつもどんなイメージを思い浮かべて描いてくださいましたか?
HAIREI:イメージは…艶やかに、吐息をひとつ残す感じで描いていましたね……
あとは…表情や仕草が、キツくならないように気を付けていたかな。
普段描いているものは勇ましいのが多いので(笑)
祥子:確かに、戦闘系とか鎧系とかでしたね(笑)
HAIREI:祥子さんのお気に入りの一枚があれば教えてください。
祥子:どれもなんですが。
そうですね、強いて上げると「夢のかよひ路59」の一枚と「初雪23」の毛皮に包まれている1枚です。
夢のかよひ路の一枚は、望月さんとのクライマックスの一瞬わたくしはあんな表情をしていたのかと思わず目を伏せてしまうような情感が漂っていました。

初雪の1枚は、本当は着せていただいたときの様子なのですがまるでその後のパーキングエリアでのシーンで写真に撮られた時のわたくしを予言しているようで…いただいた時、頬を染めてしまった記憶があります。

HAIREI:作画は音楽を聴きながらやることが多いのですが…祥子さんはどのような環境で執筆していますか?あと、お気に入りや…これがないとダメ!っていうものはありますか?
祥子:以前にもどこかでお話ししたかもしれませんが、お気に入りの珈琲専門店さんのカウンターでキリマンジャロをいただきながら書かせていただくのが好きです。
上品なお店の木のカウンターで珈琲片手にあんなお話をPCに向かって入力しているなんて、どなたも夢にも思われないでしょうね。
ないとだめっていうものは…登場人物の履歴書かも(笑)
閑話休題でアップさせていただいていますが、新しい方が登場するたびにひっそりとあれを作っています。
HAIREIさんは?
HAIREI:詳細は企業秘密です。
祥子:ふふふ。それじゃあ、一番お気に入りのお話はどれですか?どんなところが好きですか?
HAIREI:『桜陰/hanakage』ですね♪
桜並木を散歩…それもキスをしていきながらなんて……
俺もやってみたいなぁ。
祥子:お花見のお話、しましたねぇ。HAIREI様の助手の皆さんとも一緒に(笑)懐かしいです。
でも、そんないけないこと考えながらお花見とかしちゃだめですよ♪
HAIREI:祥子さんが…実際に起きて欲しい、されたいと思うお話はありますか?
祥子:難しいですね。どれもいつリアルになってもおかしくないお話ですしね。
唐紅みたいな一夜は、過ごしてみたいかもです。
あと、第九in the MOVIEとか。
いやぁん。どれを選んでも恥ずかしいですね。
HAIREI:そっかぁ…第九in the MOVIEかぁ。
祥子:もう、何を考えているのですか?(笑)
淑やかの中でも何回かキャラの人気投票をさせていただいてますが、HAIREIさんのお気に入りのキャラを教えてください。お気に入りポイントも♪
HAIREI:お気に入り…うーん…
一番は高梨さんだなぁ。
言葉攻めでじわじわと追い詰めてゆくのがいいですね♪
それと…なんとなく俺に似ている気が。
祥子さんは、誰が一番…好き?
祥子:誰って言えないです。
おひとりおひとりが素敵な方たちで、お逢いするほどに味わいが増すというか…あっ、お人柄のですよ。だから、決められません。
HAIREI:ずるいなぁ(笑)
祥子:そう言われても…困りますぅ。
<淑やか>がいいと思うところはどこですか?
HAIREI:淫らに解け堕ちていっても、芯は崩れないトコかな…
艶やかさと、強さ。そこに惹かれたのだなと。
祥子:電子書籍版を読んでみていかがでしたか?
HAIREI:物語を手元に取っておきたい…
それは密かな望みでしたから、電子書籍化の報せを見て胸が飛びはねましたよ。
ブログ掲載時とはまた違った感覚で楽しむことが出来ました…
縦書きにして読めるという仕様もですが、細かな所が変わっているのに気付くと…脳の奥をくすぐられた感じになりますね。
あとは…時間的なものでしょうか、
あの頃とは違う角度で観ることができて…
…また、貴女を描きたくなりました。
祥子:実は、電子書籍化するのに本当にあちこち加筆訂正しておりまして。
ブログからご存じの方が気づいてくださったらいいな、って思っておりましたからすごく嬉しいです。
わたくしをまた描いていただけるかもなんて素敵なご提案ありがとうございます。お時間はかかるかもですが、描いていただけたらそれに合わせたお話とかつくりましょうか?ね♪
HAIREI:作品が電子書籍…単行本になった感想を聞かせてください。
祥子:いまでも夢みたいです。ただ、本当に無名なブロガーですので、なにかのチャンスに手に取っていただいて<淑やか>な世界を共有してくださる方が増えたら本当にうれしいです。
シリーズ出版なので、どのお話から手にしていただいてもいいかなと出版社の方とはお話しています。
HAIREIさんが、これから読んでみたいキャラとかお話とか・・・あったら教えてください。
HAIREI:高梨さんとの話を…
あと仲畑さんが気になるなぁ。
それから…日常や、男性視点の物語も読んでみたいですね。
祥子:男性視点のお話は、いままでは外伝とかしか書いていないですしね。
でも、わたくしで上手に書けるか心配です。
実は、いまぽつぽつとショートショートをアップしていますが、いつかあのショートショートを1シーンとした長編をお届けできたらいいなと思ってはいるのですよ。
気長に待っていてください♪
でも、高梨さんと意外や仲畑さん人気があるのですねぇ。
HAIREI:祥子さん的エロスの美学を聞かせてください。
祥子:美学というほどでもないですが、<決して後悔しないこと><責任は自分にあること><結果はうけとめること>それから<起きた全てを自信に変えること>かもしれません。
ぜんぜん色っぽくないハードボイルドなお返事になっちゃいましたね。
今日はありがとうございました。
また機会があればよろしくおねがいします。
それと、助手の皆様にもよろしくお伝えください。
HAIREI:ははは…彼ら喜びますよ。
ありがとうございました。
清冽な朝
朝日が海面に反射して煌めいている障子に映るその眩しさで目が覚めた
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ゆうべはうっすらと桜色だった
内側から光を放つような
白い匂やかな肌は手を伸ばせば届くところにある
目覚めたときに感じた気怠さは
かの人の肌の薫りを自覚したとたんに
腰のあたりへの新たな昂りへと形を変える
あんなに・・・した・・はずなのに
また欲しくなる
眠りに落ちたままのあの身体を嬲りはじめようか
容赦なく照りつけた春の朝日のように
<21:00><シースルーナイト>配信開始
お待たせしました♪第二巻/21:00と第三巻/シースルーナイトが
3月15日から配信開始しました。
第二巻には、<うたかたの夢>と<21:00>が収録されています。

あらすじ
第3話 うたかたの夢 あの蝉時雨に包まれた夏の夜はまだ終わっていなかった。
蝉時雨の降るジャズライブからの帰り道。初めて出会った黒衣の男性にパンティを奪い取られた祥子は、誰にも言えないままひとり夜更けの地下鉄で帰ることに。車内では見知らぬ二人の男性からの更なる辱しめが待っていたのです。
第4話 21:00 夜の美術館で同じ作品に興味を引かれて出会った好みのタイプの男性はカメラマン。抗えない声の魅力に祥子は次第と引き返せない羞恥とへと追い込まれてゆくのです。新しい男性との淑やかな時間が美術館の閉館と共にはじまります。
祥子を前に高ぶってゆく男性の牡の本能と、抗えないままのぼり詰めてゆく祥子の官能を女性の言葉で語り尽くす、話題の第二巻。
第三巻には、<過ぎし日の残り香>と<シースルーナイト>が収録されています。
プラス書き下ろし<モノクローム>♪

あらすじ
第5話 過ぎし日の残り香 以前の会社の元上司からの突然の電話。和やかなはずの個室ディナーは元上司の差し出した写真と言葉で次第に淫らな空間へと変えられてしまうのです。
第6話 シースルーナイト 16歳年下のセフレは若くても祥子の身体を知り尽くした男。元上司の行為にショックを受けた祥子は憂鬱な気分を変えたくて年下のセフレにメールをします。「お願い今夜逢いたいの」と。その1通のメールが予想もしない羞恥と恥辱を呼び込むことになると思いもせず。
プレゼンテーションのために選んだ上質な透けるシルクを重ねたワンピースが、祥子の一夜をセンセーショナルに変えてしまうのです。
オペラピンクのランジェリーに登場した3人の男性が登場する書き下ろし短編―モノクロームを含む待望の第三巻。
今回は、どちらの巻も随分加筆修正しています。
アップ当時にはなかった社会的な変化を踏まえたり、もっと淫らにしたり。
ぜひお手に取ってご確認ください。
配信先は以下の通りです。
オペラピンクのランジェリーをお求めになられた方は、同じ書店に並ぶと思いますのでそちらから探してみてください。
書名:21:00 シースルーナイト
著者名:加納祥子
出版社:アットマーククリエイト
で検索をしていただけるとHITします。
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よろしくお願いします。
花の艶(いろ)より
冬の寒さが厳しいだけ春は一気に押し寄せる
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水仙、菜の花、セージ、梅、そして河津桜
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いつもより2週間遅れで届いた五分咲きの知らせに
訪れた河原は人であふれ
絡めた指先を離さないでいるだけが精一杯
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由緒ある古木の下
しだれかかる花に包まれて
ようやく微笑みを交わし合う
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「この下でねえさんとしたら凄いだろうね」
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あまりに破廉恥な囁きに
わたくしの頬は
桜より紅く染められてしまう
第二巻・第三巻 同時発刊らしいです
つい先日、電子書籍第一巻<オペラピンクのランジェリー>のご案内を差し上げたのですが・・・。なんと、第二巻・第三巻の発刊も決まりました。
それも同時配信!!になるらしいです。
配信予定は3月下旬だそうです。
また、改めてご案内します。
さて、第二巻は<21:00>です。
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蝉時雨の庭の続きになる『うたかたの夢』と高梨さんが初登場する『21:00』が掲載されています。
第三巻は<シースルーナイト>。
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『過ぎし日の残り香』と『シースルーナイト』でつながる一夜の物語をおさめました。
それに、ショートショートですが書き下ろしもしてみました。
題名は『モノクローム』です。内容は・・・お楽しみに♪
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